2009年晩秋山陰登山
あさひさん

標高 341m
登山口→50分→朝日寺→5分→朝日山(東の峰)山頂→5分→朝日寺→10分→西の峰→10分→朝日寺→40分→登山口

松江市の北に聳える朝日山は、山頂から日本海を眺めることができる。標高は341mという低山なのだが、山頂にあるのは一等三なのだ。
西峰から望む朝日山山頂

 登山口から朝日寺へ
トイレがある駐車場


中国自然歩道の指導標があった


成相寺分岐


朝日寺まで200m地点


朝日寺境内に着いた

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20091031

朝日山登山口に着いたのは、0時近かった。トイレの灯りが付いていたので、前の駐車場に泊まることにした。
朝、明るくなってこの駐車場を見回したが、登山道の標識がまったくない。いったいどこから登ったらいいのだと、悩んでしまったが、地図と磁石で方向を確認してトイレの前にある広い石段を上った。平坦な広場があって、その奥に石段が見える。その上り口には「みんなの公園 ゴミは持ち帰りましょう」という標識がたっている。今日歩くのは中国自然歩道なので、いかにも自然歩道の標識らしい。石段はすぐに左に曲がって、その先にはすさまじい急な石段がどこまでも続いていた。なんで、自然歩道にこんな神社の参道のようなりっぱな石段をつくるんだと思ってしまう。
この長い石段を息を切らして登って行くと、15分ほどでようやく石段が終わる。右から車道がやってきていた。もしかしたら、ここまで車で来れたのかと思った。
振り返ると、朝日をあびる古浦の港がきれいに見えた。
山道になって、5分ほど登るとベンチがあって、そこに中国自然歩道の指導標がたっていた。道は間違っていなかった。
右に檜の植林を見ながら歩いて行くと、今度は丸太の階段が現れた。この階段で急な尾根をジグザグに登って行くのだ。階段を10分余り登ったら、成相寺への分岐があった。ひどく古いもので、地べたに置かれていた。
地図を確認すると、ここから朝日寺は近い。
朝日がさし始めた照葉樹の中を登って行くと、また丸太の階段になった。5分ほどで平坦な道になると大きなお地蔵様がたっている。このすぐ先にベンチが置かれていて、指導標がたっていた。直進すると朝日寺まで200m、左に行くと西峰500mとなっていた。そこには石塔もたっていて、二段になったそれぞれに石仏が納まっている。これは八十八カ所の石仏なのだ。
道にはこの石塔が並んでいて、少し行くと木橋の下をくぐる。そこから緩やかに下ると朝日寺の境内であった。境内には御大師さまの石仏がたっていて、その横には一番札所の石塔がたっていた。境内には出雲札所案内図があって、この朝日寺は29番札所なのだ。
本堂はすごくりっぱである。本堂正面から石段が下っている。これが正式の参道なのだろう。



 朝日寺から朝日山山頂へ
鐘楼への石段を上る


朝日山山頂


西峰への道


西峰山頂

境内から鐘楼への石段を上って、山頂を目指す。樹林の中を登ると、すぐに明るい尾根になって東屋がたっていた。そのすぐ先が山頂であった。
山頂からの眺めはすばらしい。下は雲海であった。古浦の港がきれいに見える。

山頂の真ん中には三角点がある。欠けているので何等なのか読めないのだが、これは一等三角点なのだ。少し奥にはコンクリートの八角柱がある。天測点であった。この山は測量の重要な基点になっているようである。
山頂から西に連なる稜線が見えて、その高くなったところが西峰である。私が今いる山頂は東峰なのだ。
西峰に向かう。鐘楼に戻って、そこから木橋を渡った。登ってきたときくぐった橋である。樹林の尾根を行くと、すぐに朝日寺境内から上ってくる道と合流する。石塔が並ぶ尾根を歩いて行くと、広場があってそこに石の祠があった。ここが山頂かと思ったが、近すぎる。さらに石塔の道は続いているので先に進む。少し行くと、右にも石塔の並ぶ道が並行しているのが見えた。この少し先でこの道と合流した。この八十八カ所の石塔巡りはここでターンして一周するようになっているのだ。西峰へはここから真っ直ぐに行くのだが、ここから丸太の階段道を下って行く。山頂を過ぎてしまったのかと心配になったが、すぐに上りになって、樹林から抜け出すと鉄柵で囲まれた展望台があった。ここが西峰山頂である。
真ん中に石のベンチとテーブルがある。でも、ここには山名の標識などは一切なかった。展望もあまりよくないので、記念写真を撮ってすぐに引き返した。

石塔の巡回路の分岐に戻ったところで、左の道を行った。たぶん、朝日寺の手前にあった指導標の分岐に着くと思ったのだ。けっこう急な下りをして、大丈夫かと心配になったころ、無事、分岐に戻った。
あとは登ってきた道を引き返すだけである。走るように下って行って、石段の前に戻ったのは857分、さらに長い石段を下って、車の前に戻ったのは95分であった。


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