やみぞさん

標高 1022m


 八溝湧水群へ
おくのほそ道の石標があった


蛇穴口登山口の鳥居を振り返る


日輪寺への分岐


八溝山湧水群入り口


ようやく登山らしくなってきた


八丁坂


龍毛水、白毛水の分岐


竜毛水

2002317

来週はもう京都に引っ越しているはずである。小山在住の最後の登山をすることにした。
私は小山に転勤してきてから、「栃木県の山120」という本を買った。ところがこの本は真新しいままで本棚にある。
小山には4年住んだのだが、夏は遠出ばかりしていて、冬は「関東ふれあいの道自然歩道」を歩いていた。このため、この本に登載されている山にはほとんど登れずじまいだった。ちょっとさみしい。
茨城県の最高峰は八溝山である。この山は栃木、茨城、福島の3県にまたがっていて、「栃木県の山120」にも登載されている。この山に登ることにした。
車で出かけるのだが、距離的には近いので6時過ぎに家を出た。ところが、カーナビで目的地指定をしたら距離は130kmとなった。3時間以上かかりそうだ…。
少し焦ることになってしまった。

国道4号線を宇都宮に向かって走る。国道4号線は2本走っていて、旧4号は市街地を貫いて続いているが新4号はバイパスになっていて片側2車線の快適な走りができる。
おかげで時間が短縮できて、登山口に着いたのは8時半頃であった。
八溝山は困ったことに、車道が山頂のすぐ下まで通じていて、なにもわざわざ歩かなくてもいい山なのだ。
また、中腹に旧参道口駐車場があって、ここからだと往復2時間40分のコースになる。
これではいくらなんでも安直すぎて、茨城県の最高峰にもうしわけがない。蛇穴口から登ることにした。これだと林道歩きの4.2kmが加算されて、往復4時間40分のコースになる。

蛇穴口の登山道入り口には大きな鳥居が立っている。
ここに車を置いて歩き始めた。
登り1時間の林道歩きは、ただひたすら単調であった。
しかも腹立たしいのは、登山者を乗せた車がどんどん私を追いぬいていくことである。
大きなカーブを描きながら道はどんどん高度を上げて行く。
1時間歩いて道が平らになると、行く手に車が3台ほど停まっているのが見えてきた。
ここが旧参道口駐車場である。
駐車場の手前に指導標が立っていて、日輪寺に向かう道を示していた。帰りにここに戻ってくるつもりある。
駐車場を過ぎて200mほど行くと再び指導標があって、八溝川湧水群を巡る道とある。
この八溝山中の湧水群は昔からかなり知られていたものらしくて、「五水」という湧水があるのだそうだ。
金性水、鉄水、龍毛水、白毛水、銀性水といって、この名は水戸黄門(水戸光圀公)がつけたのだそうだ。
この五水全部を飲んでみたくなった。
天気は薄曇りなのだが、時々日が射す。
ブナ林の稜線をのんびりと行くと、20分ほどで金性水の前に着いた。水が滴っているのだが、水量は少ない。
休憩することにして、この水を汲んで飲んだ。けっこう冷たくておいしい。
金性水から少し行くと八丁坂の指導標のあるところに出た。ここからは階段の急な登りが始まる。ここのすぐ上に鉄水がある。東屋のように屋根がかかっているのだが、水は流れていなかった。
八丁坂の階段になった道を登って行くと左手に入る道があって、そこに龍毛水がある。ここも水は涸れていた。
この分岐に崩れてしまった小さな石塔が並んでいる。この八溝山は昔、修験道の山だったということだから、その名残なのだろうと思う。
八丁坂を登りきるとアスファルトの道に出て、直進すると八溝山頂。舗装道路を左に80mほど行くと白毛水である。ここも水は流れていなかった。
もとの道に戻って、山頂を目指す。途中に「五水」最後の銀性水がある。こんどこそはと思ったが、ここも涸れていた。結局、五水で水が飲めたのは金性水だけであった。今の時期はちょうど渇水期だったのかもしれない。



 八溝山山頂へ
鳥居をくぐって山頂へ


八溝山山頂にはお城があった


八溝山山頂


銀性水から山頂はすぐである。一旦舗装道路に出て、そこに白い馬の銅像と鳥居が立っている。鳥居を潜って石段を登ると、正面に神社の社殿があって、その左手には驚いたことにお城が建っていた。
これはいったい何ナノだと思ってしまうのだが、ガイドブックによると有料の展望台なのだった。コンクリート作りで、天主の最上階には大きく東西南北の四角い板が張り付けられてある。

なんとセンスのない…と思ってしまうのだが。
お城の登り口に行ってみると、受付があって100円と書いてあった。もちろん入らなかった。
神社の社殿の後ろは小高くなっていて、そこには三角点がある。八溝山山頂の標識が立っていた。
ここで記念写真。ただ、この山頂からはまったく展望はえられない。見えるのは有料展望台のお城もどきの建物と、大きな2つのアンテナである。
ちょっと、がっかりしてしまう。
帰りは日輪寺を経由にて戻ることにした。



 日輪寺から登山口へ
銀性水と日輪寺の分岐


日輪寺


杉の巨木が並ぶ道


沢に降り着いた


銀性水の下の分岐まで戻って、稜線を日輪寺に向かう。のどかな道である。
県道を横切って階段を下ると、日輪寺であった。
この寺は坂東21番札所なのだそうだが、コンクリート作りで、しかも妙に派手な赤で塗られている。なぜか軽薄な感じを受けてしまう。それでも札所巡りの人が何人かいて、お参りしていた。
日輪寺の階段を下ると大きな駐車場があって、そこをさらに一段下ると登山道がある。

大きな杉の続く道になる。昔の参道なのだろうか。
沢まで下ると橋があって、その手前にわさび田があった。鉄条網で頑丈に封鎖されていた。
でも、中のわさびは手入れされているものとは思えなかった。もうとうに栽培は止めていて、残された株から自然に生えてきているもののようだ。
沢を渡ると今度は登りである。
10分ほどで旧参道駐車場に着いた。
戻ってきた。
あとは林道をひたすら下るだけである。
4.2kmの道を40分で下って、蛇穴口の鳥居の前に帰ってきたのは12時半であった。



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