日本百名山 
  みくにだけ

標高 1644m
川入→30分→登山口→3:00→地蔵山岳→1:30→三国岳

飯豊連峰を縦走する。飯豊山は二度目の登山なのだが、どうせ登るのなら花が一番きれいなときにしようと思っていたのだ。川入から入山して、三日間かけて全山縦走をするつもりである。
三国岳山頂の国見小屋.

 川入から地蔵小屋跡へ
山都駅からの川入行きバス


飯豊鉱泉の民宿の中を行く


御沢登山口


下十五里


地蔵小屋跡にはすごく荒れた道を行く


とりあえずテントを張った


2004年7
25

飯豊山に登ることにした。
北海道から帰ってきてあまり日も経っていないのだが、32日で飯豊に行く。
なにしろ、登山がしたくて会社を辞めたのだから、花のきれいなこの時期に山に行かなくてどうするというんだ。
登山口はJRの山都駅。ここからバスで川入まで行って、登り始めるのだ。バスの時間を調べると、今の時期は山都駅発840分と1330分がある。ともかく無職の自分なので時間は有り余っている。のんびり行くことにして1330分のバスに乗ることにした。そこから逆算すると仙台発は10時頃の新幹線ということになる。

川入のバス停から歩き始めると、すぐに集落の中に入って、それはみんな飯豊鉱泉の民宿であった。すぐに集落を抜けて川の流れに沿って歩いて行く。
私のガイドブックには登山起点になる御沢小屋まで30分と書かれているのだが、35分かけて着いたのは立派なキャンプ場のようなところであった。新しい建物が建っていて、トイレとか水場もきれいである。登山届けを受け付けるところがあったが、誰もいなかった。
この建物の少し奥に登山道入口があった。
樹林の中の平坦な道を10分ほど行くと分岐があった。ここが御沢登山口である。大きな登山道案内板の他に石燈籠や板碑もある。そして「御沢の杉・栃」という巨木もあった。やがて急な道になった。
すごい急な登りが続く。疲れた…と思う頃に着いたのが「下十五里」。少しここで休憩。
ここから順次、中十五里・上十五里と続く。
登りついた稜線が「笹平」である。
展望が開けたと思ったら、すぐに再び樹林の中の道になってしまった。
私は今日の泊まりを地蔵小屋のあたりと思っていたのだが、途中出会った登山者の話しを聞くと、その小屋は今はもうないらしい。小屋の跡は多分広場になっているだろうから、そこにテントを張ることはできるだろう。困るのは水場なのだが、私のガイドには地蔵小屋裏に水場があると書かれている。何とかなるだろう。(ところが何ともならなかった)
分岐点に出た。右に行くと「地蔵小屋跡」で左に行くと水場経由で「剣が峰」とある。予定通り地蔵小屋を目指すことにした。
ところが、この道はめちゃくちゃに荒れていた。涸れた沢の中を行くのだが、ほとんど人が通らないような道で、薮が覆っていたりする。
行けど行けど小屋に着かない。
ほとんど地蔵山山頂と思われるところで、やっと地蔵小屋跡の指導標があった。時間はもう6時になっていた。
ところが、この小屋跡はすさまじく狭いところであった。こんなところに本当に小屋が建っていたのかと疑いたくなるようなところであった。少し広くなった登山道の傍らに古い材木が積んである。これが小屋の跡なんだろう。
仕方がないので、草が生い茂る上に強引にテントを張った。
心配した通り、水場なんてどこにもない。念のために2リットルのポリタンと0.5リットルのペットボトルを満タンにしておいたのは正解だった。



 剣ヶ峰から三国岳へ
三国岳へ登り始める


三国岳へは岩場の登り


剣が峰。奥が国見山


国見小屋、改装中


626

4時過ぎに起きたのだが、朝食とかテントを畳むのに時間がかかって、出発できたのは610分であった。
地蔵小屋跡から少し行くと広場に出た。ここなら小屋が建っていても不思議でない場所なのだが。
ここは地蔵山に登る道の分岐でもあった。一つでも多くの山頂を踏みたいので地蔵山に立ち寄ることにする。ピークにはすぐに着いた。山頂の標識もないさみしい頂上で、展望もよくない。すぐに引き返した。

急な道を下ると道が合流する。この道が水場経由で剣が峰を目指す道なのだ。これまでは北を目指していた道が、ここから西に向かうようになる。
行く手にはすごい高さで聳えている山があって、これが三国山である。そして、三国山へ登る稜線は切り立った痩せた尾根であった。
当然のごとく鎖場がある。
剣が峰はこの痩せた稜線のなかのピークである。
ここを下ったところに水場の表示があった。
昨夜の野営でほとんど水を使いきっているので、水を汲みに行くことにした。
すさまじく急な道を下る。往復で1時間もかかったりして…などと心配したが、水場はすぐにあった。ポリタンがいっぱいになって、やっと安心できた。
休憩しながら三国岳を眺めるが、すさまじい断崖となって切れ落ちている。すごい。
ここから急な岩場の道を登って三国岳山頂にたどりつく。7時半であった。
三国岳は山頂のほとんどを国見小屋が占めている。ところが、この小屋は現在工事の真っ最中。
その片隅で休憩。
ここでは7人の登山者が休憩していた。彼らは今朝、切会小屋を出てきているのだ。
縦走路がずうと続いている。飯豊はつくづく雄大だと思ってしまう。


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