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上高地から見る穂高岳 |
槍ヶ岳からババ平へ | 槍沢に下る 天狗原(氷河公園)の分岐 雪渓に沿って下る |
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BACK 三つ岳から槍ヶ岳 2005年9月3日 予定では槍の肩でテントを張るつもりだったが、まだ2時半である。行けるところまで下ってしまうことにした。どうせ明日は天気が崩れるのだ。今夜はババ平にテントを張るつもりだ。 下り始めたら槍沢から濃い霧が上ってきて、あっという間に白い霧に閉ざされてしまった。 急な岩礫の斜面をジグザグに下る。 15時過ぎになったのに、登ってくる登山者は多い。カレンダーを見たら、今日は土曜日なのだ。登山者が多いわけである。 途中から雨になったが、私は傘をさして下って行った。雨具はムレで内側から濡れてしまうので、よっぽどの豪雨でないかぎり雨具を着ることはないのだ。 氷河公園との分岐まで来たら雷が鳴り出した。3時半を過ぎた頃である。さっき、槍の肩であった40人の団体のことを思い出した。まだ槍の穂先にいるだろうから、この雷のなか、彼らはどうしてるんだろうと心配してしまった。 水俣乗越分岐のあたりで雨は小雨になった。 ババ平に着いたのは17時少し前である。 たくさんのテントが張られていて、私がテントを張り終えた後にも多くの登山者がやってきて、テントを張っていた。さすがに週末である。 |
ババ平から上高地へ | ババ平キャンプ場 槍の穂先が見える 一股の橋を渡る 徳沢園に着いた 木梨平のキャンプ場 新島々行きバス |
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9月4日 朝、早く出発することにした。 4時半に起きてコーンスープだけを飲んだ。私の朝食はだいたいこんなものなのだ。 ババ平を出発したのは5時25分である。上高地からはバスに乗らなければいけないのだが、槍沢ロッジでバスの時間を確認するつもりだ。あとは、そのバスの時間にあわせて歩いて行けばいい。 槍沢ロッジの前では、たくさんの登山者が出発前の準備体操をしていた。小屋の中をのぞいたが、ここにはバスの時刻表はなかった。 あきらめて、さらに先を急ぐことにした。 横尾山荘に着いたのは7時である。小屋の前のガラス戸に時刻表が貼ってあった。上高地発10時と10時40分が適当な時間である。これなら、十分余裕をもって上高地に着くことができる。 横尾山荘の前のベンチに座って、休憩しながらふと思った。横尾から上高地までは標準で3時間である。10時の前のバスに乗れないだろうか。 もう一度時刻表を確認したら、9時10分があった。急いだら、これに乗れるのではないだろうか。今日は下りだけで、しかも最終日である。明日のために体力を温存する必要はない。思いっきり速く歩いてみることにした。(また、バカなことをしている) 3時間の行程を2時間で歩くことになる。 ガンガンに急いで歩いて行く。ほとんど小走りである。 横尾を7時10分にスタートして、徳沢に着いたのは7時35分、休みなしに歩き続けて、明神には8時5分に着いた。 あと1時間で上高地に着かなければいけない。さらにピッチを上げる。 河童橋の前に着いたのは8時35分であった。余裕で間に合った。昨日まで6日間、重いザックを背負って縦走してきて、さらにこれだけのことができる。もしかしたら、自分の体力って、けっこうすごいのではないかと思ったりした。 時間にゆとりができたので、河童橋から穂高を撮影した。昨日の雨がウソのように、真っ青な青空が広がっている。上高地から見る穂高は最高である。 予定の9時10分のバスに乗って、新島々で電車に乗り換え、松本に着いたのは11時17分である。 松本にきたら必ず行くことにしている「とりでん」でラーメンを食べて、12時13分の特急あずさに乗った。青春18切符の各駅で帰りたかったが、今日中に仙台に着くためには特急を使うしかなかったのだ。 新宿からは各駅停車を乗り継いで、仙台に着いたのは夜の10時であった。 NEXT 上高地から槍ヶ岳 BACK 日本アルプス全山縦走 |
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