にのもり

標高 1929m
壬生川駅→バス→保井野→1:10→登山口→45分→から池→1:30→堂ヶ森→1:20→二ノ森山頂

石鎚山から東赤石山までの長大な縦走路に挑む。その一日目なのだが、完全にバテてしまって二ノ森山頂にテントを張ってしまった。そのおかげで翌朝は、すばらしい朝の展望を独りじめすることができた。
堂ヶ森から仰ぐ二ノ森.

 保井野から堂ヶ森へ
壬生川駅


保井野バス停


登山口


樹林の山道を登る


尾根に着いた。梅ヶ市へ下る尾根


笹原に立ち枯れの林


堂ヶ森山頂が近づく


堂ヶ森山頂

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2002年812

夏休み3日目の夜が明けた。
駅のベンチに起き上がって外を見ると空が赤く染まっている。
異様なほどの赤い朝焼けであった。こんな時は天気が崩れるのだ。なんか嫌な予感がした。

登山口の保井野に行くバスは733分発である。
駅の前の広場はバスターミナルになっている。7時頃にバス停に行って、ベンチに座っていたのだが、不思議なことにバスが1台もやってこない。
ふつう、駅前のバス停ならいろんな行き先のバスが入れ替わり立ちかわりやって来るものなのだが、それがない。本当にここはバス停でいいのかと心配になってしまった。
少し遅れて保井野行きのバスがやってきた。ほっとした。
バスに乗ったのは私一人で、運転手さんが、どうせ他に乗る人はいないから前に座っていたらいい、と言う。
本当に乗客がいないバスで、終点までの間に乗ってきたのはおばあさん一人だった。
保井野までは1時間かかる。
バスはどんどん山の中に入って行く。
平野では晴れていたのに、山には濃い雨雲がかかっている。山に近づくにつれて空は曇ってきた。朝の不気味な朝焼けを思い出してしまう。
バスは予定通り835分に到着。
バス停はけっこう変わった建物で、その土壁が崩れていたりする。運転手さんがいうには、昔はここに泊まって翌朝一番の運行に備えたりしたのだそうだ。
バス停を後にしたが、すぐに着替えなければいけない。
下界での私は半ズボンにゾーリである。これでは山には登れない。
着替え終わってザックを背負う。めちゃくちゃに重たい。昨日買い込んだ食料が多すぎたみたいだ。
車道をしばらく歩くのだが、この道は大きく曲がりくねって続いているのでこれをショートカットする。
畑の中の細い道に入ったら迷ってしまって、むだな時間を使うことになってしまった。
1時間ほど歩いてようやく登山口に着く。
駐車場があって、その向こうに廃屋がある。その横に登山口があった。
ガイドブックではここから2時間で堂ヶ森山頂に着けるはずである。
ところが、今日はまったくだめだった。倍以上の時間がかかってしまう。
ともかく荷物が重い。
そして、途中から雨が降り出した。雨具に着替えるのに時間がかかり、また晴れてきたのでまた着替えたりと、時間がどんどん過ぎて行く。
から池」という尾根上に着いたときは、これでやっとラクになると思ったが、さらに急な上りが続く。
雨の中の登りだった。本当に疲れが倍加する。

梅ヶ枝の分岐は稜線の上で、ここで一気に展望が開けた。天気も回復してきて、景色が見える。ここで雨具を脱いだ。
堂の森には笹原の斜面に道が続いている。
笹の原が、緑の絨毯のようで気持ちがいい…のだが、バテバテである。
20分のコースタイムのところを40分もかかってしまった。
途中で登山者とすれ違った。二の森まで行くつもりが雨で堂ヶ森から引き返してきたのだそうだ。
行く手に稜線が見えて、反射板が立っている。そこが堂ヶ森の山頂だろうというのは分かるだが、足が前に進まない。
登山口を出たのが
10時であったが、堂ヶ森に着いたのは2時であった。
堂ヶ森の山頂は横に長くて、登山道はその西の端に着く。
ここにザックを置いて山頂の三角点に向かう。
この堂ヶ森の山頂には大きな反射板があって、これをくぐったところに三角点がある。
ここから眺める二の森はすばらしい山である。
笹に覆われていて、緑に輝いている。天気がいいというのはすばらしい。



 二ノ森山頂へ
二ノ森が近づく


二ノ森山頂に着いた


山頂でテントを張った


さて、二の森に向かって出発する。傾斜も緩やかな稜線の道である。今までの急登でゼイゼイ言っていたのがウソのようである。
堂ヶ森を下ったところに水場があるはずで、沢に着いたが水はほとんど流れていなかった。
今日はバテて遅れてしまったので、予定の「よさこい峠」まではいけそうもない。どこかでテントを張ることになるが、そのためには水が必要である。
困った。沢から下を見ると小屋が見える。そこには水場があるのではないかと思う。
登山道は稜線にそって続いているからこの沢からはどんどん離れて行く。5分ほど行ったところに小屋に向かう踏み跡があった。
ザックを置いて水汲みに出かける。小屋は荒廃していた。小屋から沢に下りる道も草茫々である。これを掻き分けて沢に着く。水はチョロチョロしか流れていないが、さっきよりはましである。ここで時間をかけて水を補充。
さて、水も準備できたので、どこでもテントが張れる。安心して二の森をめざす。
道は稜線から外れて山腹を巻いていく。私が二の森と思っていたのはどうやら前衛にあたる山のようで、この後に二の森が聳えている。山頂付近には木が生えているのが見える。さらに行くと、ちょっとした岩場があって、これを過ぎると林の中に入る。
最後の登りはけっこうつらかった。バテバテである。
山頂に着いたのは4時。雲の中であった。
水も満タンなので、面倒になって、ここでテントを張ってしまうことにした。


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