しらすなやま

標高 2140m
野反湖→15分→ハンノキ沢→40分→地蔵峠→1:30→堂岩山→1:20→白砂山山頂→2:55→野反湖


野反湖


石楠花と白砂山


BACK 浅間隠山

1999年6月5日
浅間隠山登山口からは薬師温泉に引き返す。できたら入浴したいと思ったが、温泉への入り口がわからなくて、そのまま次の目的地に向かった。

145号線に戻ってここからは草津温泉を目指す。長野原で買い物をして。六合から右折して、草津温泉に行く道に入る。

昔、この道は道祖神を尋ねて歩いたことがある。
長野原駅でJRを降りて、歩いたのは花敷温泉までであった。20kmくらいだったろうか、5万分の1の地図と石仏案内のガイドブックを持って、ザックをかついで、集落ごとにあった道祖神を見て回った。
途中の道路沿いに道祖神を見かけた。円のなかに男女二神が並んで立っている。懐かしかった。

その頃は確か大阪に住んでいた頃で、京都とか奈良の仏像を見て歩くうちに、道の傍らに佇む石仏の愛らしさに興味を持つようになった。
国宝なんかに指定される立派な仏像もいいが、それは本当に民衆の宗教の対象になりえたのか。
多くの人々の、本当の信仰を集めたのは、実はこうした野の仏たちだったのではないか。そんな思いから信州、上州の石仏の旅をしたのだった。

野反湖に向かう途中の「道の駅」で寝て、翌朝野反湖を目指した。

6月6日

早朝、峠を越えて見下ろすと快晴の空の下に、うっすらと湖面に霧がかかった野反湖が見えた。きれいだった。

登山口は大きな駐車場。その一角に休憩所があって、そこでは仮眠できるようになっていた。昨夜のうちにここまで来れば良かった。

6時少し過ぎた頃に出発。林の中を登り、いったん沢に降りる。そこから地蔵峠に向かって登りが始まる。地蔵峠から下に野反湖の青い湖面を見ることができた。
アップダウウンを繰り返しながら登って行くと、堂岩の泊り場に着く。ここには水場があって、少し休憩。
これ以降はけっこうきつい登りが待っていて、樹林の中の日陰の道には雪がたくさん残っていた。
堂岩山のピークは山頂とは思えないところで、ここから少し行くと展望が開けて、白砂山が見えた。すばらしい山容でワクワクしてくる。
気持ちのいい、明るい尾根道を歩いていく。ハイキング気分である。
頂上に着いたのは11時半頃。たくさんの人が休憩していた。この山頂には1時間ほどいた。
ここから北に聳える佐武流山を眺める。日本200名山の一つで登るとしたら、ここから尾根伝いに行くしかないのだが、道がない。猛烈なヤブこぎを強いられるらしい。もし登るとしたら、残雪期に雪を踏んで登るしかないという。いずれにしろ、もう一度ここに来ることになるだろう。
そんなことを考えていたら佐武流山方面から帰ってきた人がいた。ともかくすごいヤブで、やっぱりあきらめて帰ってきたのだという。闘志が湧く。でも、今日は登れない。再訪を誓って山頂を後にした。
登山口に帰ってきたのは2時半少し前であった。

2010年9月の登山記録

野反湖畔の登山口


沢の道の傍にあった石仏


白砂山が見えてきた


山頂直下


山頂にあった案内板


登山口に帰ってきた





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