こひでやま

標高1982m
乙女渓谷キャンプ場→40分→三の谷登山口→2:00→二の谷分岐→20分→兜岩→1:15→小秀山山頂

山を登り続けてもう1週間になる。小秀山では兜岩から見た御岳山の展望がすばらしかったのだが、さすがに疲れてきた。
小秀山山頂

BACK 位山

2001年817

4時半に行動開始。
泊まった道の駅から登山口までは1時間かかりそうなのだ。
まだ薄暗い中、車を走らせていく。
登山口の乙女渓谷キャンプ場には5時半に着いた。
ここでお湯を沸かして、カップラーメンを食べた。うまかった。
食後のコーヒーを飲んでそれから出発。
このキャンプ場駐車場に車を置いて歩き出そうと思ったが、林道のゲートまで車で行ってみることにした。

ゲート前に車を停めることができた。おかげで30分ほど時間が節約できた。
山には雲がかかっている。
歩いていると、その雲が次第に晴れてくる。
山襞と雲、すばらしい眺めだった。
林道を20分ほど歩くと三ノ谷登山口に着く。
キャンプ場には二ノ谷登山口があるのだが、これは現在閉鎖されているのだ。谷沿いの道で滝とか渓谷美が楽しめるらしいのだが、道が荒廃しているのだそうだ。残念。
三ノ谷登山道はまず尾根に向かって急登する。
ところがそんなに疲れない。二ノ谷登山道との分岐点までの1時間半の道程を休憩なしで歩いてしまった。帰りに判ったのだが、この道はすごいジグザグ道なのだ。登っている斜面はめちゃくちゃ急なのだが、道がほとんど「日光いろは坂」ほどにジグザグで続いているので、歩く道の傾斜はあまりないのだ。
この登山道で一番急だったのは、次の区間であった。
「兜岩」というのが行く手に立ちふさがっている。ここまではすさまじく急な登りで、しかも岩場になっている。
小秀山の核心部だ。
兜岩につくと、そこにはすばらしい展望が開けていた。
すぐ間近に御嶽山が聳えているのだ。
写真をたくさん撮ってしまった。
この兜岩の上には第1高原、第2高原、第3高原が広がっているはずである。
しかし、どれがそうなのかよく分からないうちに小秀山山頂に着いてしまった。
山頂には小秀山と書いた標識が1枚と三角点だけがあった。
ここからも御嶽山がよく見えた。だが、だんだん雲がかかってきていて、山頂が隠れてしまった。
来た道を引き返す。
キャンプ場に帰ってきたのは1時半であった。
今日で7つの山を登り終えた。
明日が最後の山だ。

坂下から南木曾に向かう途中の道の駅「賤母」に東山魁夷の美術館があった。
ここに入った。
東山魁夷は若い頃にこの木曽路を訪ねていたのだ。テントを背負って旅をしたのだそうだ。その縁でここに美術館が建てられることになったのだ。
美術館にしばらくいて、この登山記録をパソコンに打ち込んだ。
結局1時間ほどいて、それから大平をめざす。ところがこの道は南木曾を通って、妻篭を通過するのだ。
この妻篭は本当に古い宿場のたたずまいをよく残している。
ただ、私にはそれが時代劇のセットみたいで、いまいちしっくりとこない。太秦の東映映画村とか日光江戸村のように思えてしまうのだ。
せっかく木曽路に来たのだから、馬篭に立ち寄ることにした。
妻篭から7kmほど走らなければいけない。
途中に男滝女滝があった。立ち寄った。
ここは吉川英治の小説「宮本武蔵」の舞台にもなっている。
ここからさらに車を走らせていくと馬篭峠。妻篭宿と馬篭宿はこの峠を挟んで南と北にあるのだ。
馬篭宿の駐車料は無料だった。
時間も5時半を過ぎているためか、観光客も少ない。
ごく個人的な見解なのだが、私は妻篭よりも馬篭宿のほうが好きである。
妻篭のようなあまりにも整いすぎた観光用のセットのような町並みにはちょっと抵抗を感じてしまうのだ。
馬篭をゆっくり歩いた。前に二度ほど来たことがあるのだが、今回改めて、この宿場は急な坂道にできた町だということがわかった。
この坂道を下っていく。
立ち寄ってよかった。


馬篭宿を堪能していたら、時間が遅くなった。
安平路山の登山口、大平をめざす。


NEXT 安平路山

林道はここで行き止まり。ここから歩く


山に雲がかかっている


登山道入り口


登山の心構えにも通じる営林署の十則


二ノ谷登山道との分岐


兜岩


兜岩から見た御岳山


小秀山山頂が見えてきた


小秀山山頂



朝の山襞

兜岩から御岳山

小秀山

兜岩




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2001/11/29 BY:kudougao















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