なんたいさん
標高 2484m

奥日光、上州の山のことはまったく知らなかった。深田久弥のおかげでこれらの山を登ることができたと思う。
男体山は日光の観光地の山と侮っていたが、さすが百名山、手ごわかった。
男体山山頂の神像 

男体山 奥白根山 武尊山 赤城山

この年の夏は上州の山を登りに出かけた。
百名山をかなり意識していて、残ってるのをまとめて登ってしまおうという考えだ。
私は栃木、群馬にまたがる山のことは良く知らなかったのだ。
男体山は日光に行ったときに、中禅寺湖から眺めた。
日光白根山、武尊岳、皇海山などは名前も知らなかった。最後に登った赤城山は国定忠治で知っている程度。
こうして考えてみると、本当に日本の山のことを知らないと反省してしまう。
まあ、深田久弥のおかげで、日本の知らなかった山に登れるというわけだ。



1995811

青森から東北自動車道を600kmほど走って、日光に着く。
ここからさらに中禅寺湖を目指す。
登山口は中禅寺湖の湖畔にある二荒神社である。
神社の前に駐車場があったので、ここに車を停めた。7時であった。
石段を登って二荒神社の境内に入る。
山に向かって歩いていくと門があって、ここが登山口。
石段を登っていく。
この石段がけっこうきつい。5分ほど登ると遥拝場というのがあった。
男体山は信仰の山で、山岳修験道の山としてかなりの格式を持っているらしいのだ。ここから男体山を遥拝するということなのだが、鬱蒼とした林の中で、山なんかかけらも見えない。不思議だ。

ここから、さらに林の中の急な道を登っていくと、30分ほどで突然、広い林道に出てしまった。これが三合目。しばらく林道を歩く。
いくつかのカーブを曲がって歩いていくと、行く手に石の鳥居が見えて来る。これが四合目である。
8時を少し過ぎた。ここで休憩しながら山頂を振り仰ぐと、崩壊した広い沢が山頂に向かって続いている。なんか痛ましい。
鳥居をくぐると再び山道になる。
しばらくは林の中の道だったが、ガレ場に出てしまった。これはさっき四合目で見た、崩壊の激しかった沢だ。
このガレ場の登りはきつかった。
1時間半、このガレを登り続ける。
道はこのガレを縫うように続いていて、ジグザグに登っていく。
中禅寺湖から見る男体山は、どっしりとしていて、急峻な感じはまったくしないのだけど、こんなに厳しい登りがあるとは、考えてもいなかった。
この登りから、下を見ると中禅寺湖がきれいに見えた。
登るにつれて、中禅寺湖が小さくなって、視界が広がっていく。
休憩しながら、中禅寺湖を眺めることだけが救いみたいな。
途中には合目毎に小屋が建っている。
八合目は瀧尾神社という神社であった。
八合目を過ぎると、視界がまた広がって、木の階段の道を登っていくとようやく山頂に着く。
山頂にはやはり鳥居が立っていて、立派な神社があった。三角点まで行って、休憩。
北側に立派な山がそびえている。
地図で確認すると、女峰山、大真名子山らしい。
男体山を日光観光地の中にある山と軽くみていたが大間違いで、さすが百名山にふさわしいすごい山だと痛感した。
帰りは来た道を引き返した。
登山口に戻ってきたのは1時であった。

明日は白根山を登る。

中禅寺湖から車を走らせ、竜頭の滝を見物して、戦場が原に着く。
ここからは男体山がどっしりと聳えているのがみえた。
戦場が原はゆっくり歩くべきなのだが、昔歩いたことがあるので、今回は省略。
展望台から眺めるだけにした。
車を走らせて、今日泊まる予定の湯元に着いた。
ここにある「奥日光湯元キャンプ場」にテントを張った。
時間もあるので温泉に入りに行った。温泉で汗を流して、冷たいビールを飲む。気分は最高。
しかし、キャンプ場は最近のアウトドアブームで
人がいっぱい。
夜はこの連中がけっこう騒がしかった。



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男体山登山口


四合目


四合目付近からの中禅寺湖展望


五合目小屋


山頂直下の登り。これがきつかった


山頂直前にあった太郎山神社の祠


男体山山頂


二荒神社の山門に戻った






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by:kudougao 2001/6/16






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