2001/7/29

標高 2821m
針の木岳には松本に住んでいたときに一度登った。職場の仲間と二人で登ったのだが、白馬のような大雪渓があることに驚いた。
だが、このとき蓮華岳に登ることができなかったのが今も悔やまれていた。


BACK 美ヶ原


7月28日

大町のマクドで
2時間かけてワープロ打ちをした。
それから扇沢に向かう。
扇沢の駐車場にはたくさんの車が止まっていた。
車の横にテントを張って、その前にテーブルを設置してビールを飲んだ。
今日はけっこう疲れた。


729

今日の行程は長い。
針の木大雪渓を登って針の木峠まで行き、そこから両脇に聳えている「針の木岳」と「蓮華岳」を往復するのだ。
時間的には11時間ほどかかりそうだ。
明るくなったらすぐに出発しようと思っていたのだが、なんか頭がすっきりしない。
昨日の夜中、1時半頃に目が覚めてしまって、それから3時まで星をみながらウィスキーを飲んでいたのだ。これで睡眠不足になってしまったようだ。
扇沢バスセンターで水を補給して、登山口向かう。
しばらくは舗装道路に沿って行く。
大きな広場があって、そこからようやく山道になる。
その広場の登山道入り口から、高い山並みが見えた。
あれが針の木だろうか。
今日は天気もよくて、山がすばらしくきれいだ。
林の中の道を沢に沿って登って行く。
どうも調子がよくない。足が重い。昨日の疲れが残っているのだろうか。
途中に湧き水があった。
冷たい水が勢いよく湧き出している。ここで休憩。
水をたくさん飲んでしまった。そうしたら、なんか調子が良くなってきた。
どうも、朝の水分補給が足りなかったようだ。

私は山では喉が渇いたら、水をどんどん飲んでしまう。
水を飲むとばてるという話があるが、これはウソだと思っている。喉が渇いているのに水を飲まずに我慢するほうが、よっぽどバテル原因になると思っている。

大門沢小屋に着いたのは6時半。この小屋の前の岩にレリーフがあって、そこに百瀬慎太郎氏の「山を想えば人恋し、人を思えば山恋し」の言葉が刻まれている。
この言葉、けっこう好きなのだ。

この小屋から雪渓まではすぐだと思っていたら、40分もかかった。
いよいよ針の木の大雪渓を登る。
日本三大雪渓というのがあって、白馬大雪渓、飯豊の石転び大雪渓、そしてこの針の木なのだそうだ。
この雪渓登りに備えて軽アイゼンを持ってきたが、登りではアイゼンは不要であった。
ゆっくりと登って行く。
思ったより雪渓は短くて、あっさりと通過してしまった。でも最後のあたりはかなり傾斜がきつかった。
とはいえ、この5月に登った毛勝山の登りに比べたらまるで簡単。
雪渓が終わると、すさまじく急な登りが待っていた。
そこをジグザグをきって登って行く。
ようやく針の木峠に着いたのは10時を少し過ぎた頃。
針の木峠ではすばらしい展望が待っていた。
北アルプスが一望に見渡せる。
真っ正面に槍ケ岳が見える。その横に連なっているのは穂高の吊尾根。
この槍ケ岳から左に鷲羽岳、黒岳。そして赤茶けた赤牛岳が続いている。
黒岳から手前に連なっているのは野口五郎岳。
ここで一望できる山並みを自分はすべて歩いているのだ。

なつかしくもあり、誇らしくもある。
ともかく天気はすばらしく良くて、アルプスがくっきりと見える。来てよかった。

まず針の木岳に登る。
1時間の登りだった。
山頂からは、きれいな緑色の水を湛えた黒部湖が見えた。そしてその向こうには立山の山並みが美しく見える。
立山の右に鋸のようなギザギザの山が見える。山頂には雲がかかっているが、これは剣岳だろう。
すばらしい展望。
そしてさらに目を右に転じると、白馬の山頂が見え、その横に鹿島槍ケ岳、爺ガ岳も見える。
うれしくなってしまう。

でも、あまりのんびりもできなくてすぐに下山。

針の木峠に降りてきたのは12時少し前。ここで休憩しながら昼食をとった。
コンビニで買った牛丼を食べる。冷えてしまっているのでまずいだろうと思っていたが、意外とうまかった。
12時半に出発した。
山頂までは1時間の登りだ。30分も歩くとピークらしいのが見えてきた。時間的におかしいと思ったら、やっぱり山頂ではなくて、そこからは平らな稜線が続いていた。
しばらくこの傾斜のない道を歩いて行くと、道の両脇にはコマクサが群落をつくって咲いている。
今は本当に花の季節なんだと思う。
行く手に祠らしい影が見えてきて、そこに向かって少しだけ登ると山頂の一角に着く。
ここでは雷鳥の親子に会った。
雷鳥は私を恐がることもなく、悠々と餌をついばんでいた。その周りを雛がチョコチョコと走り回っている。かわいい。
そこからすぐに山頂に着いた。
雲が湧きあがってきていて、景色はあまりはっきりしない。
やっぱり午後になると、水蒸気が大気中に溶け込んでくるのか、遠くの景色はかすんできてしまう。針の木峠に登りついたときに、はっきり見えた野口五郎岳とか赤牛岳も青い影でしか見えない。
150分に下山開始。針の木峠には230分に着いた。
ずいぶん遅くなってしまった。明るいうちに登山口に着けるかどうか心配であったが、指導標に書かれている所要時間を見ると、大沢小屋まで1時間30分、そこから扇沢まで45分とあった。
これなら5時までに帰れそうである。助かったと思った。
大急ぎで下り始める。
最初は峠から落ち込むほとんど垂直な斜面をジグザグに下る。ちょっと緊張する。
30分で雪渓上部に着いた。ここで持参した軽アイゼンをつける。
雪渓は20分で下った。そこから大沢小屋まではけっこう時間がかかって、小屋に着いたのは4時少し前。
休憩して扇沢をめざす。
扇沢に着いたのは435分であった。
なんとか計画どおりの山行を終えることができた。
でも、本当は針の木峠で1泊してゆっくりした気分で登るべきだったかもしれない。

扇沢から車を走らせていくと、「大町市民浴場」の看板を見つけたので、この温泉に入って行くことにした。大町市民以外の者の入浴料は300円であった。

あとは小山に向かって、250kmほどの距離を走るだけである。



扇沢駅。しばらく遊歩道のような道を行く


いよいよ登山道に入る


登山道口前から針ノ木の稜線が見えた


大門沢小屋


針ノ木雪渓が見えてきた


振り返ると爺ヶ岳が見える


雪渓を急登する


針の木峠


針の木小屋


針の木岳山頂が見えてきた


針の木岳山頂


真向かいに見える蓮華岳


蓮華岳山頂までもう少し


蓮華岳山頂



針の木大雪渓

針の木岳から爺ヶ岳に続く稜線。真中奥は鹿島槍ヶ岳

槍ヶ岳と穂高岳も見えた

蓮華岳

針の木岳

コマクサ

針の木峠から鷲羽岳、野口五郎方向の展望


黒部湖と立山






TOP 日本百名山 日本二百名山 日本三百名山 番外の山 東海自然歩道







2001/10/30 By:kudougao











SEO ギフト 掲示板 レンタルサーバー ブログ SEO