キャンプ場→船窪岳2459m)→不動岳(2601m)→南沢岳(2625m)→烏帽子岳(2628m)→烏帽子小屋

いよいよ北アルプスの核心部に迫る。縦走路からは槍ヶ岳が見えるようになった。今日最後の烏帽子岳は美しい湿原の中聳える岩峰であった。
烏帽子岳

 船窪岳山頂へ
断崖に沿って稜線を行く


船窪乗越


船窪岳山頂

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2005年91

4時半に目を覚ました。もう少し寝ていたい気分だったが、起きて朝食の準備。でも、今朝はご飯を炊く気にならず、お湯を沸かして、味噌汁だけ飲んだ。
テントをたたんで、出発は550分であった。
細い稜線の道を行く。
樹林の中の道を行くのだが、樹林から抜け出すところでは、左側は崩落の白い砂礫の絶壁を見ることができる。すさまじい風景である。この白いザレに沿って登山道は続いているのだ。ちょっと怖い。
どんどん下って行くのだが、行く手には下った分と同じくらいの登りが待っているのだ。昨日、テント場であった学生が言ったいたように、すさまじいアップダウンを繰り返さなければいけないのだ。
縦走路の右には高く聳える山が見える。これは立山連峰であった。そして、立山の右に聳えているのは針ノ木岳であった。朝日を浴びてくっきりとそびえ立ち、すばらしい眺めである。

縦走路から左を眺めると槍ヶ岳を見ることができた。北アルプスのど真ん中を歩いているということがわかる。
キャンプ場からコル(船窪乗越)まで下るのだが、こんなに下ってしまうのかと思うくらい下る。その分はまた登り返すのだ。
登りになると、所々に木の梯子がかけられていた。急登して、樹林の中の船窪山山頂に着く。でも、山頂という気がしない頂きであった。



 不動岳山頂へ
標高2459m山頂


不動岳に続く岩尾根


不動岳への登り


不動岳山頂


船窪岳山頂を過ぎると、痩せた岩尾根があった。手すりがつけられていた。これを渡って、さらに急降下する。途中には木の梯子が2つあって、どんどん下って行く。ストックをついて歩いていたのだが、急な岩場になってきたのでザックにしまった。
コルのあたりでは岩壁をカニの横ばいのように横切る。ロープが張られていたが、ぶれそうで怖い。
ここが鞍部かと思ったらそうではなくて、さらに下って行くのだ。
コルはお花畑になっていた。前方にはどっしりと大きな山が聳えている。不動岳とは違うので、これが西船窪岳ではないかと思う。
ザレた斜面、岩場を急登する。ロープも下がっている険しい道で、これを頑張って登ると、
ようやく黄色い標柱が立つ山頂に着いた。ここが西船窪岳かと思ったら、標柱には標高2459mと書かれている。これは船窪岳の標高である。では、さっきの船窪岳山頂はいったい何だったのだ?
この山頂からは比較的緩やかな尾根の道で、針葉樹林の中を行く。
行く手に岩峰が現れ、これを越えると展望が開け、不動岳の山頂が見えてくる。左は崩落地でその縁に沿って登って行く。振り返ると、歩いてきた稜線のアップダウンの道がすごい。
不動岳まではすごい急登なのだが、ほとんど樹林の中を登る。樹林から抜けると這い松の急斜面で、これを山頂に向かって一直線に登る。登りきったところで傾斜はゆるやかになるが、行く手には岩峰。この岩峰の基部を鎖で登って、右からまわりこむと山頂の一角に出る。平坦な広い尾根を歩いて行き、10時、不動岳の山頂に着いた。
山頂からの眺めはすばらしい。振り返ると、黒部湖とその上に立山連峰、この右には針ノ木岳、蓮華岳の連なりが望める。行く手の稜線の上に岩が鶏冠のように突き出ているのが見える。今日目指す烏帽子岳である。その手前には、どっしりと大きく南沢岳がそびえている。まだまだ縦走路は厳しそうだ。



 南沢岳山頂へ
南沢岳への道。左は断崖


不動岳山頂が見えた


南沢岳山頂


不動岳からの下りは、そんなにきついものではなかった。砂地の道から這い松の中に入って、それから涸れた沢に沿って下って行く。大きな岩がゴロゴロして歩きにくい道である。
沢の道から外れて平坦な道になる。安心したら、少し行くと再び急降下になった。左はあいかわらず白い崩落地である。コルからは崩落の縁に沿って、すごい登りが続く。砂地の道で足が滑る。左は断崖なのだ。
急登して、ようやく台地の上に出ると、そこは大きな岩が重なったピーク。でも南沢岳山頂はさらにこの先である。お花畑の中を登って、最後は這い松のトンネルをくぐって、ようやく山頂に着く。
広い砂地の山頂で、山頂の標識はなくて、三角点だけがポツンとあった。
西側の黒部側の向こうには赤牛岳が聳えている。その後にはカールを抱えた薬師岳。赤牛の尾根を左にたどると、すばらしく風格のある鋭い三角峰が聳えている。これが黒岳(水晶岳)である。北アルプスの秀峰が一望できる。大感動してしまった。



 烏帽子岳へ
池塘の草原に下る


池塘の間を行く


烏帽子岳山頂


烏帽子小屋が見える

細長い山頂を歩いて行くと岩峰があって、これを左折。そこからはすごい急降下が待っていた。でも、この下山路からの景色はすばらしい。真正面には烏帽子岳の岩塔が大きく聳えていて、その麓は緑が庭園のように広がっている。そのなかに地塘がいくつも散らばっていて、すばらしくきれいだ。
下ってしまってからは、この庭園のようなお花畑の中を行くのだ。
ゆるやかに登って砂地の平坦地に出ると、そこには烏帽子岳との分岐がある。
この分岐の指導標のところにザックを置いて山頂を目指した。ここからみる烏帽子岳は南アルプス地蔵岳のオベリスクみたいである。
這い松の間の階段の道を登って、大岩壁に基部に着く。この大きな一枚岩を鎖でよじ登る。この岩場には足がかりの窪みがつけられていた。助かる。
登ったところで、この岩壁の棚を左にトラバース。もう一度岩の間を鎖で登ると山頂である。山頂には岩塔があって、その先端まで登ることは私にはできない。
分岐に戻って、135分。
小屋を目指すが、行く手には岩の山が聳えている。ニセ烏帽子と呼ばれて山で、登山道はこの山を巻くのだと思っていたら、キッチリ山頂を踏ませてもらった。山頂にはケルンが積まれて、宝剣も立っていた。ここから振り返ると、烏帽子岳と南沢岳の展望がすばらしい。行く手には烏帽子小屋が見えた。
山頂からは緩やかに下って稜線を歩き、一旦、樹林に入るが、これを抜けるともう小屋の前であった。2時少し前であった。
小屋でキャンプの手続きをして、水をリットル買った。小屋のおじさんに七倉から来たと言ったら、速いと褒めてくれた。



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