BACK 泉涌寺
2004年1月4日
泉涌寺を後にして、さらに道を進む。
今熊野観音に向かう参道の下をくぐって、静かな道を行くと、住宅地に出る。左に少しだ行くと「劔神社」。平安遷都のとき、王城の鎮護のためにこの地に宝剣を埋めたのが始まりらしい。京都一周トレールは右に行く。
細い道を行くと滑石街道に出る。京都市街から東山を越えて山科へ行く道である。これを横切って、山に登って行く道に入る。
ピークを越えて下って行くとすさまじく交通量の多い道に出た。国道1号線であった。この国道を横切ることはできない。指導標によると一旦、細い道に入って、そこからトンネルでこの国道を渡るのだそうだ。
ところが、ここで勘違いしてしまって、どんどん歩いていってもトンネルに突き当たらない。引き返したら、細い道に入って、すぐに道を渡って国道に引き返すとそこにトンネルがあるのだった。20分ほど時間をロスしてしまった。
急な階段の道を登って静閑寺に続く舗装道路に出ると、ここからさらに細い舗装の道に入る。樹林の中の静かな道でこの道をそのまま辿ると清水寺に行くことができる。
5分ほど行くと指導標があって、ここからは完全な山道になった。急な道を登って行く。
稜線に出たところはT字路になっていて、トレールは左に登って行くのだが、右に行くと古い石塔が立っていた。「静閑山の石塔」で、彫り込まれた石仏がいい。風化して輪郭が定かでなくなっているのだが、私はこういう路傍の石仏が大好きなのだ。
ここからは、今日のコースで初めての本格的な山道で、清水山山頂に至る道である。
清水山山頂に着いたのは14時。
山頂の三角点にはトレールから右に少し入らなければいけない。標高242mの山頂三角点は樹林の中にひっそりと置かれていた。
山頂は林の中で、ほとんど平らといっていい。でも今日のコースの中では一番標高が高いのだ。
トレールに戻ったところにベンチがあったので、ここで食事をすることにした。
ポッドに入れて持ってきたお湯でカップヌードルを食べた。意外とうまかった。
最後にコーヒーを飲んだら、ポッドのお湯はなくなってしまった。
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