2008年春山陽山陰登山
みせん

標高 529m
宮島桟橋→30分→紅葉谷公園→1:00→弥山山頂→20分→仁王門跡→15分→駒ヶ林→1:00→大元公園→→30分→宮島桟橋

日本三景の宮島の最高峰が弥山である。山の上には立派な堂塔が立っていて、そこから山頂へはすごい巨岩の中を登るのだ。
海上から見る弥山

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200859

なかなか車を停めるところがなくて、国道の路肩で泊まった。大型トラックも休憩のために停まるところなので、大丈夫だった。ここは広島電鉄の宮島口から二つ手前の駅の横である。昔、宮島に行ったとき駐車料金がすごく高かったことを思い出した。宮島まで3kmの地点なので、電車料金のほうが安いと思って、ここに車を置いて宮島まで電車で行くことにした。(電車は120円、往復240円で駐車代は1000円だった。)
広島電鉄はけっこう早くから運行していて、618分に乗ることができた。こんなに早く宮島への船があるか心配だったが、駅に着いたらすぐに接続があった。
宮島に渡る船はJRと松大観光の二つあるのだが、両方とも運賃は170円ですごく安い。運賃に比べたら駐車料はべらぼうすぎるのではないかと思ってしまう。
近づいてくる宮島を船から眺めると、赤いの鳥居の上に岩峰の山が見える。これが弥山である。かなり登りごたえがありそうである。
宮島に着いたのは637分。
フェリー乗り場から厳島神社に向かって歩いて行く。驚いたことに、厳島神社の拝観は6時半から行っているのだ。人の少ない参道を歩いて行くと、鹿がうろうろしている。奈良みたいだ。
大鳥居をくぐって厳島神社の社殿が見えてきたが、海は干上がっていた。最近、水位が上がって(地球温暖化のせい?)回廊は水に浸されることが多いと聞いたことがあったのだが、それは間違いだったのか。
神社の拝観入口の前を過ぎて、左を見上げると丘の上に鮮やかな朱の五重塔がたっている。これは応永14年(1407)の建立で重要文化財である。
お土産屋さんの立ち並ぶ路地を抜けると、すばらしく閑静なたたずまいの庭に出た。宿なのか割烹なのか、岩惣という落ち着いた和風の建物がある。

指導標に従ってロープウェイ・紅葉谷のほうへ歩いて行く。
紅葉谷公園の石碑を見て、さらに進むがなかなか登山道入口の表示がない。ロープウェイのすぐそばまで来てようやく登山道の指導標があった。鬱蒼とした樹林のなかに、きれいに整備された遊歩道が続いている。指導標がきっちりつけられていて、迷いようにない一本道なのに100m毎に指導標がたっていて、山頂までの距離が示されていた。
そして、勾配のあるところはすべて階段になっている。
鬱蒼とした樹林のなかを行くと、文部省のたてた石柱があって、そこには「天然記念物 弥山原始林」と書かれていた。
登山道というよりは整備された遊歩道を上ること45分、稜線に登りついた。
平坦なこの道はロープウェイから山頂に続く道なので、さらにしっかりした観光道になった。コンクリートで固められた道が続く。でも、途中一箇所崩落して工事中のところがあった。そこからロープウェイ駅のある獅子岩のピークを見ることができた。
ここで、地図を確認したら、ガイドブックに書いてあるコースと違う道を歩いてきたことがわかった。ガイドブックでは尾根を登ることになっていて途中に夕日観音があるのだが、私はずうっと沢に沿って歩いてきたのだ。私が歩いたのは紅葉谷コースで、まっすぐ弥山本堂に向かう道なのだ。でも、宮島にあるマップのどこにも尾根のルートは書かれていないので、一般的なルーとではないのかもしれない。

このすぐ先に「閼伽井堂」があった。ガラス戸の中を覗くと井戸の丸い蓋が見えた。
ここをターンして石段を上ると立派な伽藍の前に着いた。求聞持堂や霊火堂などの伽藍を拝観してから、本堂の前の石段を登って山頂を目指す。
すぐに三鬼大権現の御堂があって、さらに上ると巨岩のなかを急登するようになった。巨岩の中に二つの御堂がたっている。文殊堂と観音堂であった。

このすぐ先には巨岩が重なってトンネルをつくっているのが見えた。その岩屋の中には不動尊が祀られていた。
この先にも巨岩でつくられたトンネルがあって、これをくぐると石段のジグザグの登りである。古い石塔の前をターンして登りついたところが弥山山頂であった。巨岩に囲まれた砂地の広場には三角点がぽつんとあって、その奥には古くて錆び付いてしまった展望台がある。
1階はお土産屋さんのようなのだが、きたないカーテンで閉まっていた。屋上展望台に上ると、ちょっと霞んでいるが瀬戸内海の島々の眺めがすばらしい。 山頂の巨岩の間には石仏が置かれて、いかにも信仰の山といった雰囲気であった。隣にも巨岩を抱える山が見える。駒ヶ林のようである。
私はこの弥山山頂から駒ヶ林に縦走して、大元公園コースを下るつもりなのだ。
弥山山頂めぐりコースの指導標があったので、来た道を引き返さずに、この道を下ることにした。巨岩の間に続く石段を下る。巨岩の上に置かれた石仏や、干満岩を見て下ると大日堂の前に着く。弘法大師ゆかりの御堂である。急な石段を下って、求聞持堂に戻った。山頂めぐりコースにはあまり見るものがなかった。
ここから、駒ヶ林に向かっての縦走開始である。
古い丁目石や石仏を見ながら、急な石段を下って行く。水掛地蔵を過ぎると弥山神社・奥の院の分岐があったが、それには寄らずにそのまま下ってしまった。展望が開けたところで振り返ると、赤い社殿が見えた。これが奥の院らしい。
二十六丁という丁目石を過ぎると仁王門跡であった。つい最近の台風で倒壊してしまって、礎石しか残っていないのだ。ここからは大聖院に下るコースがあるのだが、このルートは先年の台風で崩落して通行止めになっている。
駒ヶ林に向かって10分ほど行くと駒ヶ林山頂直下の分岐に着く。ここから山頂を往復するのだ。
分岐からは石段の急登で、大きな岩の間を5分ほど上ると巨大な岩盤の山頂に着く。
展望はすばらしくて、すぐ目の前に弥山山頂がそびえていた。この駒ヶ林の西面は高さ
50m、長さ450mの絶壁が連なっていて、岩登りのトレーニング場にもなっているのだそうだ。
分岐に引き返して、あとはひたすら石段の道を下るだけである。
10分ほど下ったところに岩屋観音という指導標があったので立ち寄ることにした。分岐から石段を下ると岩室があって、その真っ暗な中に石仏が置かれていた。
巨岩の中を縫って急降下は続き、大岩壁の下を通ったりする。駒ヶ林から40分ほど下り続けると、ようやく東屋のある公園に着いた。傾斜も緩やかになって、ベンチなどが置かれた公園の中を行く。橋を渡って少し行くと神社があった。これが大元神社であった。
緑の中、石灯篭が並ぶ参道を行く。幼稚園の一行がやってきた。すごくのどかで、さっきまで険しい岩峰を歩いていたのは夢のようである。
堀を隔てた左に清盛神社があったので寄ってみた。平家の総帥の神社にしてはすごく小さな社であった。
この前の参道を歩いて行くと海の中に浮かぶ大鳥居が見えてきた。厳島神社の社殿は、朝は干上がっていたのに今は海に浮かんでいた。
修学旅行の団体や、外人観光客であふれる道を歩いて、フェリー乗り場に戻ったのは
1040分であった。



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宮島口の船乗り場


参道の行く手に鶴ヶ林の岩峰


厳島神社は干上がっていた


ようやく登山道の指導標があった


天然記念物弥山原始林の碑
稜線の遊歩道


伽藍の広場から石段を上って山頂へ


巨岩のトンネルをくぐる


弥山山頂


仁王門跡


鶴ヶ林分岐


鶴ヶ林山頂


大絶壁の下を通る


大元公園に着いた





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