2008年春山陽山陰登山
ふるたかやま

標高 394m
奥小路登山口→10分→尾根→30分→博打岩→20分→古鷹山山頂→12分→三角点ピーク→40分→奥小路登山口

古鷹山は江田島にあって、かつての海軍兵学校の江田島健児たちが調練のために駆け上がっていた山なのだ。その伝統は海上自衛隊に引き継がれて、幹部候補生が今もこの山に登っている。もちろん私は走らずに歩いて登った。
登山道から岩峰の古鷹山が見える

BACK 天応烏帽子岩

2008年5月8日

今日はこれから江田島に行って、古鷹山に登るのだ。

天応からは直線で5kmほどなのだが、半島の南端まで行ってからターンするため40kmほども走らなければいけないのだ。
呉までは車がすごく多くて走りにくく、おまけに呉市街で道を間違えたりしたものだから、余計に時間がかかってしまった。
倉橋島に渡る音戸大橋の両端は螺旋の道で、その橋の袂には展望休憩所があったので、ここに車を停めて休憩。ついでに水を補給した。

海辺の道を走り続けて古鷹山の「奥小路登山口」に着いたのは1050分であった。
私のガイドブックでは、切串港から登ってこの奥小路へ下ってくることになっているのだが、そのコースの三分の二は林道歩きなので、わざわざ縦走する意味はないと思うのだ。私はここから山頂を往復するつもりである。
奥小路登山口からの登山は最も代表的な登山コースである。このすぐ下には海上自衛隊の第1術科学校があるのだが、これは旧海軍兵学校なのだ。江田島といったらアメリカのアナポリス、イギリスのダートマスとともに世界三大兵学校と称される世界に冠たる学校なのである。
その江田島健児は体力造りのため古鷹山登山を行っていて、今の海上自衛隊の仕官候補生も古鷹山登山を行っているのだという。

やっぱり、それに倣ってこのコースを登るしかないではないか。
登山口には駐車場とトイレがある。でも、停まっている車はまったく登山とは関係ないものだった。
すばやく身支度をして歩き始める。登山口には古鷹山のイラストマップがあって、山頂まで40分と書いてあった。そんなに早く着けるとは思えないのだが。
今日は快晴で日差しが強い。指導標に従って家の間を登って行くと、小さな橋を渡ってから山道に入る。でも、階段の道であった。この階段がメチャクチャに急で、息が切れてしまう。10分ほど階段を登ると尾根の上に着いて、ここから傾斜は少し緩まった。
濃い緑の中を歩いて行くと、道が深くえぐれて溝のようになった。まるで塹壕である。これを抜けると急登になった。砂岩のザラザラの道になると、樹林から抜け出して強い日差しにさらされて汗だくなってしまった。これは夏山と変わらない。
竹林の横を過ぎたところに、山頂まで1200mの指導標があった。以後、この標識は山頂の140m手前まで頻繁にたっていた。
山頂まで1080mの標識を過ぎたところに、同期の桜という標識がたっていた。海軍兵学校第76期生が昭和55年に植えた桜なのだ。
山頂まで900mの標識を過ぎると樹林から抜け出して、瀬戸内海とそこに浮かぶ島々が見えた。すぐ下には江田島の町が広がっている。空は真っ青に晴れてすばらしい眺めなのだが、…暑い!
山腹を捲く平坦な道が続く。白やピンクのツツジが満開できれいである。
とつぜん「博打岩の伝説」という看板がたっていた。博打岩ってどこにあったんだと探してしまったが、結局わからなかった。
山頂まで500mの標識を過ぎて少し行くと、古鷹山の岩峰が見えてくる。古鷹山って、こんな険しい山だったのかと驚いてしまった。
ようやく稜線に着いたのは1140分、登山口から45分経過していた。
この稜線を右に行くと三角点山頂なのだが、まず左のいわゆる古鷹山山頂を目指す。分岐にたつ指導標には山頂まで200mと書かれていた。
強い日差しの中を登って行く。道は白いザラザラの砂岩である。少し行くと岩盤の道になって、鎖も下がっていた。さっき見たとおり、この山は岩山なのだ。下がっている鎖はすごく細くて、これに体重を預けていいものかどうか迷ってしまう。結局、鎖には頼らず登った。今朝の烏帽子岩山の岩場に比べたら、まったくたいしたことはないのだから。
太い鎖が現れて、これにすがって登ると山頂であった。
山頂からは360度の展望である。
「古鷹山頂上」と刻まれた古い石碑もあって、兵学校の生徒や自衛隊の幹部候補生はこの前で記念写真を撮るのだという。
山頂にはほかにも、東郷元帥の「五省」があった。
一、至誠に悖るなかりしか
一、言行に恥づるなかりしか
一、気力に欠くるなかりしか
一、努力に憾みなかりしか
一、不精に亘るなかりしか
けっこう感動してしまう言葉である。
山頂の木にはいろんな登頂者の札が下がっているのだが、自衛隊の3佐とか1尉とかという階位のついた名前が下がっている。
瀬戸内海の景色に大満足して下山する。稜線の鞍部に下ったところから、さらに直進して三角点の頂上を目指す。鞍部から300mと指導標にあったが、意外と簡単に山頂に立つことができた。樹林のなかで展望はないのだが、指導標の柱に「古鷹山」と書いてあった。そのすぐそばに二等三角点があった。
三角点の山頂も踏んだので、あとは来た道を引き返すだけである。
暑さでもバテたが、一番こたえたのは段差の大きな階段の下りであった。膝をガクガクにして、車の前に戻ったのは13時を少し過ぎた頃であった。

明日は宮島に渡って弥山に登るのだが、江田島からはフェリーで広島に渡ることにした。軽自動車なら1800円ということで、けっこう安いのだ。
フェリーの切串港に向かう途中で、江田島兵学校を見学して行くことにした。門の前に着いたのは1315分、見学は時間が決まっていて、次は15時であった。せっかく江田島にきたのだから、なんとしても見学したいので待つことにした。


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奥小路登山口の駐車場


民家の間の車道を行く


ここから登山道


深い溝の中を登る


山頂まで900mを通過して樹林から抜け出す


登山道にはツツジが満開


鎖場を登って山頂へ


古鷹山山頂


鞍部に戻って三角点ピークに向かう


三角点のピーク


三角点ピークから見る古鷹山



登山口に戻った




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