BACK 花見山
2009年11月6日
花見山の次は宝仏山に登る。車を走らせて行くと、突然カーナビが真っ黒になって、音楽も止まってしまった。黒くなってしまう前にエラーメッセージが出ていたので、ハードの故障ではないとおもうのだが、一旦、車のエンジンを切ってかけ直したら、音楽はなるようになったが、カーナビは音声案内をするが、画面は真っ黒のままである。困った。カーナビが使えなかったら、この先、旅はできない。大きな街に行って修理してもらうか、それともいっそ買い直してしまうか。ともかく、まず宝仏山の登山を終わらせることにした。登山している間になおってくれないだろうかと祈ってしまう。
音声だけのナビでなんとか登山口のある根雨の町に着いた。でも、カーナビがつかえないので、役場に行くのが大変だった。ガイドブックには、車は役場に停めると書いてあるのだが、気がひけるので、役場の真向かいにある駅の駐車場に停めた。役場の入口には宝仏山の登山道案内があった。(このとき気がつかなかったのだが、これにはちゃんと「役場・ごうぎんの駐車場をご利用下さい」と書いてあったのだ)
街の中を歩いて行く。登山口は「日野町歴史民族資料館」にあるのだ。根雨町はかっての出雲街道の宿場町だっただけあって、宿場の面影が残っていた。帰りにのんびり散策しようと思う。
登山口のすぐ傍に、古い洋館の銀行があった。これは「山陰合同銀行根雨支店」なのだ。ごうぎんの意味がやっとわかった。
このすぐ先の路地を入ると、正面に古い学校の建物がある。これが歴史民族資料館であった。正面入口の右に「宝仏山道」という石碑があって、登山道に導いてくれる。この根雨町は町をあげて宝仏山登山を支援してくれているのかと思ってしまった。
畑の横の細い道を行くと、すぐに木橋で沢を渡る。杉林の中を登って行くと、5分ほどで林道に出てしまった。
でも、この林道は横切るだけなのだ。向こうの登山道入口には登山道の石碑がたっていた。
鬱蒼とした杉林の中を行く。右には沢があって、これに沿って登って行くのだ。沢筋から左に折れて、急な斜面を登って行くと、自然林になった。そこに標高400mの標識があった。宝仏山の標高は1002mなので、これから600mの標高差を登らなければいけないということだ。
尾根を行くようになると、道には笹藪が覆い被さるようになった。これを掻き分けて登って行くと傾斜が緩まって、尾根を左にカーブするようにして歩くと、植林の幹に「小平」という標識があった。宝仏山の途中にはコブが二つあって、最初のコブがこの小平なのだ。そしてこの上に大平がある。
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