日本三百名山
すわやま

標高 1549m
登山口→35分→尾根→三笠山遥拝所→15分→浜平分岐→40分→弘法小屋→35分→下ヤツウチグラ→25分→諏訪山山頂→50分→弘法小屋→三笠山遥拝所→55分→登山口

諏訪山は日本三百名山の山なのだが、まったくきいたことがなかったので期待していなかった。でも、すばらしい岩峰をもつ山で、三笠山からの展望はすばらしいのだ。それに紅葉真っ盛りで、長い尾根歩きも苦にならなかった。
下ヤツウチグラから諏訪山

BACK 御座山


2006年111

登山口には普通の民家のような建物があるのだが、これは三笠山神社の「三笠山普寛堂」なのだ。その横には庫裡のような大きなな建物もある。昨日はこの前に車を停めて寝たのだ。
御堂の横には大きな登山道の案内板がたっている。歩き始めるとすぐに砂防ダムの突堤があって、この右を登る。

砂防ダムの沢を左に見ながら登って行くのだが、小さな滑滝があったりしてけっこう楽しい。沢から離れると急な登りになって、白い壁と赤い柱の御堂からはひたすらジグザグに登ってゆく。尾根に着くまではめちゃくちゃにきつい登りが続くのだ。ようやく尾根分岐に着くと、ここではスイッチバックするようにして左折する。
分岐からすぐのところに見晴台があるのだが、樹林の中でまったく展望はなかった。
最初は尾根の上を忠実にたどっていくのでアップダウンがきついのだが、やがて尾根を捲くようになると平坦になった。
登山道の所々には修験道の神の名前が刻まれた小さな石碑がたっている。石碑の傍には壊れたお堂が放置されているので、元々は御堂に収められていたらしい。いかにも信仰の山である。
進むにつれてきれいな紅葉の中を行くようになって、つい、足を止めて写真を撮ってしまう。
歩き始めて1時間半、三笠山遥拝所に着いた。三笠山の山頂には「三笠山刀利天王」の祠が祀られているのだ。遥拝所なのだからここから三笠山が見えるはずなのだが、お堂の後ろの岩に登っても樹林が邪魔でよく見えなかった。
ところで、ここまで来て理解してしまったのだが、諏訪山というのはすさまじい岩稜を通過してゆく山なのだ。ガイドブックを斜め読みしたときは、山頂は樹林の中と書いてあったので、ありふれた藪山だと思っていたのだ。名前からして「諏訪」というのだから、湖のように穏やかな山だと思ってしまうではないか。それは大間違いだったのだ。木の間越しに見える行く手の山は鋭く切り立っているのだ。なにかしらゾクゾクしてしまう。
そして、三笠山といったら奈良公園のなだらかな山を連想してしまうのだが「下ヤツウチグラ」が本当の名前らしい。それならいかにも岩塔の山といった感じである。気を引き締めて行かなければいけない。…と思ったらすぐに、この三笠山遥拝所からは鎖と梯子で岩場を下るのであった。左に巨岩が聳える道を行く。
平坦で紅葉のきれいな登山道だが時々大きな岩が突き立っている。
登山道の真ん中に大きなナラの木が立っているところを過ぎると、5分ほどで「湯の沢頭」である。ここで浜平鉱泉からの登山道が合流する。登歩き初めて1時間45分経過しているので少し休憩した。今日も天気はよくて、紅葉が日の光で輝いく絶好の登山日和である。
歩くにつれて、下ヤツウチグラの岩峰が大きく迫ってくる。あんな山に本当に登れるのかと思ってしまうのだ。
登りがきつくなる。急斜面を登って行くとトタンの小屋が見えてきた。これが弘法小屋なのだが、屋根の半分がなくなっていて後ろの壁もない。もちろんこれでは泊まることはできなくて廃屋にちかい。
弘法小屋を過ぎると本格的な岩場の登りになった。痩せた岩稜のピークをいくつか越して行く。
展望が開けて周りの山々が見えてきたが、なんという山なのかまったくわからない。
長い梯子が行く手に立ちふさがる。これは2つ連続していてすさまじい登りである。梯子はしっかり固定されていなくて足が震えてしまった。

ようやく小さな石の祠と石仏がおかれたピークに着いたが、
行く手にはさらに険しい絶壁をもつ岩峰が大きく聳えていた。これが下ヤツウチグラなのだ。この絶壁をどうしたら登れるんだと思ってしまう。祠のピークから急降下して、もう一度登りなおさなければいけないのだ。
鞍部からは樹林の中で、梯子を登ったりロープにすがったりしてようやく下ヤツウチグラに着いた。935分であった。登山口から3時間である。
山頂には御堂があるが扉は閉められていた。360度のすばらしい展望なのだが、特徴的な山がなくてどれがどれなのかまったくわからない。
行く手には木々に覆われた諏訪山が聳えている。すぐ近くのような気がするのだが30分ほどかかるのだ。
下ヤツウチグラからは尾根に沿って緩やかに下るのだが、すぐに絶壁の岩場があって、これをロープで慎重に下る。
鞍部からは樹林の中を登って行くのだが、この間が長く感じられた。
尾根歩きから少し急な道を登るとすぐに小さな石の祠がある。その先が諏訪山山頂であった。1010分になっていた。
樹林に囲まれた静かな山頂で、直前のすさまじい岩場の登り下りが夢のようである。もちろん登山者は私一人、ここまで誰にも会うことはなかった。
帰りは、弘法小屋まではステッキはザックに入れて両手をフリーにして慎重に下った。岩場を過ぎると本当にほっとした。あとは平坦な道を紅葉を眺めながらのんびり下って行くだけである。
尾根分岐から登山口への下りはかなりきつかった。ジグザグに下って行くのだが、その道幅はめちゃくちゃに狭くて滑りやすい。ここは慎重に行く。
登山口に戻ったのは135分であった。
すごい山だった。

上野村の道の駅にもどって、これからどうしようかと考えた。予定した山はすべて登ったのだ。
まだ登山を続けたい気分もあったが、明日から天気が崩れるとと明後日から連休が始まることを考えて、切り上げて帰ることにした。

24日間、ほとんど毎日山に登り続けて、25の山に登ることができた。満足である。
…でも、疲れた。

2006年甲信越登山旅行おしまい


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三笠山普寛道の左に登山道がある


急斜面をジュグザグに行くとお堂があった


尾根に着いた


三笠山遥拝所


遥拝所から岩場を梯子で下る


湯の沢の頭(浜平分岐)


弘法小屋、ほとんど廃屋


三笠山の手前のピークにあった


三笠山(下ヤツウチグラ)山頂


絶壁を下って鞍部へ


山頂直前に祠があった


諏訪山山頂





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