いしづちさん

標高 1982m
 


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石鎚山2002年
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1994年9月11日(日)

石鎚山は修験道の山である。奈良時代に役の行者が開基したという。大山のときもそうだったけど、白装束の修験道姿のひとも多い。
石鎚の登りはまずロープウェイなのだが、これは8時から運行される。
始発のロープウェイに乗った。とんでもなく急な斜面で、これを歩いて登ったら何時間かかるか---、そう考えると片道900円は安いと思った。
ロープウェイの頂上駅が標高1300mで、ここから登り始める。
ともかく、この山全体が信仰の山だけれども、そのかわり観光客も多くて、とても登山とは思えないのがゾロゾロ歩いている。雨でも降ったらどうするんだ、と思っていたら、本当に雨が降り出した。

朝から天気はあまり良くなかったのだが、風が強くなり、霧雨のようになってきた。雨具を着込む。
霧島山のとき使ったあと、そのままほうりこんでいたので、なんか臭い。

いよいよ「二の鎖」にとりかかる。石鎚山で有名なのは鎖場なのだ。鎖の長さは60m以上もある。
この鎖場のときがちょうど雨が一番強いときで、岩が濡れて、すべることこのうえない。けっこうつらかった。
頂上には10時半頃に着いた。あいにくの霧と強い風でまったく展望はきかない。
山頂小屋の中で食事をしてたら、子供達の歓声が聞こえてくる。雲が切れて、すぐ近くに、鋭く切り立った天狗岳が見えるようになっていたのだ。霧が強い風にどんどん吹き飛ばされていく。流れる白い雲の間から青空が時々のぞく。なんかうれしくなってくる。
天狗岳に向かった。
石鎚山の最高峰はこの天狗岳(1982m)なのだ。とんでもない断崖絶壁になっていて、けっこう恐い岩場が続くのだ。

この石鎚の最高峰は岩の重なりで、狭くて、頂上から下を見下ろすと本当に足がすくむ。雲がどんどん流れて展望が開けて、四国の山の連なりがどこまでもどこまでも見渡せる。さすが西日本の最高峰。
なんかものすごく充実した気分で下山した。

登山開始8:15、弥山11:20、天狗岳11:47、下山14:18

 小歩危、大歩危を通る。すごい峡谷である。祖谷の谷を通っていく。すさまじい急な山の斜面に家々がへばりつくように建っている。どうしてこんなところに人が住まなきゃいけないんだ、というようなところなのだ。このあたりは平家の落人伝説があるという。

有名な「かずら橋」は真っ暗で何も見えなかった。

8時半、剣山の登山口の駐車場に着いた。車の中で寝た。



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ロープウェイに乗ってしまった


ロープウェイ駅からすぐの成就社


石鎚は修験道の山だ


石鎚天狗岳山頂


天狗岳から弥山を見下ろす





















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