2008年晩秋山陰登山 
みながせん

標高 1159m
蒜山高原キャンプ場→45分→山頂まで1700mピーク→35分→二俣山→25分→皆ヶ山山頂→20分→二俣山→50分→蒜山高原キャンプ場

私がこの山に登ったときは紅葉が本当に美しいときで、何かしら紅葉の写真を撮るための登山になってしまった。山頂からの眺めもすばらしくて、特に大山、蒜山の展望は最高であった。
二俣山から見る皆ヶ山

BACK 下蒜山

2008年11月13日

下蒜山の次は皆ヶ山に登る。昨日泊まった道の駅に戻って、さらに蒜山山麓を走って行く。いつのまにか山頂にかかっていた雲は晴れていた。もう少し山頂にいればよかったかもしれないと思った。

皆ヶ岳登山口のある蒜山高原キャンプ場に着いたのは1050分である。このキャンプ場は新しくてすごくきれいに整備されている。
駐車場からオートキャンプのテントサイトを歩いて行くと紅葉がすごくきれいであった。
テントサイトの一番奥に登山口があり、山の名前の説明板があった。皆というのは水気の多いという意味で、ブナに覆われた水の豊かな山ということなのだ。
この頃、空は真っ青に晴れ渡って、紅葉に日が当たって鮮やかに輝いている。道は遊歩道のように広くてしっかりしていて、傾斜も緩やかである。紅葉の写真を撮りながらのんびりと歩いて行った。
尾根が狭まってきて、登山口から15分ほど歩いたところに、山頂まで2400mの指導標がたっていた。
ここから少し登りになるのだが、そんなにきつい登りではなくて、紅葉はますますきれいなので、写真に夢中になってしまう道であった。
緩やかな起伏があって、紅葉に見とれながら歩いて行くと、しだいに本格的な登りになった。きつい登りをこなしてたどり着いたピークには山頂まで1700mという指導標がたっていた。このピークで道は左に折れる。
少し下って檜林の鞍部を過ぎると、ブナの若木がびっしりと生えていて、それがすっかり落葉して梢だけの林をつくっている。ブナ林の回廊を行くようである。
傾斜はさらにきつくなった。ブナの白い林から紅葉の樹林に入って、急登が続く。ようやくピークに着いたと思ったら、そこは踊り場のようなところで、少し左に折れて、さらに急な登りが続く。この急な尾根の右側にきれいな三角形の山が見えた。これが皆ヶ山であった。
急登が続く。ようやく傾斜が少し緩まるが、それでも急な登りには変わりなくて、必死で登って、ようやく二俣山山頂に着いたのは1212分であった。ここから皆ヶ山山頂まで800mである。標高差は100mもないのだが、ここから一旦、下らなければいけないのだ。
二俣山山頂で右折して、正面に皆ヶ山を見ながら緩やかに下って行く。ブナの巨木の生える細い尾根を下って行くと、左に伯耆大山が見えた。樹林越しであるが、空がすっかり晴れて雲はかかっていない。大山の白い岩峰の連なりはすばらしい迫力で、早く山頂に着いて写真を撮りたい。
せかれるように歩いて行くと、鞍部からはすさまじい登りになった。二俣山への登りもすごかったのだが、この登りはさらにきついものだった。これを登ったら山頂だと自分に言いきかせて最後の力を振り絞っているのに、それをせせら笑うような急登が延々と続く。これには本当にまいってしまった。
ようやく傾斜が緩まってブナの林を歩いて行く。山頂は近い…と、展望に期待しながら歩いて行くと、大山の見える西側にはブナの林が連なっている。山頂では展望が開けるだろうと期待して歩いていったが、ようやく着いた山頂も西側は林であった。がっかりしてしまう。でも東側は開けていて、目の前に上蒜山が大きく聳えていた。
山頂に着いたのは
1237分である。標識の下には三等三角点があった。
目の前の上蒜山を眺めていたが、どうしても大山の写真が撮りたくて、西側の笹藪を少し下ってみた。藪の中、樹林の間に大山をなんとか捉えることができた。ヤッターという感じである。
大山の写真も撮れたので、満足して下山した。
山頂からの下りはすごかった。木や笹につかまって、一歩一歩慎重に下らなければいけなかった。きつかった。
鞍部から二俣山への登りは緩やかでで、この尾根から大山を眺めたらもう雲がかかっていた。

二俣山からの下りもきつかった。そして、この下りはすごく長いのだ。
ようやく指導標のたつピークまで戻ったときはほっとした。あとは鮮やかな紅葉を眺めながら下るだけで、キャンプ場の車に戻ったのは1410分であった。


NEXT 擬宝珠山・象山

BACK 私の山陽山陰の山

蒜山高原キャンプ場


ここが登山道入口


紅葉が降り積もった道


山頂まで2400m地点


山頂まで1700mのピーク


二俣山山頂


山頂へのブナの尾根


皆ヶ山山頂


  




総合TOP My日本の山  My日本の道  日本の旅  自己紹介














SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送