BACK 隠岐の島観光
2009年10月31日
朝日山登山口に着いたのは、0時近かった。トイレの灯りが付いていたので、前の駐車場に泊まることにした。
朝、明るくなってこの駐車場を見回したが、登山道の標識がまったくない。いったいどこから登ったらいいのだと、悩んでしまったが、地図と磁石で方向を確認してトイレの前にある広い石段を上った。平坦な広場があって、その奥に石段が見える。その上り口には「みんなの公園
ゴミは持ち帰りましょう」という標識がたっている。今日歩くのは中国自然歩道なので、いかにも自然歩道の標識らしい。石段はすぐに左に曲がって、その先にはすさまじい急な石段がどこまでも続いていた。なんで、自然歩道にこんな神社の参道のようなりっぱな石段をつくるんだと思ってしまう。
この長い石段を息を切らして登って行くと、15分ほどでようやく石段が終わる。右から車道がやってきていた。もしかしたら、ここまで車で来れたのかと思った。
振り返ると、朝日をあびる古浦の港がきれいに見えた。
山道になって、5分ほど登るとベンチがあって、そこに中国自然歩道の指導標がたっていた。道は間違っていなかった。
右に檜の植林を見ながら歩いて行くと、今度は丸太の階段が現れた。この階段で急な尾根をジグザグに登って行くのだ。階段を10分余り登ったら、成相寺への分岐があった。ひどく古いもので、地べたに置かれていた。
地図を確認すると、ここから朝日寺は近い。
朝日がさし始めた照葉樹の中を登って行くと、また丸太の階段になった。5分ほどで平坦な道になると大きなお地蔵様がたっている。このすぐ先にベンチが置かれていて、指導標がたっていた。直進すると朝日寺まで200m、左に行くと西峰500mとなっていた。そこには石塔もたっていて、二段になったそれぞれに石仏が納まっている。これは八十八カ所の石仏なのだ。
道にはこの石塔が並んでいて、少し行くと木橋の下をくぐる。そこから緩やかに下ると朝日寺の境内であった。境内には御大師さまの石仏がたっていて、その横には一番札所の石塔がたっていた。境内には出雲札所案内図があって、この朝日寺は29番札所なのだ。
本堂はすごくりっぱである。本堂正面から石段が下っている。これが正式の参道なのだろう。
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