日本三百名山
しらきみね

標高 1596m
小白木峰登山口→50分→小白木峰→2:00→白木峰山頂→20分→三角点ピーク→15分→白木峰→1:50→小白木峰→30分→登山口

小白木峰から長い稜線を縦走して白木峰まで歩いた。南には金剛堂山と白山が眺められ、東には北アルプスが連なっている。そして、山頂には湿原が広がっているというすばらしい山である。
登山道から白木峰

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2007925

暗いうちに目を覚まして福光の道の駅を出発した。山の中へどんどん入って行く。利賀村を過ぎて、国道471号線を走り、八尾の集落を過ぎる。ところが国道は通行止めであった。今日は天気がよくない。どうしようかと思ってしまう。
通行止めの看板の横にイラストマップがあって、ここから左の道を走って行くと白木峰の登山口までいけるらしい。林道の約10km先に登山口があって、そこからは山頂まで1kmほど、50分で山頂に着けるようなのだ。とりあえず行ってみることにした。途中にはアウトドアの施設があって、21世紀の森という看板があった。道は急な斜面をUターンを繰り返して登って行く。35分ほど荒れた道を走って、トイレがたつ駐車場に着いた。そこから先は通行止めである。
さて、ここから登るべきかどうか悩んでしまう。私は小白木峰から2時間かけて白木峰まで縦走するつもりでいた。でも、ここからだと往復1時間半ほどの登山になってしまう。あまりにもつまらない。それに、縦走路から北アルプスを一望できるなずなのだが、今日は天気が悪い。ピークハントのためだけの登山になってしまうではないか。
車の中で悩んでいたら雨が降り出した。今日は午後から晴れるという天気予報だったのだが、まさか雨になるとは思わなかった。どんどん雨は強くなってくる。
今日の登山はあきらめることにした。麓の温泉でのんびりして、それから国道を遠回りして、通行止めの先に回りこむことにした。
国道471号線を北に引き返して栃折でUターンするようにしてして南に向かうと、利賀村に天竺の湯という温泉があった。この周辺は観光開発されていて合掌文化村もある。立ち寄ると、確かに合掌造り民家が何棟かたっていた。
そこから少し走ると天竺の湯である。

9時半に着いたのが10時開館なので車の中で待っていたら雨がまた降り出した。今日の登山は本当にあきらめるしかない。
温泉には15時頃までいて、それから遠回りの道を行く。県道34号線を南に向かって走って楢峠で国道471号線に出る。ところがその入口にも通行止めの看板が立っていた。これでは白木峰にはあきらめるしかないのかと思ったが、県境までは行けると書いてある。ともかく行ってみることにした。すさまじく細いダートな道である。これが本当に国道なのかと疑ってしまう。ほとんど廃道に近いような…。
曲がりくねった道を走って峠を越す。ここで八尾に下る道が分かれるのだが、そこに通行止めの看板がたっていた。本当は、八尾からここに登って来るはずだったのだ。
峠から細い道を下って行く。カーナビの示す県境に着くと、そこに通行止めの看板。でも、白木峰の登山口はこの手前を右に入るのだ。登山口への道は通行止めではないようだ。よかった。
もう暗くなってきたので、国道の通行止めの前の広場に車を止めて泊まった。


926

明るくなる頃、車がやってきて引き返して行った。通行止めの看板を見なかったのだろうか。また1台やってきたがこれも引き返していった。
6時半頃に行動開始。登山口に向かって車を走らせる。すごく荒れた道で、少し行くと一般車通行禁止の標識があった。でも、ここまできて引き返すわけにはゆかない。
ガタガタの道を走って行くと、鎖で行く手がふさがれた。その向こうには未舗装だがきちんとした道がある。車から降りて鎖の向こうに行ってみると、そこには一般車両進入禁止の表示があった。もしかしたら、こっちがわの道から登山口に行けたのではないかと思った。カーナビで確認すると、この林道を下ると国道360号線の宮川村に着くことができるのだ。鎖がなかったら、次の登山口へ遥かに短い距離で行けるのだが。
ともかく車をバックさせて、空き地に停めて歩き始めた。645分である。登山口へはこの通行止めのところから2km弱歩かなければいけないのだ。
10分ほど歩くと、この道も鎖で閉鎖されていた。でも、車でここまで来れるということだ。できたらこの林道を走りたいものである。あの鎖の鍵はなんとかならないだろうかと真剣に思った。
林道のS字カーブを過ぎると登山口があった。713分であった。
笹の間を登って行くと、すぐにブナ林に入った。朝日を浴びて、ブナの緑は輝いている。
この気持ちのいいブナ林の中をジグザグに急登する。空は真っ青で、白いブナの幹と緑の葉が鮮やかだ。何枚も写真を撮ってしまった。
30分ほどジグザグに登ると傾斜が緩やかになる。低木の絨毯が広がる平坦地を歩いて行く。
突然、平坦な道の真ん中に三角点があった。ここが小白木峰山頂なのだ。752分になっていた。山名の標識はなくて二等三角点があるだけで、まわりを見回しても潅木が邪魔してよく見えない。写真を撮って先を急ぐ。
山頂からは樹林の中を急下降する。この途中で、行く手遠くに白木峰が見えた。すごく立派な山で、いかにも登りがいがありそうだ。
すぐに緩やかな登りになって、平坦な丘の上に出る。潅木が絨毯のように広がる中を歩いて行くと、北アルプスが展望できた。穂高と槍が見える。その右には乗鞍岳が雲海の上に浮かんでいる。すばらしい眺めだ。
緩やかな丘を二つ越すと道は右に曲がっていって、登山道からは白木峰がよく見えた。
行く手にはブナに覆われた少し高いピークが迫ってくる。一旦下って登り返すが、この間はきれいなブナの林である。道の所々には「小白木峰」とかかれた指導標が置かれている。本峰から下りの案内だけがあるのだ。普通は本峰への標識があるものなのだが。小白木峰から白木峰に登るというのは一般的ではないのだろうか。
ブナの林のピークを越えると木の階段が現れた。この登りはけっこう長い。
階段を息を切らして登って林から抜け出すと道は平坦になる。振り返ると遠くに白山が聳えていた。その手前にもりっぱな山が聳えている。ガイドブックで確認すると、これが金剛堂山であった。すばらしい。
再び急な階段が現れて、これを上がって行くと白木峰が大きく聳えているのが見えた。あとは展望の尾根を行くだけである。北アルプスの槍・穂高を見たり、振り返って白山を眺めたり、こんなときつくづく、登山してよかったと思うのだ。昨日、無理して雨の中を登らなくて本当によかったと思う。
行く手に白木峰山頂が迫ってきて、白い石塔がたっているのがみえる。山頂の標識だろうかと思いながら登ってゆくと、それは石の祠であった。ここが山頂かと思っいたのだがそうではなかった。この先に大きな標識がたつ平坦な山頂が見え、こことほとんど同じ高さである。この肩の祠は新しいものなのだが、中には古い聖徳太子の童子像があった。
山頂へは木道を歩いて行く。すぐに分岐があって、左の道の先には驚いたことに駐車場が見えた。山頂まで道が通じているのだ。でも、この道は昨日私が確認したように1kmほど先で通行止めになっているのだ。
この分岐から山頂はすぐである。
山頂には山名の大きな標識がたっていて、新しい方位盤もあった。ところが、この頃雲が湧き上ってきて、北アルプスが隠れてしまった。きれいに見えるのは白山と金剛堂山である。山頂で休んでいると車が3台上がってきた。ナンナノダと思っていると、彼らは山頂周辺の木道を修復しにやってきた工事の人なのだ。
山頂の先には池塘群があるというので行って見ることにした。木道を下って行くと、左には青い屋根の小屋が見えた。小屋もあるのかとまた驚いた。
小さな池塘を3つほど見て、さらに木道を歩いて行く。この先にピークがあるのでそこまで登ってみるつもりだ。工事の人が私の後をついてくる。確かに木道は朽ちて壊れていた。ピークの登り直前で工事の人は作業を始めたが、私は朽ちて壊れた木道を登って行く。登りきったところには二等三角点があった。さっきの山頂には三角点がなかったから、もしかしたらこっちのほうが本当の山頂かと思った。木道はこの先にも続いているが、私はここで引き返した。
山頂に戻ってくると雲がとれて、雲海の上に北アルプスの山並みがきれいに見えた。逆光なのでシルエットでしか見えないのが残念だ。でも、剣や立山、薬師岳も確認できた。やっぱり晴れているときの登山はすばらしいと思う。
1015分に下山開始。帰りはブナ林や正面に見える白山を眺めながらのんびり下った。
登山口に戻った1343分である。
林道を歩いて鎖でふさがれた林道分岐に着くと、軽トラックが停まっていて、赤い実の枝をとっているおじさんがいた。念のためにこの鎖を開けることはできないものかと相談したら、開けれるかもしれないという。番号は「789」なのだそうだ。
この鍵を壊そうとした者がいたようで、ダイヤルがうまく回らなくて困ったが、なんとか鍵が開いた。大感謝である。
おかげで遠回りせずに富山に向かうことができる。
途中の道の駅で水の補給をして、ラーメンをつくって食べ、さらに安いガソリンスタンドを見つけて満タンにした。今、マクドで登山記録の入力をしているところである。


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林道終点の駐車場


林道の左が登り口、でも止めた。


合掌文化村


天竺の湯


白木峰登山口


ブナ林を登る


平坦な稜線を行く


小白木峰の三角点


行く手に白木峰が見えてきた


階段の急登が始まる


樹林から抜け出して山頂を目指す


石の祠が立つ肩


山頂直下の分岐


白木峰山頂


湿原を北に向かう


三角点のピーク


登ってきた尾根を引き返す


林道の鍵をとくことができた




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