いぶきさん

標高 1337m
三宮神社→40分→1合目→40分→3合目→1:30→8合目→30分→伊吹山山頂→2:00→三宮神社

伊吹山は、昔、大阪に住んでいたときに登ったことがある。
そのときは職場の仲間と二人で夜間登山をした。
伊吹山頂の日本武尊像

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2001年8
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伊吹山にはスキー場がある。普通スキー場には広い駐車場がついている。今日はそこに車を停めようと思っていたのだが、驚いたことに伊吹山スキー場には駐車場がないのだ。
登山口には神社があって、そのまわりにはお土産屋さん兼宿屋があって、有料駐車場と書いた看板がいっぱい立っている。
そして驚いたことに、伊吹山はライトアップされていた。
夜間登山用にリフトが動いていて、それが照らされているのだ。
昔、私が初めて伊吹山を登ったときも、やはり夜間登山をした。
これは大阪に住んでいたときのことで、会社の同僚のKさんと登った。山頂に着いたときは霧の中で、霧に濡れたこともあってともかく寒かった。この当時、山頂には避難小屋があって、そこに入って固形燃料を炊いて暖をとったことを覚えている。
ともかく伊吹山は夜間登山が可能なのだ。
私がこの神社の前に着いたときも、夜間登山の一行が集まっていた。
なんか懐かしかった。
この夜は国道沿いのトラックが停まっているいる駐車スペースに、車を停めて寝た。
暑くて寝苦しかった。それでも4時まで眠っていた。

812

4時半に眼を覚ました。
天気はあまり良くない。なんか雲がどんよりと立ち込めている。
伊吹山の登山口に向かう。
ここの有料駐車場はどこも1000円ということらしい。
登山口にいちばん近い駐車場に車を停めた。朝早いので、駐車場の係りの人はいない。帰って来たときに払えばいいだろう。
神社の右に登山道入り口がある。
広いしっかりとした道だ。これなら夜間登山でも十分歩ける。
40分ほど、ジグザグに登って行くと1合目に着く。
この1合目がスキー場のロッジが並ぶところなのだ。
どうやらこの伊吹山スキー場は、車でくるところではないようだ。
大阪から電車で来る人が大半なのだろう。だから駐車場がいらないのかもしれない。
1合目からはスキー場ゲレンデの中の道を行く。
少し登るとお寺があって、その奥に2合目の指導標があった。
ここから一登りすると3合目に着く。
ガイドブックによると、ここまではリフトで来て、この3合目から歩き始めることになっている。
3合目にはリフト乗り場の大きな建物があって、けっこう俗化されている。
キャンプ場もあって、ここまで車が乗り入れることができるようだ。
今日は調子が悪い。のどが渇いてしょうがない。水ばかり飲んでしまう。睡眠不足もあるかもしれない。
この3合目で長めの休憩をとった。食事もした。
そしたらなんか元気になった。朝食は神社のベンチでいなり寿司を食べただけだったから、空腹だったのかもしれない。
最後にお湯を沸かしてコーヒーを飲んだ。
元気になっていよいよ伊吹山の本格的な登りにとりかかる。
この3合目からは伊吹山が壁のように聳えているのが見える。
この急な斜面をジグザグに登って行く。
でも道はしっかりしている。
5合目には小屋があった。自販機もおいてある。ジュースの誘惑に負けそうになった。
我慢して先を急ぐ。
ただひたすらの登りが続く。
合目ごとに指導標が立っていた。
やっとの思いで稜線に着く。けっこう人が多い。
ここからそのまま山頂を目指した。
山頂はお土産屋さんが立ち並んでいた。これはいったい何ナノだと思ってしまう。
その建物も海の家みたいな安普請。
ともかくたくさんの観光客が満ち溢れている。
伊吹山には有料道路が通っていて、ほとんど頂上直下まで車で来ることができるのだ。
その車で来た連中がゾロゾロと歩いているわけである。
伊吹山というのはけっこうかわいそうな山である。
この山は今も砕石のために山肌を削られつつあるのだ。そして、観光客があふれるほど押しかけてくる。
伊吹山はすばらしいお花畑の山でもあるが、それがこうした軽薄な観光客に踏み荒されつつあるというのは、悲惨としかいいようがない。
伊吹山の山頂には日本武尊の石像がたっている。私はこの素朴な造形の日本武尊像がけっこう気に入っている。
ただ、この石造の前には記念写真を撮ろうという人が列をなしていた。
山頂で食事をしてから頂上部の遊歩道を歩いた。
高山植物が群落をなしていてすばらしくきれいだった。
伊吹山といえば薬草の宝庫でもある。
花も多い。
たくさん花の写真を撮って1時半頃、下山開始。
3合目のあたりで、雨がぱらついた。
どうも天気は不安定である。
登山口の神社まで降りてきて、駐車料を払らおうと思ったら係りの人がいなかった。
そのまま料金を払わないで出てきてしまった。ごめんなさい。
でも払うつもりではいたんだよ。
明日の山は能郷白山である。大垣から北上して行く。
車を走らせて行くと「関ヶ原決戦場」という指導標を見つけた。
これは立ち寄らなければ。
大きな石柱が立っていて、その周りに石田三成の旗印と徳川の葵の旗印が立っていた。
ここが関ヶ原の合戦の決戦場かと感心していたら、そこに指導標が立っていて、石田三成の陣の跡も近いらしい。
さっそく車を走らせて行くと木の柵が組まれて、そこに石田三成の旗印「大万大吉」がたくさん立っている。石田三成の陣を復元したもののようだ。
ここは丸山といって、道が山頂に続いている。登ってみることにした。
山頂には展望台が設けられていて、そこからは関ヶ原の布陣の状況がわかるように案内板が設置されていた。またスイッチを押すと関ヶ原の戦いの解説が流れる。
けっこう感動した。
このあと、徳川家康が最後に置いた陣跡、歴史博物館、家康最初の陣跡を見て歩いた。
けっこう関ヶ原を満喫してしまった。

あとは次の能郷白山をめざすだけである。

NEXT 能郷白山


伊吹山登山口


三合目、伊吹山頂が見える


五合目


七合目


七合目から三合目リフト駅を振り返る


九合目、山頂はもうすぐ


山頂付近にはお土産屋さんがいっぱい


ようやく山頂に着く


伊吹山頂



















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By:kudougao 2001/11/3










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