日本二百名山
ふながたやま

標高 1500m
升沢コース登山口→40分→旗坂平→30分→鳴清水→50分→三光宮→45分→升沢小屋→55分→船形山山頂

船形山には、毛勝山に登るためのトレーニングのつもりで出かけた。天気は上々で、山頂からの雪山の景色がすばらしかった。ところが帰りに、雪原の中で道を失ってしまった。
船形山

 登山口から升沢小屋へ
登山口にあるキャンプ場


登山口


カタクリの花が咲いていた


雪道が始まった


船形山が見えてきた


升沢小屋が屋根だけ出している


2001年4
29

船形山に登ることにした。この山は仙台に住んでいた頃に一度登ったのだが、今回もう一度登るのは、春山のトレーニングのためである。
この5月の連休は毛勝山に登る計画なので、ピッケル、アイゼンに慣れておこうと思ったのだ。
ガイドブックによると、船形山の登山にはけっこう時間がかかるようだ。
一番短い升沢コースを行くことにした。
升沢の集落を通り抜けてさらに車を走らせていくと、旗坂キャンプ場がある。新しくてきれいに整備されたキャンプ場で、この前の駐車場に車を停めた。
歩き始めたのは7時半頃。
キャンプ場駐車場から一段高いところに登山口があって、そこには石碑が建っている。それを見てこの船形山は昔、修験道の山だったということがわかった。
登り始めてすぐに、道端にカタクリの花が咲いているのを見た。
これを撮影していたら、突然ガイドブックを車に忘れてきたことに気がついた。引き返した。私はよく忘れ物をするのだ。
最初はかなり急な道で、ジグザグの道を登って行く。
この登山道にはポイント毎に番号が書かれた赤い円盤が設置されていて、登山口が30番で山頂の1番まで続いているのだ。
これを目安に登って行く。
30分ほど歩くと道は雪に覆われるようになった。
旗坂平では完全に雪野原になってしまって、後ろからきた登山者はスキーで登ってきた。
雪で登山道がわからないので、指導標だけが頼りである。「一群平」を過ぎ、40分ほど行くと「鳴清水」の指導標があった。ここでは沢音が聞こえるというのだが、まったく雪に埋もれてしまっている。
三光の宮がコースの中間点になるのだが、よくわからないうちに通り過ぎてしまった。
指導標の
15番のあたりから船形山の山頂が見えた。ずいぶん遠いようなのだが山頂の肩に小屋が見えて、その大きさから判断すると意外に近いような気もする。
登山道は船形山かなり左をめざして続いている。
コースがあっているのかどうか心配になってきた。あとでわかったが、登山道は大きく右にカーブしながら山頂に向かっているのだ。
雪道は本当に気が疲れる。
ともかく登山道は雪の下に隠れていて、雪の上の踏み跡をたどっているだけなのだから。所々に赤いテープがあるので、これだけが頼りだ。
雪の上に踏み跡も、ちょっと気を抜くと失ってしまいそう。
山頂まで続いている赤い番号標識見つけると、ほっとしてしまう。道は間違っていないと確認できるからだ。
雪原の中に赤い屋根が見えた。これが升沢小屋だった。
雪が深いため、屋根だけが出ているのだ。ここで休憩。
いい天気だ。サングラスがなかったら、目をやられてしまうかもしれない。



 船形山山頂へ
小屋からは沢筋を登る


山頂の小屋が見える


船形山山頂


小屋からは沢の中の道になった。
夏だったら沢の遡行は大変なのだろうが、今は雪の上を歩いていくだけだ。
沢が二つに分かれ、右を行くのだが、ここからは凄まじく急な斜面になっていた。
息を切らせながら登って行く。傾斜が緩やかになると意外と近くに山頂小屋が見えた。
その奥に大きな柱が立っていて、これが山頂の標識のようだ。もうすぐだ。
稜線に出て傾斜はなくなったのだが、稜線の道は這い松の中の道で、ひどく歩きにくかった。

山頂からはすばらしい景観が広がっていた。
アルプスのような岩稜の険しさはないのだが、山々は白く雪に覆われていて、その山肌の木々が濃紺のアクセントになっている。見飽きない。
今日は食料をあまり持って来なかった。お湯を沸かしてコーヒーを入れて、大福のお餅2個を食べた。
山頂小屋に入ってみた。
本当につい最近できたようで、中はきれいだった。まん中に大きなストーブが置いてあって、2階に続く階段がある。
これなら快適に宿泊できそうだ。
1時間ほど山頂にいて、下山した。



 三光宮経由で下山
雪に埋もれた升沢小屋に戻った


道に迷ってしまった


三光宮の標識



三光宮の石碑


三光宮からの展望


朝よりもたくさん咲いていた


稜線から沢道に下る道は凄まじく急だった。登ってくるときも急だと思ったのだが、下りではその感じが倍加する。
升沢小屋から三光の宮目指して下っていく。
ところが、途中で道を失ってしまった。
赤テープの目印に従って走るように下っていったら、途中で踏み跡が無くなってしまって、どこにいるのか判らなくなってしまった。こんな時、雪道というのはどうしようもない。見当をつけて尾根に出るように登って行ってみたが、やはり道が分からない。しかたがないので引き返すことにした。
自分の足跡を辿って引き返していくと、下っていく足跡を見つけた。やっぱり下りでよかったのかと思ったが、よく見ると、この足跡は自分のもののようだ。やばくなった。このままでは自分の足跡を辿って、同じ所をグルグルまわることになってしまう。
気があせってくる。こんなところで遭難したら恥だよな、と思ったりする。
少し休憩して、再度足跡を辿って足跡が分岐するところを探すことにした。
足跡を逆に辿っていく。かなり登りになってきた。ここでフクラハギに激痛。こんなときに足をつってしまったようだ。登りではかなり雪を蹴り込むことが必要で、足もだいぶまいっていたようだ。
あせってもしかたがないので、ここで休憩することにした。ポッドの熱いお湯でコーヒーを作って飲む。
天気は快晴。真っ青な空と白い雲。潅木のまばらな林と白い雪原。なんかすばらしい春山だよな、とのんきに思ってしまう。気持ちが落ち着いてきて、ゆとりも出てきた。
足の痛みも少しおさまったので、ゆっくりと歩き始める。
踏み跡が分岐している個所を見つけた。
これを辿って、ようやくスキーの踏み跡を発見。その延長線に赤いテープを見つけた。
約1時間、林間の雪原をさ迷っていた。助かった。
これを辿って行くと、すぐに不動岩の指導標を見つけた。
本当に雪道では油断禁物だ。大いに反省させられた。
来るときは気がつかなかった三光の宮に至る指導標を見つけた。三光の宮は登山道の脇にある小高い岩のピークで、その山頂にはに石碑が建っていた。石碑には太陽と月と星が刻まれている。三つの光とは日、月、星のことだったのだ。
ここから船形山を振り返る。白い雪に覆われて、なだらかな山頂がゆったりとした感じで広がっている。
道に迷ったりしたけど、二百名山にふさわしい素晴らしい山だと思った。
登山口に返って来たのは4時少し前であった。

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