うつぎだけ

標高 2864m


恵那山の帰りに空木岳に登った。山頂からの南アルプスの展望はすばらしかった。
そして、稜線の向こうに見えた南駒ケ岳がひどく印象に残った
空木岳山頂から南駒ケ岳


2007年中央アルプス全山縦走の記録
BACK 恵那山


なぜか松本に住んでいたとき、中央アルプスにはまったく登らなかった。北アルプス華やかさに比べると、この山域は確かに目立たない。
二十歳の頃に、糸魚川から浜松までサイクリングをしたことがある。そのとき、伊那谷から見えたのはまさしくこの中央アルプス連峰だった。

そして25年たって、ようやく空木岳に登る決心をした。

1998年913日(日)
今日は長い道程を歩かなければいけない。
できたら5時に出発したいと思っていたら、目が覚めたのが520分であった。あわてて食事をして出発。
最初道を間違えた。結局6時の出発になった。
最初は平らな道。地図を見ること、この山は長大な尾根を登るコースになっていて、全体として勾配は緩やかなのだ。
もっている本のガイドには木曾駒ガ岳から空木岳に縦走して下るコースが紹介されていて、下りの時間しか書かれていない。登りの時間は想像するしかないのだが、6時間くらいかなと思う。
林の中のジグザグの道をしばらく行ったら、平らなところに出て、お地蔵様が立っていた。これが三本木地蔵である。
ここからは傾斜は緩やかになって、1時間30分ほどで池山小屋に着いた。意外と早い。
小屋から1時間ほどで水場があった。池山に登る道の分岐にもなっている。ここの水がすごくうまかった。
道は林の中を通っていて視界はきかない。
それでも次第に高度は稼げていて、右手の樹木の間から宝剣岳が見えてきた。
10
時頃突然、岩場になった。梯子とかロープがあって、かなり痩せた尾根を歩く。これが「大地獄」とかいうところなのだろう。
これをなんとか通り過ぎて、少し行くと視界が開けた。空木非難小屋への分岐で、そこから真向かいに南アルプスの青い山並みがきれいに見えた。昨日の天気は薄曇りであったが、今日はきれいな青空である。
昔、あの南アルプスの長い長い稜線を歩いたことを思い出してしまう。
分岐から少し登ったら、目の前に大きく空木岳が見えるようになった。花崗岩の白い岩がたくさんあって、なんか燕岳に似ている。
稜線を右にたどると、はるか向こうに宝剣岳が見える。本当は宝剣岳からこの空木岳まで縦走したかったのだが、時間がない。
頂上に着いたのは125分。
頂上は明るい日差しの中で、山全体が白っぽい砂礫で覆われているから、ひどくまぶしく感じた。
頂上で360度のパノラマを楽しんでいたら、南にずいぶん立派な山がみえる。これが南駒ケ岳であった。
あとで調べたら、これは二百名山の一つになっている。南駒ケ岳に登るために、また来ることになるだろう。
天気はいいし、気分は上々である。8時間かかるのではないかと思っていたのになんとか6時間で登ることができた。うれしい。
1時少し前に下山開始。
登山口に着いたのは4時少し前であった。
帰り道はかなり急いで下った。というのはできたら、松本に寄ってとりでんのラーメンが食べたかったのだ。
駒ヶ根から松本までは70キロほどで、5時頃に松本に着いた。
とりでんの中華そばの大盛りを食べて大満足。
松本からは三才山峠を通って、軽井沢を通り、碓氷峠を越えた。碓井峠はすごいカーブの連続で後ろの車にあおられた。
今回は高速を使わずに帰ってきたので、家に着いたのは11時過ぎであった。
これで日本百名山の残りは3つ。光岳、大峰山、宮之浦岳だけだ。



BACK 日本百名山

空木岳登山口


三本木地蔵


池山小屋への分岐看板


池山への分岐。水場がある。


南アルプスが見える


宝剣岳が見える


秋だ


空木避難小屋への分岐

紅葉がきれいだ

南アルプスの展望

空木岳の稜線

空木駒峰ヒュッテ

登ってきた道を振り返る

山頂から宝剣岳方向

南駒ケ岳

山頂の指導標





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