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2008年5月23日
次に鬼ヶ城山に向かう。
曲がりくねった林道を走って行き、中国自動車道の高架をくぐると、カーナビをセットしたところにズバリ林道があった。
林道は鎖で閉鎖されていた。その前に車を停めるスペースはないので、少し引き返して、路肩の空き地に停めた。
鎖を乗り越えて林道を歩きはじめる。9時50分であった。
この林道は「ようたあ林道」というのだが、どんな意味なのだろうと思ってしまう。
林道は山襞に沿ってカーブしていて、最初は緩やかな登りだったのに、下り始めた。下るということはその分、登り返さなければいけないということである。この林道はけっこうアップダウンがあって、ガイドブックに林道歩きが35分続くと書いてあったが、まったくその通りであった。けっこうきつい登りをすると道端にケルンがあって、左に登山口があった。道端に馬頭観音があるはずなのだが、探しても見つからない。盗まれてしまったのだろうかと思って登山道に入ったら、すぐそこに馬頭観音があった。
この石仏は三面の憤怒像で腕も6本のように見える。頭には馬の頭をいただいている。
杉林の中を緩やかに登って行くと、5分ほどで道が二つに分かれた。真っ直ぐ方向にも赤いリボンが下がっているのだが、その道を塞ぐように木の枝がたくさん置かれていた。右にも赤いリボンが下がっている。どうもここがガイドブックにある峠のようである。ガイドブックには登山口から10分と書いてあるのに、まだ5分しかたっていない。本当にここが峠でいいのだろうかと思いながらも右折した。
檜林の中を急登する。ピークに着く頃には檜の林が左側だけになった。道には笹が現れ始める。ガイドブックには途中笹薮で道が判りにくくなるとことがあると書いてあるのだが、そんなところはなかった。笹は広く切り払われていて、迷いそうにな所なんかなかった。でも、よくみると、笹が刈り払われたのは最近のようである。
きれいな緑の中を登って行くと、峠から35分ほどのところに巨岩が並んでいた。その巨岩の間を抜ける。
岩の門を抜けて5分ほど行くと、笹が広く切り払われた道になって、樹林のトンネル抜けると山頂であった。11時45分であった。
山頂は笹が切り払われた広場で、真ん中に三角点がある。三角点の横にたつ紅白の棒に鬼ヶ城山と書かれた木札が下がっていた。頭上は明るいのだが、背の低い潅木に囲まれているので展望はない。
15分ほど休憩して、登ってきた道を引き返した。
最後の林道歩きでは、道端にけっこう花がたくさん咲いていたので、この写真を撮りながら戻った。車に帰ったのは13時5分である。
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金網の扉があった

ようたあ林道を歩く

ここから登山道

ここが峠のようだ

巨岩の間を抜ける

鬼ヶ城山山頂
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