1994年9月10日(土)

祖母山という山は、ごくごく地味な山だと思うのだ。原生林におおわれていて、登山道も深い樹木の中である。
でも、この山のすごさというのは、急な登りが休むことなく続くことで、ガイドブックによると、登る標高差が1360mもあって、歩行時間は７時間20分なのだ。
じめじめした樹林のなかを、ただひたすら登る。展望はまったくきかない。なにが楽しくて、こんな登山なんかやってるのか、もっとおもしろいことっていっぱいあるだろうに……などとつくづく考えてしまうのだ。
頂上に着いた時はさすがにうれしかった。
頂上だけが展望が開けていて、山また山の景観がすごい。本当に深山に分け入った、という感じなのだ。

登山口に帰り着いたのは12時くらい。なんか結果としてはかなり速いペースで下山することができた。

登山開始6:40、国観峠8:48、山頂9:39、下山12:10

 臼杵の石仏を見て、佐賀関という港から16:00発のフェリーに乗った。70分で四国の三崎港に着いた。いよいよ四国だ。
四国に来たら、やっぱり温泉は松山の道後温泉だぜ……というわけで、この「坊っちゃん」の温泉に入るためだけに、わざわざ松山に立ち寄ることにした。８時過ぎに到着。今日は土曜日だけあって道後温泉はにぎわっていた。
有名な道後本館は入浴260円。９時までやっている。

石鎚山の登山口に着いたのは11時すぎであった。
車の中で寝た。