2008年春山陽山陰登山
まどがやま

標高 711m
登山口→10分→ベンチ→45分→7合目→20分→西峰→15分→東峰山頂→15分→西峰→15分→7合目→40分→登山口

窓ヶ山は広島の近くに聳える山で、東峰と西峰の二つのピークを持っている。山頂付近には巨岩に覆われていて、山頂の露岩の上からの眺めはすばらしいのだ。
東峰から西峰を振り返る

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2008年5月9日

広島電鉄で車の前に戻った。車がちゃんとあるか心配であったが、無事だった。

次に登る窓ヶ山までは15kmほどなのだが、その前に買い出しをすことにした。
天気予報によると、明日は雨になる予定である。ずっと登山を続けてきたので明日は休養日にするつもりで、街にいる間にスーパーを見つけて買出しをするのだ。

買い物に時間をとられて、登山口に着いたのは125分であった。
ガイドブックには登山口に駐車場の表示がないので心配だったのだが、案内板の横に広場があったので、駐車場できた。
目の前には新しい砂防ダムがそびえていて、その前に続く新しい道を上って行くと、すぐに登山道入口があった。
深い樹林の中に道が続き、その道は深くえぐれた塹壕のようであった。一旦、樹林から抜け出すと、崖側にロープが張ってあって、足もと注意という標識がたっていた。
ここから少し行くとベンチがあって、その先は階段の急な登りになった。鬱蒼とした樹林の中の登りで、塹壕のような道を抜けると、山頂まで1200mの標識があった。たった1200mかと安心したのだが、階段の急登はきつかった。
自然林のなかを行くのは気持がいい。1200mの標識から7分で1000mの標識があった。200mを7分で来たのだから、35分で山頂に着けるのだろうかと計算してしまった。
900mの標識のあとはしばらく指導標がなくて、階段をひたすら登って行く。1251分、山頂まで500mの標識が現れた。そこから10分ほど上ったら、今度は7合目という標識があった。ここまで合目の標識はまったくなかったのに、唐突である。そしてこの合目の標識は後にも先にもこれだけであった。いったいなんだったのだろう。
道端に大きな岩が現れるようになると傾斜はきつくなる。樹林の中、巨岩を縫っての急登が続く。
山頂まで
50mの指導標の先はさらに急な勾配で、巨岩の間を抜けるとようやく山頂に着いた。
山頂には赤松が生えていて、大岩の上に出ると展望が広がる。海と広島の街が見えた。
今着いた山頂が西峰で、ここには三角点があるのだ。でも、ここにある三角点は普通みかける石柱ではなくて、四角いコンクリートに鉄の鋲が打ち込まれたものであった。でも、その鉄鋲には三等三角点と書かれていた。この形は水準点でなのだが。

山頂の巨岩の上で休憩しながらふと下を見ると、急峻な岩場にテープが見える。こんなすごいところを下る人がいるのかと驚いてしまった。ロッククライミングをする人が通るのだろうか。
さて、東峰に向かおうと登山路を探したがその道が見つからない。まさかと思って、さっき見たテープの道をよくみたら、まさしくこれが登山道であった。げっと思ったが、実際下ってみると、見た目ほどにひどいルートではなかった。

下り始めてすぐに「首なし地蔵尊3m」の標識があったので寄ってみた。すぐに御堂があって、中に首のない石仏が置かれていた。祈願成就とあったが、首なしのお願いするのは気持ちが悪いので手を合わせるだけにした。
そこから少し下ると今度は「おんな岩」の指導標ががあった。登山道から少し外れて大岩の上に出た。目がくらむような断崖の上にある巨岩である。こんな険しいところがどうして「おんな岩」なのかと思ってしまった。でも、本当に眺めはすばらしい。
砂地の滑りやすい道を下って鞍部に着くと、そこからは岩場の登りで鎖が下がっていた。鎖にすがらなければいけないほど険しい道ではないのだが、足元が砂地で滑りやすいので下りで役立ちそうである。(その通りであった)
岩を縫って登って行くと時々視界が開けて、西峰が大きく見えた。
傾斜がなくなると右に岩の展望台がある。これが東峰のようなのだが、山名の標識などはまったくなかった。
ここから眺めると、行く手に少し高いところがある。行って見ることにしたが、すぐに下りになってしまった。東峰ではなかった。

ひきかえしてさっきの展望台のところへ戻ると、指導標「頂上展望台地」と書かれていた。登ってきたときは、この標識の裏側が見えたわけで、裏にはなにも書いていなかったのだ。
山頂に立って改めてゆっくりと展望する。西峰に続く尾根には岩塔がいくつか見えて、いかにも険しい山である。
あとは来た道を引き返すだけである。
西峰に戻って、もう一度展望を楽しんで、あとはひたすら下った。
登山口の車道に飛び出したのは1445分。疲れた。でも、明日は雨で休養できる。
地図を見ると、近くに「道の駅スパ羅漢」がある。温泉のある道の駅だ。一日のんびりするにはぴったりである。途中でビールも買って、肉も買った。
道の駅に着いたのは16時少し前。ベンチに座って焼肉でビールを飲んだ。うまかった。
焼肉がすんだころ、細かな雨が降り始めた。


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登山口


このベンチの先から急登になる


塹壕のような道を登る


7合目の標識があった


これが西峰からの降り口


首なし地蔵


おんな岩の分岐


山頂展望台と書かれていた


東峰山頂、後ろは西峰


登山口に戻った





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