1984年8月13日

夜が明けたら、空は晴れていた。

荒川三山がシェルエットで見える。そして今日登る塩見岳が、まるで坊主頭のような形でに聳えているのが見えた。

それにしても、塩見岳は遥かかなたに見える。本当にあんなに遠くまで歩いて行けるのだろうか、と心配になる。

ご来光を見ることができた。

なんでもない日の出なのに、山で見ると、どうしてこんなに荘厳なのだろう。

小河内岳小屋5:20→6:40烏帽子岳6:55→7:44三伏峠7:55→9:16本谷山9:30→11:53塩見小屋12:45→14:00塩見岳14:25→16:00北荒川岳キャンプ場

三伏峠までは順調にコースタイムをこなしたが、峠で道を間違えてからペースダウン。

ともかく、塩見岳までは登った。

ただただバテバテの連続で、我ながらこんな調子でよく3000mの山に登って行けるものだと感心してしまう。

塩見岳の山頂で、予定から1時間の遅れである。
予定を変更して、今日の泊りは北荒川岳のキャンプ場にする。なさけない。

このため、当初予定していた北岳から仙丈岳への縦走はあきらめなければいけない。

←烏帽子岳2726m、後ろは塩見岳

→本谷山2657m、9時16分に着いた。

←塩見小屋

塩見岳の天狗岳が見える