京都一周トレイル.

清水山 標高 242m

泉涌寺→劔神社→国道1号線→清水山山頂→東山山頂公園→将軍塚→粟田口(粟田神社)→三条大橋

京都の東山三十六峰を登ってみたいと思った。ところがこのための縦走路はなくて、かわりに見つけたのが「京都一周トレールである。泉涌寺からいよいよ東山の山稜に上って行く。清水山は三角点のある標高242mの山頂なのだが、展望はなくて、今日の一番の絶景ポイントは将軍塚がある東山山上公園であった。
東山山上公園.

 泉涌寺から清水山山頂へ
自然歩道は右に下って橋をくぐる


剣神社


国道1号線に出る


山の中に石塔があった


清水山山頂

BACK 泉涌寺

2004年1月4日

泉涌寺を後にして、さらに道を進む。
今熊野観音に向かう参道の下をくぐって、静かな道を行くと、住宅地に出る。左に少しだ行くと「劔神社」。平安遷都のとき、王城の鎮護のためにこの地に宝剣を埋めたのが始まりらしい。京都一周トレールは右に行く。
細い道を行くと滑石街道に出る。京都市街から東山を越えて山科へ行く道である。これを横切って、山に登って行く道に入る。
ピークを越えて下って行くとすさまじく交通量の多い道に出た。国道
1号線であった。この国道を横切ることはできない。指導標によると一旦、細い道に入って、そこからトンネルでこの国道を渡るのだそうだ。
ところが、ここで勘違いしてしまって、どんどん歩いていってもトンネルに突き当たらない。引き返したら、細い道に入って、すぐに道を渡って国道に引き返すとそこにトンネルがあるのだった。20分ほど時間をロスしてしまった。
急な階段の道を登って静閑寺に続く舗装道路に出ると、ここからさらに細い舗装の道に入る。樹林の中の静かな道でこの道をそのまま辿ると清水寺に行くことができる。
5分ほど行くと指導標があって、ここからは完全な山道になった。急な道を登って行く。

稜線に出たところはT字路になっていて、トレールは左に登って行くのだが、右に行くと古い石塔が立っていた。「静閑山の石塔」で、彫り込まれた石仏がいい。風化して輪郭が定かでなくなっているのだが、私はこういう路傍の石仏が大好きなのだ。
ここからは、今日のコースで初めての本格的な山道で、清水山山頂に至る道である。
清水山山頂に着いたのは14時。
山頂の三角点にはトレールから右に少し入らなければいけない。標高242mの山頂三角点は樹林の中にひっそりと置かれていた。
山頂は林の中で、ほとんど平らといっていい。でも今日のコースの中では一番標高が高いのだ。
トレールに戻ったところにベンチがあったので、ここで食事をすることにした。
ポッドに入れて持ってきたお湯でカップヌードルを食べた。意外とうまかった。
最後にコーヒーを飲んだら、ポッドのお湯はなくなってしまった。



 将軍塚から粟田神社へ
林道を渡って、急登する


東山山頂公園に着いた


将軍塚


三条大橋の弥次喜多像


清水山山頂から一気に下る。
「森の小路」という標識が立っていて、ここから鋭角に右に曲がる。すぐに林道に出るが、これを渡って再び急登していくと、突然広い駐車場に出てしまった。
ここが「東山山頂公園」であった。
この公園の突き当たりにお寺の門が見える。青蓮院大日堂で、この境内の中に将軍塚があるのだ。
将軍塚というのは、桓武天皇が平安京を造営したとき、王城鎮護のために造営した塚なのだ。高さ2.5mもの大きな土の人形に甲冑を着せて、京都の方向を向けて埋めたのだそうだ。今の将軍塚は日本庭園の築山のようで、大きな石が置かれていた。
この境内には鉄筋のすごい展望台があって、このなかに入るのは有料である。でも、ここから見る京都の夜景はすばらしいのだそうだ。でも、この展望台に上らなくても、公園の一角から京都市街は展望できるのだ。
すばらしい眺めで、今日一日の苦労が報われた感じであった。

門を出て、公園に少し戻ったところで右に下って行く道がある。これがトレールでる。
ここからはひたすら下るだけである。行く手には京都市街が広がっている。
道の右は柵になっていて、これは都ホテルの敷地なのだそうだ。
どんどん下って、粟田神社の横に出る。ここは東山道・東海道に通じる「粟田口」で、この神社は旅立ち守護の神様として崇敬されているのだ。私は旅行することが多いので、もちろん参拝することにした。
粟田口は、もう京都市街地である。

神社の前の道を少し行くと広い道に出た。三条通りで、これを歩いて三条大橋に着いた。この橋が東海道の終点なので、今日のウォーキングはここで切り上げることにした。


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