2009年晩秋山陰登山 
たいのすやま

標高 1026m
登山口→20分→鯛流水(三合目)→40分→コウモリ岩→40分→鯛ノ巣山山頂→5分→断崖の展望台→5分→鯛ノ巣山→40分→岩抱きケヤキ→5分→大滝→10分→登山口

この山も残雪に悩まされたが、軽アイゼンを持っていってすごく助かった。山頂直下は巨岩がそそり立ち岩場の連続で、けっこうきつい山なのだ。でも、山頂からは、間近に猿投山、遠くに雪の大山、を望むことができて、眺めは最高なのだ。
登山口付近から望む鯛ノ巣山

 登山口からコウモリ岩(六合目)へ
鯛ノ巣山登山口


沢を渡る


三合目、鯛流水


六合目、コウモリ岩

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2009年11月4日

大万木山の次は鯛ノ巣山に登る。カーナビをセットすると
25kmほどであった。車を走らせて行くと、倒木で道がふさがっている。大きな木でとても私の力でどかすことはできない。しかたがないので引き返す。新たにカーナビをセットしたら30kmになった。
鯛ノ巣山の登山道入口にはりっぱな駐車場がある。ここから歩き始めようと思ったら、ガイドブックには、20分ほどコンクリート道を歩いたところが実質的な登山口だと書いてある。その終点には小さな広場があるらしい。これなら車で行けるのではないかと、車を走らせた。細くて急な道であったが、その点、軽自動車の四駆はラクである。
車道の終点は駐車場のようになっていて、そこには鯛ノ巣山登山道の案内板もたっていた。
登山口の指導標は、まっすぐ登るのが鯛ノ巣山登山道で、左の林道が大滝となっている。帰りはこの大滝の道を戻ってくるつもりなのだ。
歩き始めたのは12時少し前である。杉林の中を緩やかに登って行くと、小さな流れを渡る。その先は、右下に沢の流れを見ながら登って行く。大きな岩が二つあって、この間を抜けると、そのすぐ下に小さな流れがある。「竹流水」という標識があった。
さらに沢に沿って8分ほど登って行くと、この沢を渡る。そこに三合目の標識があって、「鯛流水」という標識がたっていた。ここからさらに5分ほど行くと、こんどは「清流水」があった。この山では流れにすべて名前がつけられているのかと思った。
杉の巨木の林を登って尾根に上り着く。ここからは左が杉林、右が自然林の境界の尾根を急登するのだ。登るにつれて、道には雪が残るようになって、大きな岩が現れ始める。
行く手に巨大な絶壁が立ちふさがる。これがコウモリ岩であった。ベンチが置かれていて、この大岩壁を見て休憩しろということらしい。岩壁に直下に六合目の標識がたっていた。



 鯛ノ巣山山頂
トラバース道を行く


コウモリ岩頂上への分岐


山頂直前の道


鯛ノ巣山山頂


コウモリ岩からの登山道は絶壁の下を左に捲いて行くのだ。それにしてもすさまじい大岩壁である。

捲き道なので傾斜はあまりないのだが、雪道になった。岩場の登りになって、その先は階段の急登であった。階段を登ったところでターンをし、山の急斜面を左にしてトラバース道を行く。雪が残るトラバース道は、滑りやすくてすごく怖かった。トラバース道が尾根を回り込む…、とそこには指導標がたっていて、右がコウモリ岩頂上となっている。雪の岩場道を行く気は起きないので、左の山頂への尾根を登る。
ところがこの尾根はすごく急な登りで、しかも雪道である。ここまでも、かなり滑りやすい道だったのだが、この急登はすごく危ない。
そこで、念のために持ってきた軽アイゼンを使うことにした。これは正解であった。スリップをあまり気にすることなく登って行ける。
急な尾根から、広い斜面をジグザグに登るようになった。

ようやく傾斜が緩やかになって、200mほど行くと山頂であった。
山頂からは北側が開けていて、すばらしい展望である。「奥出雲の山並み」という景観図もあって、見える山々を特定できる。でも、なんといっても、雪をいただいた大山がすばらしい。
山頂の南に岩峰の展望台があるというので行ってみた。山頂から緩やかに下ってから痩せた尾根を行き、5分ほどで岩のピークに着く。ここからは南側の展望が得られるのだ。すぐ傍に聳えているのが猿政山である。この山も計画していたのだが、登山道がないのであきらめた山だ。幾重にも重なる山並みが続いている。中国の山もすばらしいと思ってしまうのだ。
山頂に戻って、下山を始めようと思ったら。灌木の下に三角点があるのに気づいた。三等三角点であった。



 大滝経由で下山
大滝への道を下る


ルイヨウボタン群生地


岩抱きケヤキ


沢に沿って下る


大万木山山頂から大滝への道を下る。少し行くと、ベンチが置かれた展望の広場があって、目の前には猿政山が大きく聳えていた。

尾根を緩やかに下って行く。ブナの林の気持ちがいい尾根を行くと、行く手に三角のピークが近づいて来て、これを越える。
ピークから下ったところには指導標がたっていて、ここで尾根から離れて左に下るのだった。
樹林の中をどんどん下って行く。軽アイゼンがよく効くので、安心して下って行くことができる。
尾根から10分ほど下ったところにルイヨウボタン群生地の標識があった。でも、今は雪に埋まった藪があるだけである。
さらに5分ほど下って植林帯に入る。この先に雪はないのでアイゼンを外すことにした。
杉林の中をジグザグに急降下して行く。右に沢が現れて、それがどんどん深い谷になって行く。流れはいくつもの小さな滝をつくっていて、けっこうきれいな渓谷なのだ。
ジグザグに下って行くと、おおきな岩の上に巨木が生えていた。「岩抱きケヤキ」という標識があった。
いつの間にか尾根の上を歩いていて、沢を左に見るようになった。尾根から左に急降下する。そうすると、岩壁の間を一直線流れ落ちる滝が見えてきた。これが「大滝」であった。沢に下り着くと、大滝への分岐があった。もちろん、滝を見に行く。分岐から流れを遡って、岩場を越えると滝の下に着いた。滝幅は細いがりっぱな滝である。大満足。私は滝が大好きなのだ。
登山道に戻って、5分ほど行くと平坦な杉林に入る。これを抜けて紅葉の明るい林を5分ほど行くと私の車が見えてきた。15時少し前であった。
明日の山に向かって車を走らせる。山間から抜け出した所から振り返ると、鯛ノ巣山がりっぱな山容で聳えていた。


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