2008年春 山陽山陰登山
あんぞうじさん

標高 1263m
林道分岐→30分→打原峠→50分→ナラ太郎→1:30→安蔵寺山山頂→1:20→ナラ太郎→35分→打原峠→30分→燕岳山頂→20分→打原峠→20分→林道分岐

打原峠からは本当に長い稜線歩きが続く。緩やかではあるがアップダウンを繰り返すのでけっこう疲れてしまうのだ。でも、途中にはミズナラの巨木「ナラ太郎」があって、きれいな自然林が広がっているのだ。
中峰から見る安蔵寺山

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2008年5月26日

さて、今日はこれから安蔵寺山に登る。でも、この山には
6時間以上かかりそうなのだ。打原峠から5kmくらいの稜線歩きをして、しかもその距離を引き返さなければいけない。ガイドブックでは峠のすぐそばにある燕山にも登るように書いてある。南側のコギの郷からも登れるのだが、これだと短時間で登れそうだ。でも、せっかくの縦走がもったいない。
しかも、もう一つ困ってしまうのは、安蔵寺山は南北に長い稜線を持つ山なのだが、登山口は西側にあるのだ。今いる大神ヶ岳登山口は安蔵寺山の東側にあるので、ずいぶん遠回りをして登山口に向かうことになる。ガソリン価格高騰の折、なんとかならないかと思ったら中国自然歩道が山稜を横切っていて、これを歩くと打原峠へは東から登れることに気がついた。これに決めて車を発進。
地図で確認して、川に沿って車を走らせる。川を渡って曲がるところに自然歩道入り口があるはずである。ところがなかった。
付近をウロウロしたが、このカーブの200mほど手前に林道が分かれていた。もしかしたらこれを歩くのかと思ったが自信がない。中国自然歩道の指導標があってもいいはずなのだが…。でも、地図で確認するとこの道しかない。この道を行くことにした。林道の分岐に車を停めて歩き始めたのは1025分であった。
林道はすごく荒れていて、舗装がすぐに草茫々の道になった。でも、地図の通り、真っ直ぐに西に向かって続いている。行く手を眺めると峠まではずいぶん遠いようだ。1時間は覚悟して歩いて行く。道の真ん中には高く草が伸びているのだが、四駆だったら走れるかもしれない。でも、この先どうなってるかわからないので歩くのが一番である。道はどんどん荒れてきて、ついには杉の倒木が道を塞いでいた。これをくぐって少し行くと林道の終点で、その先は山道になった。
山道に入って少し行くと、初めて中国自然歩道の指導標がたっていた。そこにはベンチも置かれていたが落ち葉に埋まっている。ともかくこの道で間違いないのだ。
この自然歩道はほとんど歩く人がいないようで、枯れ枝や草が茫々で荒れ放題といった感じである。それでも、丸太を渡して階段のようになっていたり、大きな立派な橋がかかっていたりする。
左に沢を見ながら歩いて行き、この沢を渡る。ところがそこは崩れさっていて、橋の残骸が残っていた。これを苦労して渡って、倒木に遮られたりしながら10分ほど行くと峠に着いた。さすがにここからはきちんとした道で、新しい指導標もたっている。
この峠から安蔵寺山山頂までは4.7kmと書かれている。燕山へは0.8kmである。燕山はここに戻ってきた時間によって登るかどうか決めようと思う。
峠からは急な登りである。階段の道をジグザグに登って行く。尾根の上に着いても、さらに急登は続いた。
峠から25分ほどで左からの尾根が合流してくると、そこが高鉢山分れで、指導標とベンチが置かれていた。ここから山頂まではまだ3.8kmもあるのだ。峠からまだ900mしか歩いていないのにすごく疲れている。先は長いので、ここで休憩することにした。パンを食べてコーヒーを飲んだら少し元気になった。
この先の稜線歩きはすごく快適なものであった。樹林がすばらしくきれいで、傾斜も緩やかである。道は稜線の上から外れることなく、ひたすら忠実に稜線上を行くのだ。そしてうれしいのは、ほとんど下りがないということである。緩やかに登って平坦な道を歩いて、また緩やかに登ってという道なのだ。せっかく登ったのに、また下ってしまうなんて悔しいではないか。下った分はまた登らなければいけないのだから。
美しいブナの巨木を見たりして行く快適な縦走路が続き、さっきまで疲れ果てていたのだが、たのしい気分になった。
高鉢山の分れから10分ほど行くとひとつのピークを越す。そこには山頂まで3.4kmの指導標がたっていた。ここが地図の台地ヶ原だと思うのだが、その表示はなかった。
緑の自然林のなかを行くのだが、時々杉林がある。でも、それは植林の小さな杉ではなくて、大きく育った杉で、けっこう見ごたえがあるのだ。
緩やかに下ると安蔵寺トンネルへの分岐があった。もしこの道があるとわかっていたら、これを登ったのに…と思った。
ここから少し行くと巨木が見えてきた。これが「ナラ太郎」というミズナラの巨木である。樹齢600年、高さ30mのすばらしい巨木なのだ。私はこんな巨木が大好きなので写真をたくさん撮った。時間は12時を過ぎた。山頂まではまだ3kmほどもあるので頑張らなければいけない。
とはいえ、きれいなブナ林を見たり、杉の巨木を見上げたりで楽しい稜線歩きが続く。
ピークには指導標がたっていることが多くて、山頂までの距離がしだいに減ってくるのがうれしい。

山頂まで1.8kmの指導標がたつピークに着いたのは1225分であった。今まで急な下りはまったくなかったのだが、ここから急降下になった。この次のピークは安蔵寺山の北峰で、その間に大きな鞍部があるのだ。急な道を下って行くと初めて展望が開けて、行く手に横たわる安蔵寺山が見えた。山は二つ重なっていて、手前が北峰でその右後ろにあるのが山頂のようである。でも安蔵寺山には中峰もあるので中峰かもしれない。ともかく、あそこまで行くのだ。
鞍部には芦谷口への分岐があって、指導標には「岩場・急坂 1.7km」と書かれていた。
鞍部といってもけっこう平坦な道が続いてすぐに急な登りにはならないのだ。緩やかに登って、また平坦な道になってという感じである。
ようやく急な登りになってこれを越えると、ベンチがあってすぐ先に指導標がたっていた。ここが北峰だと思うのだがそれは書かれていなくて、山頂まで0.9kmとあるだけであった。
今まで急な登り下りはなかったが、さすがに山頂に近づくとそうはいかなくなった。急な道を登って中峰に着く。そこには指導標に中峰と書いてあって山頂までは0.5kmであった。
道の両脇には笹が多くなって、その中を下って行くと、樹林の間から安蔵寺山山頂が見えてきた。
鞍部に着くと、そこには安蔵寺跡の説明板がたっていた。昔、ここにお寺があったのだ。
登山者とすれ違った。この先に展望台がありますかと訊かれた。展望台は山頂の向こうにあるはずである。この人は山頂からまったく逆のほうに歩いてきたのだ。あわてて引き返していった。私はそのあとをゆっくりと登って行く。

鞍部からブナの林の中を8分ほど登ると山頂であった。山頂は広くて、南の展望が開けている。小五郎山がそびえていた。
山頂から
5m下ったところに安蔵寺観音があるというので行ってみると、巨岩の下にひっそりと石仏が置かれていた。
展望を楽しんで、休憩して、さて引き返そうと思ったが、山頂から5分ほど行ったところに展望所があるという。5分だけならといってみることにした。
山頂から少しだけ急な下りだったがすぐに平坦な道になって、展望台に着いた。板床があって、その上からはすばらしい眺めであった。大満足。
山頂に引き返して、あとは登ってきた道を引き返す。
帰りは気持に余裕もあるので、ブナなどの写真を撮りながら戻った。
打原峠に戻ったのは153分で、これなら燕山に登れる。
峠からは見上げるような急坂である。この急坂が山頂まで続くのかと思ったら傾斜はすぐに緩やかになって、左にカーブしてピークに着く。でもその先は一旦下りであった。たった800mのコースに上り下りをつけないでほしい。
鞍部からはさらにすごい急登であった。山頂まではきつい登りの連続だが、この登りがいちばんきつかった。登から左に曲がると少し傾斜がゆるむ。杉の林の中を登って、山頂が近づくと傾斜が緩やかになり、明るくなって山頂かと思ったら尾根に出ただけであった。その先に最後の急な登りがあって、ようやく山頂に着いたのは15時半であった。
山頂の標識の下には、ほとんど土に埋もれた三角点があった。等級は埋もれていてわからなかった。
東側が開けていて展望できるのだが、見える山の名前はわからない。
これでこの登山は終了、引き返すだけである。でも、峠への急な下りは本当に大変であった。

峠からは荒れた自然歩道を下って、車の前に着いたのは1615分であった。


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自信がないが右の林道を行った


林道を歩いて行く


中国自然歩道の指導標があった


自然歩道の橋が崩れ落ちていた


打原峠


高鉢山分れ


輝く緑の中を行く


台地ヶ原


ナラ太郎


芦谷口分岐


中峰山頂


安蔵寺山山頂


展望台


燕岳への登り


燕岳山頂





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