2001年8月10日
いよいよ夏休みだ。
今年は美濃、奥飛騨の山を登ろうと思っている。
小山を出発したのは夜の9時頃。
まずガソリンを満タンにして、いつもの道で本庄まで行って、ここから高速道路に乗った。
軽井沢のあたりで渋滞するかと思ったが無事通過。
佐久で降りて、ここから霧が峰を越えて下諏訪へ。岡谷から中央高速に入り、あとはひたすら名古屋方面に向かって走るだけだ。
ところが眠くてしょうがない。
駒ヶ根SAで30分ほど寝て再び走り始めたが、どうにも眠くて運転が定まらない。しかたがないのでもう一度寝てしまった。眼を覚ましたのは6時近かった。
8月11日
6時から行動を開始しため、大渋滞に巻き込まれることになった。
SAで交通情報を見たら、小牧から大垣の間で30kmの渋滞になっている。
これではどうしようもないので、予定を変更することにした。
今日は伊吹山に登るつもりだったが、御在所岳に登ることにする。
小牧ジャンクションから東京方面に向かって、春日井のICで降り、四日市を目指す。
この東名阪道も渋滞していて、仕方がないので一般道を行くことにした。
しかし、この道も混んでいた。
どこに行っても渋滞だらけである。
御在所岳の登山道入り口のある湯の山温泉に着いたのは12時少し前であった。
道端に空き地があったのでここに車をおいて歩き始める。
舗装道路を歩いていくとすぐに有料道路にぶつかって、この道を少し登ると御在所山の家である。
この山の家の裏手から本当の登山道がスタートする。
すさまじく急な登りが始まった。
御在所岳は遠くから見ても岩壁に覆われた急峻な山で、山頂まではロープウェイが通じている。
ともかく急な道を2時間歩きつづけることになるのだが、見た目に反して、登山道は林の中で展望はきかない。ただ黙々と登るだけだ。
ロープウェイ山上公園駅に出ると、今までの静寂がうそのように観光客であふれていた。
みんなロープウェイで登って来るものだから、登山のかっこうをしている人なんてほとんどいない。
ともかく山頂を目指すことにする。
山上公園から20分ほど遊歩道を歩く。平らな舗装された道である。
御在所岳山頂は、これも観光客であふれていた。
彼らはロープウェイからリフトを乗り継いでここまでやってきているのだ。
三角点は柵で囲われていて、そこには御在所岳と書かれた柱の指導標が立っていた。
山頂標識自体が、いかにも観光地らしい。
御在所岳にはこの三角点の他にもう一つ山頂があって、こちらは岩場になっている。
ここからの展望はすばらしい。こっちのほうがよっぽど山頂らしく感じた。
来た道を引き返してロープウェイ山頂駅へ向かう。
山頂駅を巻くようにして歩いて行くと、中道という登山道の分岐がある。これを下った。
この道がすばらしかった。
御在所岳らしさを満喫できるコースだと思った。
もしかしたら、このコースを歩かなければ御在所岳の良さは理解できないのではないか、とすら思ってしまう。
御在所岳の山壁には花崗岩の白い岩が様々の形で林立していて、そのかたちは燕岳と良く似ている。その岩のオブジェを楽しめるのがこの中間道なのだ。
ただし、険しい岩場が続く。
稜線に沿って下って行く。右手にはロープウェイが見え、ゴンドラが上下しているのが見える。
途中、地蔵岩とか2枚の大きな岩を立てかけたような「おばれ岩」がある。奇岩である。
登山口に帰ってきたのは4時40分頃。
帰りに、来るとき確認しておいた温泉に寄った。
汗を流してさっぱりする。
あとは伊吹山に向かって車を走らせた。
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御在所山の家

樹林越しに岩壁が見える

一の谷新道を登る

ロープウェイ山上公園駅

御在所岳三角点

御在所岳山頂

山頂にて

中道の下り

二枚岩が見えてきた |