BACK 須磨山・高取山
7月20日
今日は午後から晴れるようなので、山に出かけることにした。
近は東海自然歩道ばかり歩いている。本格的に登山をしないと足がなまってしまういそうなので、今日は六甲山に出かけることにした。
前回、西六甲山を登ったが、今日はその続きを歩くつもりである。当然宝塚まで行く予定だ。
時間がかかりそうなので、朝一番の電車に乗ることにした。
西向日発4時54分である。
この時間帯は各駅停車しかなくて時間がものすごくかかってしまう。
まず十三まで行く。十三で神戸線に乗り換えるが、やっぱり各駅停車である。三宮で下車して地下鉄に乗り換えた。新神戸までは歩くべきだろうが、前回歩いているので、今回はかんべんしてもらうことにする。
新神戸で地下鉄を下りて、地上に出るとそこは新幹線の新神戸駅である。新幹線の駅の下を潜るとすぐに登り口で、急坂が待っている。
この道は前回下ってきた道で、布引の滝を通って市原に着いたのは8時頃であった。
市原の桜茶屋を抜けて、さらに川に沿って歩いていくと道に車止めがある。摩耶山の登山道はここを右折する。
登り始めて視界が開けるくると、摩耶山は厚い雲の中に隠れてしまっていた。
30分ほど行くと稜線に出て、ここから少し行くと天狗道への分岐がある。
まず下らなければいけない。これから六甲山一の急な天狗道を登らなければいけないのにどうして下らなければいけないんだと、文句をいいたくなる。
摩耶山の上半分は厚い雲の中で、なんか雨になりそうである。
天狗道は岩場の道であった。危険なところはないのだが、岩場が続く。
さすがに急な道である。
雨は降っていないのだが、すごい霧でそれが木について滴が落ちてくる。風が吹くとまるで雨のように水滴が降ってくるのだ。ザックも雨に降られたようにグッショリと濡れてしまった。
45分ほど登って、ようやく稜線上に出た。
登山道は舗装道路に変わってしまった。ここからは一般観光客の道で、大きな案内板が建っている。このすぐ近くに摩耶山山頂があるようだ。
せっかく摩耶山にきたのだから、山頂を踏まないわけにはいかない。
舗装の道から右に入ると山道になって、階段状の道になる。
深い樹木の中の道で、こんなところに入り込む人はほとんどないだろうと思ってしまう。うっそうとした林の中の道を登っていくと、赤い鳥居と社が突然あらわれた。
ここが山頂かと思ったが、さらにこの祠の裏にまわってみると、ひっそりと三角点があった。山頂の標識はなかったが、ここが摩耶山の山頂にまちがいないだろう。記念写真を撮って、山頂を後にした。
さて、舗装道路にもどって少し行くとバス停がある。
どうして、山の中にバス停があるんだと思ってしまうのだが、そのバス停から右に曲がるとロープウェイ駅であった。
ともかく深い霧の中で、あたりの様子がよくわからない。
駅前の広場は公園のようにきれいに整備されていて、駅の名前をみると「星の駅」となっていた。
ここからは、ひたすら舗装道路を歩くことになる。まず摩耶ロッジをめざす。ところが摩耶ロッジというのはなくて「ホテル・ド・摩耶」というのがあった。名前が変わったのだろうか。
ここから山道に入る。ともかくこのあたりはバス道が走っていて、登山道はこの舗装道路にからみつくように続いているのだ。摩耶別山というピークがあるのだが道は山頂を通らなくて、いつのまにか通り過ぎてしまっていた。
再びバス道に出て、杣谷峠に着く。このすぐ左下には穂高湖があるのだが、立ち寄らなかった。
さらに舗装道路を進んで市立自然の家前に着いた。再び山道に入って三国池をめざし、ふたたび舗装道路を行く。丁字ヶ辻に着くがここは表六甲ドライブウェイの終着点で車がどんどんやってくる。このあたりから歩道もなくなってしまって、車ががんがん通る道の端を、車に気を遣いながら歩いていく。なんかみじめである。
六甲山ホテルの前を通過する。下界の一流ホテルと同じで、ホテルマンが外で車の誘導なんかをしていた。ここは山の上だったっけ…と思ってしまう。
ようやく記念碑台に着く。ここには自然保護センターがあるので立ち寄ることにした。
ここには六甲山の自然についての展示がされている。ここのおじさんがいろいろ説明してくれた。
さて、この自然保護センターから下のバス道に下ると、そこは裏六甲ドライブウェイの入り口である。車が列をなしていた。
横断歩道を渡って、次の十国展望台をめざすのだが、ここであっさり道を間違えてしまった。バス道をどんどん歩いていって、どうにもおかしいので地図と磁石で確認してみると、サンセットドライブウェイを歩いていることがわかった。引き返す。
広い道から裏道に入って、六甲山小学校を右にみてしばらく行くとゴルフ場の真っ只中に入って行く。両脇がゴルフ場のコースで、自然歩道は網で囲われたトンネルの道である。
こんな深い霧の中なのに、それでもゴルフをしているようだ。六甲山ゴルフ場といえば名門中の名門で、確か日本で最初のゴルフ場だったと思うが。
ゴルフ場を過ぎて、再び舗装道路に出る。
ここは「みよし観音」があるところ。広場があって、ここで休憩していたら、驚いた事にタヌキが出てきた。人に馴れているようで、餌をくれるのを待っている。
なんか北海道のキタキツネを思い出してしまった。
みよし観音を過ぎて、すぐに十国展望台に着く。ここも観光客の集まるところで、頭の上を六甲有馬ロープウェイが通っていた。天文通信館や展望パレスとか、大きな建物がいっぱい建っている。
登山道に入って、凌雲荘の裏を通ると、今度はイノシシの親子がゴミを漁っているのをみた。動物たちも大変である。このイノシシは父親と母親、子供が3匹の親子連れであった。子供のイノシシは茶色い毛でかわいい。
六甲山というのは、山の上なのに車が走っていて、どうしようもなく俗化していると思うのだが、それでもタヌキとかイノシシのような野生の動物が住んでいるのには驚かされてしまう。動物達も人間に負けることなく、たくましく生きているのだ。
ここからは車道に沿った道を行く。
舗装道路を何度か横切る。
空が明るく晴れてきた頃に、六甲山最高点への登りに入った。車道から左の道に入って登っていくとコンクリートで固められた道に出る。これを左に少し登るとそこが六甲山最高峰であった。たくさんのハイカーが山頂で休憩している。
山頂には丸い柱の標識が立っていて、ここで記念写真を撮った。それから山頂から少し離れたところにある休憩広場に行く。座るにはちょうどいい大きさの石が、椅子のようにしていくつも置いてあるのだ。この上に靴を脱いで座り込んで食事をした。この正面には大きなアンテナ塔が立っていて、その下には自衛隊のトラックが停まっている。隊員も食事中であった。
空が晴れてきて、最高峰の上には真っ青な空と白い入道雲が広がっている。
つくづく夏の山だ、と思う。
六甲最高峰からコンクリートの道を下って車道に出る。ここからは車道に沿って作られた遊歩道を歩いて鳥居茶屋茶屋に着く。赤い鳥居が建っていた。
地図を見るとこの鳥居は「石宝殿」のもののようだ。
昔、大阪に住んでいたときから、六甲山の地図をみながら「石宝殿」って一体なんだろうかと思っていた。せっかくなので行ってみることにした。
赤い鳥居をくぐって登っていく。
10分ほど登ると神社があって、神社の拝殿の後ろに祠がある。この祠はがっしりとした石造りで、少し大き目の四角形をしている。もしかしたら石宝殿とはこのことなのだろうか。
反対側に下る。ところが道はどんどん細くなって、最後はしめ縄が張られた大きな岩の前に出た。ここで行き止まりである。
この巨岩の前には小さな石の祠がいくつか置かれていて、もしかしたらこれが石宝殿なのかもしれないと思った。
神社まで引き返すと、そこからもう一本下る道があるのを見つけた。この道も少し荒れていたが、なんとか車道に出ることができた。
さて、ここからいよいよ東六甲縦走路に入る。やっと舗装道路とさようならできた。
長い稜線が続く。アップダウンを繰り返して歩いていくため、けっこう疲れる。
まず船坂峠を目指す。45分かかる。ここは林の中の峠であった。
次の目標は大平山。
車道に出る。でもその正面に細い道があって、これが大平山山頂に向かう道らしい。せっかくなので登った。
すぐに三角点のある山頂に着いたが、あまり山頂らしからぬところで、すぐ横にはアンテナ施設が建っている。ここから反対側に下れるはずなのだが、木の伐採が行われていて道がはっきりしない。しかたがないので戻って車道を行くことにした。
さらに1時間ほど歩くと岩倉山。ここの山頂も登山道から少しだけ左に入らなければいけない。
登っていくと、そこには石窟ののような祠があって、そこに石仏が安置されていた。その石仏の真ん前に三角点が置かれているのには驚いた。
さてここから塩尾寺は近い。
下っていくと、お寺の門の前に出た。
ここで少し休憩して、林道を下って行く。地図でみると大きなヘアピンカーブが2つある。
勘で、ショートカットできるのでないかと思って、注意しながら行くと細い道があった。
この道を行くと、ずいぶん時間が節約できた。
突然住宅街に出る。もうここは宝塚である。川に沿って下っていくと市街地に出て、武庫川の大きな橋を渡る。橋から眺めると河畔に宝塚劇場が建っているのが見えた。
橋を渡ってすぐ正面が阪急宝塚駅である。
時間は5時をまわっていた。
なぜか、山を登ったという気がしない1日であった。
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地下鉄新神戸駅

登山道からは神戸の高層ビルが

布引ダム

摩耶山への稜線

天狗道には岩場もある

摩耶山山頂

星の駅

杣谷峠

丁字ヶ辻

記念碑台にて

ゴルフ場の中の道

みよし観音

六甲山最高峰

最高峰にあるアンテナ

石の宝殿の登り口

石の宝殿の祠

東六甲の山並み

大平山山頂

岩倉山山頂
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