あしべつだけ

標高 1727m
芦別岳は忘れられない山だ。下山途中に滑落して怪我をしてしまった。それをほっておいたら、内出血の血が固まってとんでもないことになってしまったのだ。
芦別岳

BACK 夕張岳



芦別岳は富良野盆地の西にそびえている山である。
反対の東に聳えているのが、十勝岳、富良野岳だ。
私がこの芦別岳に登りに出かけたのは10月の初めのころで、北海道の季節感でいったら、冬間近かという時期である。 前日に夕張岳に登り、芦別岳のふもとににテントを張って、この日早く登山を開始した。

芦別岳という山はすさまじく急峻な山だった。
登って行くときはそんなに急だとは感じなかったのだが、山頂から向こうの旧道コースに入ると様相は一変した。すごい急な道で、しかも岩場の連続になった。振り返ると、芦別岳山頂はまるで槍ケ岳のような鋭さで聳えていた。さらに旧道コースは道が荒れていて、すこし迷ったりした。

この時の日記はごく簡単にしか書かれていない。

1991年10月6日
いよいよ芦別岳に登る。6時出発。

かなり急峻な山でおもしろい。

新道コースから登ったが、帰りは旧道を下る。尾根道にはけっこう岩場があって、北アルプスの山を思わせる。

夫婦岩から沢筋の道に入るが、この道がかなり不明瞭。

けっこう、迷ったりしながら下った。

途中、河原に下る岩場で足を滑らして転落。

かなり左足を打ったが、なんとか歩き始めた。ふと、足を見るとズボンが血に染まっている。 応急手当。

下山したのは3時30分。

実はこのあとが大変で、帰りに帯広の薬局で止血剤とか包帯を買って、自己流に応急手当てをしてなんとか家に帰った。
このとき乗っていた車はマニュアル車で、両足を使わなければいけない。しかも富良野から釧路までは距離が300kmほどあって、けっこう大変だったのだ。

それで、すぐに病院に行けばよかったのだが、傷なんて放っておいても自然に治るだろうタカをくくっていた。これがいけなかった。
1週間たったが治るどころか、足が痛くてどうにもたまらなくなった。

病院に行ったら、内出血があって、それが固まってきている。切開するしかないと言われた。
しばらく足を引きずることになってしまった。

けがをしたら、すぐに病院に行くってことは大事なことだと思い知らされた。

2007年芦別岳登山


登山口太陽の里


見晴台から富良野市街を見下ろす


もう山は晩秋


半面山からの展望。
向こうに夫婦岩が見えた。帰りに通る



 芦別岳は新道コースから山頂までなら特に難しいことはないのだが、旧道コースに下り始めると様相は一変する。
北尾根に下り、この稜線から見る芦別岳はまるで槍ガ岳のように鋭く聳えている。そして、夫婦岩のあたりからは、道がやや不明瞭で、けっこう大変である。

半面山からの展望


半面山から見る屏風岩


雲峰山。向こうの山が山頂


芦別岳山頂はもうすぐ


雲峰山を振り返る


昨日登った夕張岳


芦別岳山頂、けっこう登山者は多い


北尾根からの芦別岳。槍ガ岳みたい


夫婦岩


ユーフレ小屋の分岐


気がついたら血がにじんでいた





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