美ヶ原
うつくしがはら
標高 2034m

美ヶ原は、私が松本に住んでいたときに毎日眺めていた山である。この山はバスで行ってはいけない。三城牧場から「百曲」のすさまじい急登をして、初めて登ったといえるのだ。

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2001年7月28日

美ヶ原を目指す。

美ヶ原は松本にいたとき、いつも見えていた山でる。
毎日私が会社から家に帰るとき、町並みのその上に、美ヶ原王ガ頭のアンテナ群が見えていた。
美ヶ原は松本にいたときに、何度も登った。最初はバスで行った。美ヶ原終点から王ガ頭のアンテナ群に向かい、そこから美しの塔に向かう。牛がのんびりと遊ぶ高原の散策であった。晴れた日には、松本平の向こうに北アルプスの山並みを見ることができる。これは圧巻である。
ともかく、美ヶ原は松本の生活の思い出そのもので、そんな思い出に浸りたくて、今回再登することにしたのだ。
霧が峰八島園地の駐車場から有料道路を引き返すと、料金所があって、ここから三城牧場を目指す。670円払った。
扉峠で有料道路から離れ、再び有料道路に入る。これは420円。
三城牧場の前に駐車場があって、ここに車をとめて、さっそく歩き出す。三城牧場はキャンプ場もあって、その敷地の中の遊歩道を歩いて行く。20分ほど登って行くと登山道入り口があった。
深い林の中の道を行く。あまり傾斜のない道をしばらく行くと、キャンプ場にでる。そこから本格的な登山道になって、傾斜はすさまじく急になる。
この道を「百曲」という。その名の通り、何度も何度もジグザグをきって登って行くのだ。最初は樹林の中の道だが、3分の2を過ぎると展望が開けてくる。行く手には美ヶ原の、屏風のような絶壁が立ちふさがっている。ともかくあそこまで登らなければいけない。
百曲りの終点には1215分頃到着。そこからは牧草地が広がっていた。
牛がのんびりと草を食んでいて、その向こうには王ガ頭のアンテナ群がたっている。
まず、美しの塔に行った。観光客がたくさんたむろしていた。私はここのベンチに座って昼食をとり、ついでに昼寝をしてしまった。
昨夜の睡眠時間は2時間半だった。さすがに疲れる。
寝ていると騒々しくなって、何かと思って顔を上げると、中高年のおじさん、おばさん達30人ほどの一行がやって来たのだった。これも百名山ツアーなのだろうか。
ひととき、なんかすごく騒がしかったが、この一行が去ったら急に静かになって、人がほとんどいなくなってしまった。
美しの塔の中に入ってみた。何もなかった。昔は鐘を鳴らすことができたと思ったのだが。よくみると、塔はひどく新しく感じる。建て直したのだろうか。
美ヶ原最高峰の王ガ頭に向かう。平らな道を行くのだが、けっこう距離はある。
アンテナ群の手前に大きな建物があって、これはホテルであった。この裏にまわると、そこは三角点のある王ガ頭山頂である。この王ガ頭が美ヶ原の山頂ということになる。
ここから三城牧場へ下る。
最初はすごく急な下りだ。なにしろ断崖絶壁を下るのと同じなのだから。
この道はよく踏み込まれた、しっかりとした道だった。
百曲と同じようにジグザグの道であった。1時間足らずで下りきって、林道に出る。林道をしばらく歩くと、再び林道から外れて山道を行くようになる。この道も歩きやすい。走るように下って、三城牧場についたのは3時半頃であった。

三城牧場から松本に向かう。
汗をかいてしまったし、時間もあることなので温泉に立ち寄ることにした。
いつもの通り、浅間温泉の「枇杷の湯」で入浴した。
その後で、松本に来たら「とりでん」でラーメンを食べなければと出かけたのだが、夏休みで店はやっていなかった。残念。

明日は針の木岳に登る。松本から大町に向かって車を走らせる。途中ファミレスかマクドがないかと注意しながら走って行ったが、なかなか見つからなくて、大町の直前でようやくマクドを見つけた。マクドでこの文を打ち込んでいる。

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百曲登山口


キャンプ場、ここから急登が始まる


美ヶ原の絶壁が迫る


扉峠方向の稜線


ようやく傾斜が緩まった


美しの塔




王ヶ頭山頂







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By:kudougao 2014/3/2
































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