1991/7/19
標高 2290m
北海道の屋根と呼ばれる大雪山はすばらしい「花の山」であった。
内地とは比較にならない規模のすばらしいお花畑が広がっていた。
 

最初の大雪山への登山は、最も一般的な黒岳から旭岳に向かうコースを歩いた。私が登ったこの時は、高山植物がもっとも美しく咲き誇っている季節であった

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層雲峡─→8:17黒岳ロープウェイ駅─→9:35黒岳─→13:30北海岳─→黒岳石室(泊)

 層雲峡からロープウェイで黒岳駅まで行く。山登りでロープウェイを使うなどというのには、どうも後ろめたさを感じてしまう。
黒岳駅に着いて、荷物の点検をしながら休憩していたら、リスが餌を食べに出てきた。餌付けされているらしい。
かわいい。

登山開始。
黒岳駅からは低い樹木の中の急登である。
あいにくの小雨まじりの天気であった。
途中、お花畑があった。緑のなかに黄色や白の花が美しく咲いていた。
さらに登って、黒岳山頂に着いたのは9時半頃であった。
山頂には、簡単な鳥居と祠があった。天気は晴れることなく、展望はきかなかった。しかし、山頂には高山植物がたくさん咲いていて、その花を眺めることで十分登ってきたかいはあるというものだ。
小さなリスも出てきて、山頂を走り回っていた。
黒岳山頂から黒岳石室までは、30分足らずである。
10時半、到着。

時間はまだ早いので、北海岳まで行ってみることにした。
大雪山山頂部には大きな火口があって、それをとりまくかたちで北海岳、間宮岳、中岳、北鎮岳が聳えている。これらの山をぐるりと巡るのを「御鉢平回り」というらしい。
黒岳石室から北海岳に至る道はもまたすばらしいお花畑であった。まず砂礫の道を行くとコマクサが一面に咲いていた。
そしてさらに行くと色とりどりの花が咲き乱れるお花畑があった。
これらの花々を撮っていたら、けっこう時間がかかって、北海岳山頂に着いたのは1時半頃であった。
あいにくの雨であったが、十分満足して黒岳石室に引き返した。


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黒岳石室5:55─→7:40北鎮岳─→8:09中岳─→8:45間宮岳─→9:43旭岳─→11:10姿見ロープウェイ駅

 朝、雨である。

小屋を6時前に出発した。
昨日は御鉢平回りの南に行ったのだが、今日は北側を歩く。
小屋から北鎮岳の間にあるのが「雲の平」でここもまたすばらしいお花畑である。
私は高山植物の花の名前がよくわからなくて(覚える気がない)、ただきれいだったとしか書きようがなくてもうしわけないのだが。
ともかく、ここでも花を撮影していたらやたらと時間がかかって、北鎮岳に着いたのは740分であった。
ここから、中岳、間宮岳と縦走して、いよいよ旭岳の登りが始まる。
旭岳が大雪山系の最高峰である。さすがにこの登りはきびしかった。
ここまでが、散歩気分だったのだから、これくらいの急登がないとつまらないではないか。(と、今はこんな勝手なことを書いているが、この登っているときは息がきれて大変だった)
旭岳山頂には945分頃到着。雨であった。
山頂にはたくさんの人が登ってきていた。こちら側にも「旭岳ロープウェイ」があって、それを利用して登ってくる人が多いのだ。
旭岳から下っていくと、下にきれいな池が見えてくる。これが姿見の池である。きれいなコバルトブルーの池で、すぐ傍で火山の白い噴煙が上がっていた。
これで晴れていたらすばらしい景観なのだろうが、それは贅沢というもの。
今回の山行では大雪の美しい花を満喫できたのだから。

2006年大雪山旭岳登山



ロープウェイ駅


駅前広場にいたリス。かわいい


黒岳直下のお花畑


黒岳山頂


北海岳山頂


黒岳石室小屋








北鎮岳山頂


旭岳山頂



旭岳山頂

姿見の池

大雪山は活火山だった






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