2009年晩秋山陰登山 
はなみやま

標高 1188m
いぶきの里→40分→下の谷の滝→30分→花見山山頂→1:00→県境稜線鞍部→50分→いぶきの里

花見山は鳥取県と岡山県の県境にあって、分水嶺の山でもある。高梁川の水源にあたり、途中には下の谷の滝がある。山麓はスキー場として開発されているのだが、登山道は草茫々で、道がわからなくてすごく苦労した。
 いぶきの里から仰ぐ花見山

 いぶきの里から下の谷の滝
いぶきの里の温泉


たたらの森キャンプ場


案内板で左折する


見晴台


滝が見えてきた

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2009116

私の泊まったところは「いぶきの里」という施設で、温泉もあるスキー場の施設で、りっぱなオートキャンプ場もあるのだ。
新見千屋温泉の前に車を停めたまま、花見山を目指す。花見山は目の前のスキー場のゲレンデの向こうに聳えている。すぐ近くではないかと思ってしまうのだ。
登山道の標識はないのだが、ガイドブックにはスキー場の横を上って行くとあるので、カンで舗装道を上って行く。道はオートキャンプ場の中に入って行く。でも、このキャンプ場の中のトイレはベニヤ板で塞がれていて、営業してるのかどうかよくわからない。でも施設はすごく新しくて、キャンプサイトも立派であった。
キャンプ場を抜けると、スキー場のゲレンデの横の作業道になる。登山道の標識がないので、この道を行っていいものかどうか心配である。スキーリフトを右に見ながら5分ほど行ったら、木の幹に新見ハイキングクラブの花見山山頂と書いた標識を見つけた。この道でよかったのだ。
道は杉林の間を行くようになって、やがて、正面に案内板が見えてきた。この前で道は左に曲がる。なんかガイドブックの地図とは違うような気がするのだが、ほかに道はないので、そのままこの広い林道のような道を行く。
道は広いのだが、草が生えていてなんか荒れた林道といった感じである。
左折して7分ほど行くと、右の少し高いところに東屋がたっていた。これがガイドブックにある見晴台らしい。上ってみたら、近くの山を眺めることができた。
東屋の先、道は登りになって、階段道になった。広いしっかりした階段道である。これを上って行くと、二つ目の東屋があった。でも、ここは樹林に囲まれていて、展望はまったくないのだ。

この二つ目の東屋のすぐ先、鬱蒼とした植林の中に花見山山頂を示す指導標があった。この植林の急斜面を登って山頂に行けるらしい。私はこの先の下の谷の滝から山頂を目指すつもりだ。(勘違いしていた)
ここからさらに階段道を上って行くと、沢の流れの音がしてきて、だんだん音が大きくなる。山頂への分岐から10分ほどで滝が見えてきた。岩盤を何段にもなって流れ落ちる滝である。これがもう少し水量が多かったら迫力の滝になるんだろうと思う。



 花見山山頂へ
杉林を急登する


尾根の上に着いたら指導標があった


雪が残っていた


花見山山頂


さて、ここで山頂への道は?とガイドブックを見たら、滝から
300mほど下って、人工林の斜面を登ると書いてある。これって、さっき見た鬱蒼とした植林の中にあった道のことではないかと気がついた。でも、滝から300mという短い距離ではないと思うのだが…。
登り口に引き返して、暗い植林の中を登って行く。最初は緩やかな斜面だったが、進むにつれて傾斜はきつくなってくる。それがどんどん傾斜が増して、ついには枝や根につかまって登らなければいけなくなった。すごい急登である。これが延々と続く。
25分ほど急登を続けて、ようやく傾斜が緩まる。でも登りは続く。植林から抜け出しで雑木林に入ると、すごい藪の道になった。藪を掻き分けて登って行き、ようやく尾根の上に着くと、そこには山頂を指す指導標があった。左が山頂である。でも、私は帰りはこの尾根を右に下って行くつもりなのだが、その道が見えない。心配になってしまった。
ともかく山頂を目指して尾根を登って行く。この道がまたすごい笹藪の道で、それが朝露を含んでいるのもだから、すぐにズボンがビショビショになってしまった。
笹藪コギをしてようやく山頂に着いたと思ったら、その向こうに本当の山頂があった。笹藪には雪が残っていて、とんでもない道である。

ようやく笹藪の向こうに東屋が見えてきた。こんな荒れた道なのに、りっぱな東屋があるのはどういうわけだと思ってしまう。この東屋が花見山山頂である。山頂には三角点もある。見たら一等三角点であった。
東屋の向こうには広いしっかりとした道があった。もしかしたら、一般的にはこの道を登ってくるのかと思ってしまった。

山頂からは東側の展望がすばらしかった。



 千年の森コースを下山
尾根の分岐、まっすぐ尾根を行く


測量の紅白のポールがあった


水源かん養保安林の標識


千年樹の森石碑


いぶきの里に戻った


さて、引き返す。ガイドブックの通り、尾根を北に下りたいと思っているが、踏み跡がはっきりしないようなら無理をせずに登ってきた道を下ろうと思っている。
登りでズボンがびしょ濡れになったので、雨具のズボンをはいて下った。でも、下りではあまり濡れなかった。それに、登りではすごい薮こぎの連続に思えたのだが、下りではそうでもなかった。

尾根の下降点に着いて、踏み跡を確認したら、それなりの道があった。行けるところまで行ってみることにして、この踏み跡をたどった。
すぐに測量の紅白のポールがたっていた。そして踏み跡は尾根の線に忠実に続いている。笹が道を隠すところも多いのだが、それでも道に迷うようなことはなかった。
すごく急な下りもあったが、灌木につかまって下って行くことができる。
冬枯れた梢の林をどんどん下って行く。20分ほど下ると、檜の植林になって、さらに急降下を続ける。ようやく平坦になったと思ったら、今度はいくつかのコブを越えて行くのだった。尾根もなにかしら曲がっていて、方向感覚がなくなってきた。
コブから下って行くと、菱形のオレンジの標識がたっていて、「水源かん養保安林」と書いてある。ガイドブックにある標識で、ここから尾根を離れて右に下るのだ。鬱蒼とした植林の中を急下降して行く。このあたりは踏み跡がはっきりしない。でも、テープの目印がきちんとつけられているので、それに従って下って行くことができる。
道が広くなって、林道のような感じになった。
すると分岐があって、右に「千年樹の森」という大きな石碑があった。この右の道を行くのだろうかとも思ったが、それは尾根を斜めに上って行くようになっている。真っ直ぐの道を下った。これで正解だった。
石碑から10分ほど下ると樹林から抜け出して、畑が広がった。さらに5分ほど行くと、国道に出る。このすぐ先が車を停めた温泉であった。
車に戻ったのは1035分であった。


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