じいがたけ

標高 2670m
冷池山荘→1:30→爺ヶ岳山頂→40分→種池山荘→柏原新道登山口→15分→扇沢

後立山縦走最後の日は雨だった。爺ヶ岳への登りは冷たい風雨で本当にきつかった。でも、扇沢は晴れていた。
爺ヶ岳中央峰山頂

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2002年925

朝、風が強い。その中に雨の音が混じっていた。
天気予報はぴったりと当たって、予定通りの曇り時々雨である。
今朝は食べ物がほとんど残っていなくて、レーズンパン3個をコーヒーで食べた。アルファ米が残っているのだが、これを食べる気はしない。
ともかく、昼には扇沢に着くつもりなので、そこでうまいものを食べたらいいと思っている。
強い風と雨の中で撤収作業にはいる。
まず、テントの中で荷物を全部ザックに詰める。雨具を着込んで、ザックにはカバーをかけて、そして外に出る。
強風の中でテントを畳むのは本当に大変である。まずフライシートを外す。これが風に煽られてなかなか畳めない。ともかく丸めてしまって、次にテントのポールを外す。
風でテントが舞い上がってしまうが、なんとかポールを引き抜いて、今度はテントを畳む。グランドシートは濡れて泥がついたりしているのだが、そのまま畳んでしまった。
こんな雑な畳みかたをするものだから、収容袋に入らない。ビニール袋にほうり込んで、ザックの一番上に入れた。なんとか撤収して、歩き始めたのは645分。

雨の中、爺ヶ岳をめざす。
稜線の道を登って行く。昨日までは東から風が吹いていたのに、今日は方向が逆になって西風になっている。ともかくこの風がものすごく冷たい。強く吹きつける風には雨が混じっていて、頬を突き刺すようにぶつかってくる。手袋は軍手をしているのだが、それが濡れて風にさらされるものだから、手がかじかんでくる。
ほとんど、冬山で吹雪のなかを行くような感じである。
霧の中を稜線に沿って登って行く。ザックはずいぶん軽くなった。水もほとんど入っていないし、食糧も底をついているのだから。
1時間ほど風雨の中を登って行くと、道の傍らに小さな板が立てられているのを見た。板は黒く汚れているのだが、そこには中央峰と書かれている。ここが爺ヶ岳中央峰の登り口のようである。爺ヶ岳のピークは北峰、中央峰、南峰と3つあるのだが、北峰はいつのまにか通り過ぎてしまったようである。地図で確認すると、登山道をそのまま歩いて行くとピークはすべて巻いてしまうのだ。
岩が累々とする道を登って行く。すぐに山頂に着いた。
中央峰は強い雨風のなかで、他の登山者は誰もいなかった。今朝、私の前を何組かのパーティが歩いていたのだが、彼らはどうしたんだろう。
山頂には黄色い柱が立っていて、そこには中峰と書かれている。その裏に廻るとこちらには爺ヶ岳山頂と書かれていた。よく見ると、このすぐ横に三角点があった。この中峰が爺ヶ岳の最高峰なのである。
セルフタイマーで写真を撮っていたら、登山者が反対側から登ってきた。彼も冷池山荘から来たのだが、指導標を見逃して通り過ぎてしまい、ひきかえしてきたのだそうだ。
でも、ここが爺ヶ岳山頂なら、登山口にはもう少し立派な指導標を立てておくべきだと思うのだが。
山頂から下って、縦走路と合流する。しばらく行くと、今度は南峰の登り口があって、指導標が立っている。こっちの方が、中峰よりもりっぱだった。
南峰の山頂には中峰と同じような黄色い柱が立っていて、そこには南峰とだけ書かれていた。
雨の中なのですぐに山頂を後にして、縦走路に出る。どんどん下って行く。
山は晩秋の装いで、山肌を覆う草木が紅葉している。なんかそれがひどくきれいである。秋なんだと思う。
下って行くと、ひょっこり雷鳥の親子が現れて、私の前を歩いていく。しばらく私は雷鳥の後ろをついて行くことになった。雷鳥は人に慣れているのか、なかなか登山道から外れようとしないのだ。
水平な道になって、ロープの張られたお花畑の脇の道を行くと、突然霧の中に山小屋が見えてきた。これが種池山荘だった。
小屋の前には、登山者がたくさん休憩していた。霧で視界はきかないものの、雨は止んでいる。私も休もうと思ったが、人も多いし、面倒になってそのまま下ることにした。
この種池山荘から扇沢に至る道は柏原新道という。20年以上前からあった道だが、それでも新道なのである。
道はそんなに急ではなくて、緩やかにカーブしながら下って行く。この道はけっこう手入れが行き届いていて、きれいな石畳になっている。歩く側からすると、この石畳というのは、決して歩きやすいものではない。雨なんかだと特に滑りやすくなってしまう。慎重に歩を進めなければいけない。
中腹くらいまで来ると雲の下に出て、下界は日が照っていた。扇沢のバスターミナルも見えてきた。このあたりから多くのパーティを追い抜くことになった。こんなところで急いでもしょうがないのだが、ここまで来たら少しでも早いバスに乗ってしまいたい。
扇沢のバスターミナルは登山道からよく見えるのだが、なかなか着かない。
ようやく扇沢の登山口に着いたのは1015分であった。ここは扇沢の流れの左岸にあって、車道に出てすぐに扇沢にかかる橋を渡る。
車がたくさん停車していた。爺ヶ岳の登山口なので、ここに車が停められているのだ。
15分ほど車道を歩いて、扇沢バスセンターに着いた。車道なのにけっこう傾斜があって、この最後の歩きが一番きつく感じた。


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冷池山荘


赤岩尾根分岐





爺ヶ岳中央峰


南峰山頂


南峰山頂




種池山荘


下界は晴れていた


登山口に到着


扇沢駅





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