2000/8/11

標高 2625m
霞沢岳から縦走した。
ともかく穂高、槍の展望がすばらしい。
夕立の後に、安曇野にかかる虹まで見ることができた。
蝶ヶ岳三角点


BACK 霞沢岳



811

徳本峠6:45─→7:56明神見晴し8:10─→9:28大滝槍見台9:45─→12:33大滝山山頂─→13:08大滝山荘─→14:48蝶が岳ヒュッテ


昨日、ここでテントを張ったのは自分一人だけであった。
5時前に起きて食事の準備をした。
テントをたたんで、荷物をザックにすべて収納して、それから水汲みに行った。
これからたどる常念山脈の稜線には一切水場がない。
徳本峠小屋の前に荷物を置いて、小屋のおじいさんに水場は島々と明神のどっちが近いか訊いたら明神だという。昨日の道をペットボトル2本持って引き返した。
行き10分、帰り20分かかった。
水を満タンにして、6時45分に出発。今日の歩行時間は6時間40分である。昨日のように11時間以上も歩く必要はないので気は楽だ。
徳本峠小屋の横を通って、北に伸びる稜線に取り付く。
明神見晴しまでは約1時間の行程だが、道はすべて林の中で展望がまったくきかない。
歩いていると左足が少し痛む。縦走は始まったばかりなので少し心配。
今日は天気はいいみたいである。明神見晴しには8時少し前に着いた。
ここだけが林が切れて、展望が開けている。
名前の通り、正面に明神岳のすばらしい岩峰がそびえていた。
ここで15分ほど休んで出発したら、追いかけるように団体がやってきた。これは昨日霞沢岳から下ってきた中高年の一団である。彼らには槍見台で追い越された。彼らが健脚なのか、自分が不甲斐ないのか。
明神見晴しからは再び樹林のなかの道を1時間以上歩いて、だいぶへばった頃に大滝槍見台に着いた。ここには櫓が組んであって、ここに登ると槍ヶ岳を見ることができた。
天気は上々で、遠くに槍ヶ岳がすっくと聳えているのが見えた。うれしくなる。
ここからはまた林の中に入って、急降下する。それからゆるく登ったり下ったりを繰り返して、大滝山に着いたのは12時半頃であった。この間長く感じた。
大滝山からの景観はこれまたすばらしかった。このコースのよさは槍、穂高のパノラマを思いっきり楽しめることにあると思い知らされた。天気はよくて、穂高の山頂には少し雲がかかっているがそれでも穂高の岩壁の景観はすごいし、槍ヶ岳はすっきりとした穂先を見ることができる。
ここから登山者が少し増えたみたい。どうやら、蝶が岳から往復する登山者が多いようなのだ。
山頂を後に少しだけ下ると大滝山荘である。ここはそのまま通過して、蝶が岳に急ぐ。
今までの林のなかの道から一気に展望が開けた稜線の道になって気分は爽快である。いままでの疲れがうそのように消えてしまう。
大滝山北峰はそれと気づかぬうちに通り過ぎて、槍、穂高を眺めながらのすばらしい縦走路である。蝶が岳への登りは池塘やお花畑を通り過ぎたところから始まった。登りが緩やかになると前方に蝶が岳の小屋が見えてきた。
蝶が岳ヒュッテのキャンプ場には3時前に着くことができた。
テントを張って、それから裏の小高い稜線に登ってみると、そこからは間近に穂高の岩壁が聳えていた。ただただ感激。
ここから長塀の頭に向かう。蝶が岳ではここが最高峰になる。登っていったらそこに「蝶が岳山頂」と書いた指導標が立っていた。標高2677mである。
このあとテントに入っていたら5時30分頃から雨になった。少しうたた寝をしていたら外で歓声が聞こえる。
外に出てみると、雨は上がって松本平方面に大きな虹がかかっていた。きれいであった。
さっきまでは雲に隠れていた常念岳が大きく聳えているのが見えた。
雨上がりで空気が澄んで、山々の景色が際立って美しく見える。穂高も雲がすっかり取れて、夕焼け雲を背景に紺のシェルエットで聳えていた。
大滝山の方を見ると、薄い雲が山の斜面を乗り越えていくのが見えた。
すばらしい山の夕べであった。




NEXT 常念岳

明神見晴らし


大滝槍見台


樹林の中を行く


稜線に出た


大滝山山頂


大滝山荘


蝶ヶ岳とあるが長塀ノ頭


蝶ヶ岳キャンプ場




安曇野に虹がかかった


槍見台から槍ヶ岳


蝶ヶ岳山頂から穂高岳


滝雲が流れる

蝶から槍ヶ岳
常念岳
夕焼けの穂高

朝焼けの穂高


朝の槍ヶ岳




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