ひらがたけ
標高 2141m

1997年の夏休みはマイカー登山のツアーを行った。1週間、車で上信越地方を走りまわったのだ。
天気にも恵まれて、100名山の7座を登ることができた。

 

青森─→平ガ岳─→雨飾山─→高妻山─→火打山─→妙高山─→巻機山─→魚沼駒ガ岳─→青森

2010年の登山記録

登山口


大倉山への尾根道


下大倉山


奥只見湖が見えた


池ノ岳付近から平ガ岳


ようやく道は平らになった


姫ノ池と平ガ岳


池塘群が広がる


たまご石

平ガ岳山頂


この1997年は青森に住んだ最後の年であった。
北海道から青森に転勤してきて、機会あるごとに本州中部の百名山を登ってきたのだが、そろそろ来年は転勤になりそうなので、いままで登れなかった、上信越に点在している百名山を、一気に登ってしまう計画をたてた。
登ろうとする山の中で、平ガ岳、魚沼駒ガ岳は山中1泊する必要がありそうだ。また、火打山と妙高山は同じ山域なのだが、1日で両方登るのは無理で、やはり2日かかりそうだ。
この年は夏休みが9日だったので、なんとかなりそう。
交通は、マイカーを使う。車で上信越を走りまわることになる。
この間、当然であるが、宿泊場所は車の中か、キャンプ場ということになる。ほとんど流浪人生活なのだが、それはそれでけっこう楽しいそうだ。
車の中には、着替えから、キャンプ道具一式(ロッジ型の大型テントと、背負って行く小型テント。2バーナーのスタンド式のコールマンコンロ、椅子、テーブル、コールマンのランタン)等々、9日間の生活の家財道具一切を詰め込んで青森を出発した。

1997年8月9日
青森から平ガ岳までは本当に遠い。
青森から東北自動車道をひたすら走り、郡山の少し手前の郡山ジャンクションで磐越自動車道に入る。
会津若松ICでおりて、桧枝岐村をめざす。
この道は曲がりくねった山道で、けっこう走りにくくて時間がかかる。一晩中走り続けて、桧枝岐村のあたりで明るくなった。
尾瀬への分岐を過ぎて、しばらく走ると鷹巣の平ガ岳登山口に着く。登山口に着いたのは8時半頃であった。

8月10日
平ガ岳登山は日帰りが無理なので、テントを背負って行く。
登山口を出発したのは9時であった。
登山道は長い尾根の道を行くのだが、最初からけっこう急な道であった。展望の開けた細い尾根の道を歩いて行く。
どんどん高度は稼げる。
最初の目的地「下大倉山」に着いたのは11時45分。
ここからさらに大倉山に1時間ほど、そしてさらに林の中の道をひたすら2時間ほど歩きつづけなければいけない。けっこうアップダウンがある。
平ガ岳というのは、ほんとうにアプローチが長い。
日本百名山に選ばれていなかったら、ぜったいこんな山は登ることがなかっただろうと思う。
池の岳の登りで展望が開けてきて、はるか向こうにダム湖が見えた。地図で確認すると、これが奥只見湖のようだ。行く手にはなだらかな山容の平ガ岳らしき山が見えてきた。
今まで展望のきかない林の中を歩いてきて、やっと視界が開けてくると、なぜか気分も軽くなる。
急な斜面を登りきると、突然、木道が現れ、道は平らになる。木道を少し歩いたら、池が見えてきた。
これが姫の池で、このあたり一帯を姫が原というらしい。
姫が原に到着したのは4時を過ぎていて、9時に歩き始めたのだから、もう7時間経過している。
ここからの景色はすばらしい。
池の向こうに平ガ岳が聳えていて、山頂は間近という感じである。(しかし本当は遠かった。)
ゆっくり休憩して、記念撮影もした。
それからキャンプ場を目指す。
姫が原からほんの少し行くと、分岐点があって、右に曲がってすぐに木道の脇にテントが張られているのが見えた。これがキャンプ場のようだ。
まず、テントを張る。
テントを張り終えて5時。この日のうちに「玉子石」を見に行くことにした。ビデオカメラだけを肩に、20分ほど歩くと玉子石に着いた。
玉子石があって、その向こうに湿原の池塘が広がるという風景は、ガイドブックなんかに掲載されている、あたりまえ過ぎるショットなのだが、同じアングルで撮影してしまった。
玉子石を去る頃に夕方の霧が出てきて、テントに帰り着いたとき、あたりは霧で真っ白であった。

10月11日
朝、5時少し過ぎに平ガ岳山頂を目指して出発。
今回も、ビデオだけ持って出かけた。
木道を20分ほど歩いて行くと指導標があって、少しだけ脇に入った樹林の中が広場になっている。そこに、山頂の標識と三角点があった。
展望はきかない。
この朝も霧に包まれていて、霧の中の散策であった。
テントに引き返してから朝食を食べて、テントをたたんだ。
登ってきた道をほとんど走るようにして下って、登山口に帰り着いたのは10時半頃であった。
一つ目の山が終わった。
次は雨飾山を目指す。



NEXT 雨飾山


姫が原から平ガ岳

山腹に湧きあがる雲

玉子石(あたりまえすぎるショット)

姫が原の木道を歩く自分





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