親不知海岸→入道山→尻高山(677m)→坂田峠→シキ割

日本アルプス全山縦走の第一歩は親不知海岸から始まる。打ち寄せる波に手を浸して、それから歩き始めた。第一日目はひたすら樹林の中を登ることであった。
親不知海岸

 栂海新道入り口へ
親不知駅


道の駅ピアパーク


日本海に手を浸して出発


親不知記念公園


栂海新道入り口


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2005年83

計画通り、親不知駅には119分に着いた。でも、この駅で降りたのは私一人であった。
親不知駅は無人駅である。駅の待合室にはだれもいなくて、灯りが異様の明るかった。ベンチもあって、ここで泊まってしまおうかとも思ったが、ともかく歩いてみることにした。
真っ暗な道を行く。私は国道8号線を歩いて行くのだが、高速道路の北陸道も平行している。
夜道を歩いて行くと、「道の駅ピアパーク」があった。ラッキーである。この道の駅ならテントを張っても怒られることはないだろう。

道の駅の売店の前にテントを張った。高速道路の高架が上にあって、ちょうど屋根になっている。ところが、これは大失敗であった。車の音がめちゃくちゃにうるさいのだ。しかたがないので、広場の海岸よりの歩道にテントを張りなおした。
車の音は小さくなったが、テントの中はめちゃくちゃに暑かった。
私は仙台に住んでいるのだが、仙台に熱帯夜というのはなかった。これが熱帯夜かと痛感してしまった。寝苦しい夜であった。


84

5時前に眼を覚ました。テントをたたんで6時少し前。
いよいよ登山開始だ。そのまえに、海岸に下りて行った。これから日本アルプスを目指すのだが、歩き始めは海抜0mからだ。その確認のために、まず海に手を浸すのだ。
打ち寄せる波に手を濡らしてから、国道を歩き始めた。海岸に沿って歩いて行くと、親不知記念公園がある。ここには母子の銅像がたっていた。ここから隧道を行く。この中には歩道の部分がなくて、大型トラックとすれ違うのは、かなり怖い。
このトンネルを抜けたところで、道は大きくカーブしている。そこには川が流れていて、登山道はこの川に沿って続いているはずである。
道をみつけて沢の道に入ったが、すぐに道は消えてしまった。しばらく道を探したが、どうしてもわからない。私は山と渓谷社のアルパインガイドを持ってきているのだが、この地図は間違っているのではないかということに気がついた。別に買ってある昭文社の「日本アルプス総図」と比べると、登り口が違うのだ。私の持ってきたアルパインガイドは昭和50年のもので、今から30年も前のものなのだ。この間に道がつけ変わっているようだ。
登山口は、国道をさらに20分ほど歩き、親不知トンネルの手前のホテル天険に着くと、そこに登山口の案内があった。



 入道山から尻高山へ
入道山山頂


林道の向こうには長い鉄ハシゴ


尻高山の三角点


尻高山の石仏


樹林の中を登って行くがかなり急な登りである。海抜0mから一気に尾根に向うのである。25分登ったら送電線の鉄塔があった。その手前に左に下って行く分岐があって、そこには「青海75」という林道の番号が書かれている。これは道を間違えて沢をさまよったときにみた踏み跡の入り口にあった番号である。やっぱりあそこからも登れたんだと納得した。
急登が続く。樹林の中をひたすら登って行くのだ。これはかなりきつい。
最初の目的であった入道山に着いたのは845分である。私の古いガイドブックの地図では、登山道はこの山頂は通らないことになっているのだが…。入道山の山頂は、きわだったピークではなくて、樹林の中の平坦な道の横に、ぽつんと標識が立っているというものであった。
かなり疲れている。昨日の睡眠不足と荷物の重さで、バテバテである。ここで
20分ほど休憩してしまった。
尻高山に向かう。入道山山頂からは二本松峠に下る。峠は樹林の中にあって、そこにはこの峠が交通の重要な峠であったことを書いた説明板が立っていた。
二本松峠からはひたすら登りである。全般にいえることなのだが、この栂海新道はすさまじいアップダウンの道なのだ。これが体力を消耗させられる。
緩やかに下ると、立派な林道に出てしまった。そして登山道は道の向こうに急な階段となって続いていた。ここからは少し展望が開けるのだが、すぐにまた樹林の中に入って急な登りが続く。
尻高山に着いたのは1040分である。標高は677m、0mから登り始めたのだから、稼いだ高度は標高そのままである。林の中に小さな広場があって、その真ん中に三角点と山名の標識が立っていた。この広場の端には石仏もあった。



 坂田峠からシキ割へ
坂田峠





金時坂の頭


シキ割にテントを張った


さて、ようやく677mまで登ったのだが、登山道は容赦なく、再び峠に向かって下るのだ。ともかく、アップダウンの繰り返しである。
坂田峠に着いたのは1140分、お地蔵様が立っていた。峠は旧北陸街道と交わるところで、その道は舗装された車道であった。
ここで休憩して、今夜の泊まりをどこにするか考える。小屋があるのは白鳥山の山頂なのだが、そこには水がない。この山の手前には「シキ割」という水場がある。私の古いガイドブックには幕営地があるとかかれているのだが、新しい地図にはそんなマークはない。だめだったらシキ割で水を補給して、その水を背負って白鳥山まで行くしかない。でも、水が涸れていることはないだろうか、と心配になる。そんなことをあれやこれや考えていたら、登山者がやってきた。
水が出ているかどうか訊いたら、おいしい水が出ているという。よかった。テント場についても確認したら、1〜2のテントが張れるところがあるという。よかった。
今日はこの「シキ割」にテントを張ることに決めた。
峠から再び登りが始まる。これがまた、めちゃくちゃに急な登りであった。階段の登りになって、ロープが下がっていたりする。ほとんど絶壁に近いのではないかと思ってしまう。
睡眠不足でフラフラになりながら、この急な道を登ってゆく。
ようやく平坦な道になって、樹林の中を行くと狭いテント場があった。そして、そこからすぐのところに水場があった。まず水を腹いっぱい飲んだ。冷たくてうまかった。時間は1310分である。まだ十分歩ける時間なのだが、明日がんばることにして、テントを張ってしまった。
テントの中でご飯を炊いたら、暑くて汗だくになってしまった。
時間が十分あるので、あとはテントの中で本を読んですごした。今日は海抜0mから急登を続けてきたのだ、ゆっくり休養して、明日がんばろうと心に決めた。


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