日本百名山。 |
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あまぎさん 標高 1406m |
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天城トンネル。 |
天城高原ゴルフ場から万二郎岳山頂へ | ![]() 熱海で伊東線に乗り換える ![]() 天城高原ゴルフ場行きのバス ![]() 天城縦走路入り口 ![]() 万二郎岳への分岐 ![]() 万二郎岳山頂 |
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天城山は青森に住んでいたときに登りに来たことがあるのだが、小山からだと地理的に極めて中途半端である。 天城山の登山口は「天城高原ゴルフ場」で、ここへは伊東からバスが出ている。伊東発のバスは7時55分、8時56分、10時16分がある。始発の7時55分には前泊でもしないかぎり無理で、10時16分発だと登山口に着くのが11時半頃になってしまう。なんとしても8時56分のバスに乗りたいのだが、小山発5時10分の朝一番の宇都宮線に乗っても上野駅に着くのは6時26分。東京駅発の東海道線は7時15分、これに乗ると伊東に着くのは9時28分になってしまう。こまった。そこで新幹線を使うことにした。東京発7時10分のこだまに乗って、熱海に着くのは8時1分。これだと伊東線の8時26分に接続する。伊東着は8時48分である。 この路線で出かけることにした。ただし、新幹線を使うので経費は往復で1万円以上かかってしまう。もったいない…。 2001年9月29日 家を出たのは4時半であった。まだ真っ暗だ。 電車の中で次第に夜が明けてくる。 東京に近づくにつれて、空には厚い雲がかかてきた。天気予報では今日は晴れのはずなのだが。 熱海で伊豆急下田行きの電車に乗り換えたが、これがすばらしくきれいな電車で、窓が大きくて、展望に配慮してある。この列車にはザックを背負った人がいっぱい乗っていた。予定の時間に伊東に着いて、たくさんの人が同じバスに乗るのかと思ったら、私以外は2人連れの1組のパーティだけだった。他の人はいったいどこへ行ってしまったんだろう。 バスはいったん南下して、それから天城山系に登っていく。なんか遠回りしているような。 終点間近になってきたら、霧が出てきた。富士山の展望を楽しみにしてきたのだが、今日は期待できそうもない。 バス終点の天城高原ゴルフ場から少し戻ると、左手に「天城連山縦走走路入り口」の案内板がたっている。 この前で、身繕いをして10時15分、出発。 少しであるが、道は沢に向かって下る。 そこから沢沿い(水は流れていない)に緩やかに登っていく。すぐに分岐点に出て、ここから万二郎岳への登りになる。歩いていると人の声がする。登山道のすぐ左がゴルフ場のコースで、プレーしている人たちの声だった。 なんかほとんど傾斜がなくて、登っているような気がしない。登山道を歩いて気がつくのは、普通の登山路と樹木の感じが違うということだ。さすがに伊豆の山だけあって、樹木が亜熱帯の植物のような雰囲気。 最後に大きくカーブを描きながら登っていくと、登山道の行く手に突然「万二郎岳山頂」の黒い指導標がたっていた。山頂という感じではなくて、登山道の途中に指導標がたっているという感じだ。 樹林の中で、まったく展望はきかない。 ここで少し休憩して、次の万三郎岳を目指す。 |
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万三郎岳山頂から八丁池へ | ![]() 万二郎岳を振り返る ![]() アセビのトンネルを行く ![]() 万三郎岳山頂 |
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万二郎岳山頂から急な道を下る。 この途中から、行く手に聳える万三郎岳が見えた。ちょうど雲が途切れたのだ。 鞍部まで下るとしばらく平らな道が続く。 たぶん登っているのだろうが、傾斜が緩やかなので登っている気がしないのだ。 途中、ブナの巨木があったり、アセビのトンネルを通ったりする。 石楠立に着いたのは12時10分。 ここからシャクナゲの大群落が見れるはずなのだが、今は晩秋。シャクナゲの葉だけが茂っていた。 万三郎岳には12時半頃に着いた。 先着のパーティが3組ほど休んでいた。 ここも樹林の中の山頂で展望はえられない。もっとも、雲がかかっているから、樹林がなくても景色は見れないのだが。 ここから、縦走路に入る。 指導標はしっかりしていて、うるさいほど立っている。 すこし歩くと片瀬峠。そしてさらに緩やかに登って小岳。 小岳の標識は最高点より少し下にある。一番高いところまで行ってみたが、何もなかった。 ここから下って、しばらく平らな道を行って戸塚峠に着く。 白田峠を通過して、八丁池に着いたのは14時半頃であった。 八丁池はちょっと大きめな沼。 |
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八丁池から天城隧道へ | ![]() 展望台へ登る ![]() 天城峠 ![]() 天城トンネル ![]() ![]() 天城隧道 |
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八丁池から左手に曲がって展望台への指導標に従って登っていく。展望台への分岐にはりっぱな真新しいトイレが建っていた。 展望台からは下に八丁池を見下ろすことができ、伊豆の山々を見晴るかすことができる。 富士山とか南アルプスも見えるらしいのだが、雲で見えなかった。 ここから一気に下って向峠をめざす。 この間、1時間の長距離。 ただ、この道は稜線をたどるのではなく巻き道ばかりで、ほとんど平らな道になっている。 走るようにして歩いて、向峠には3時半。 ここから約15分歩くと天城峠だ。 この天城峠は新しいものらしくて、旧天城峠はここからさらに3.5kmほど歩かなければいけない。行ってみようかとも思ったが止めた。 旧天城トンネルに下る。 3時50分到着。 この天城トンネルは川端康成の小説「伊豆の踊り子」に出てくる。 主人公は修善寺から旅をして、湯ヶ島からこの天城トンネルを抜けて下田まで旅をするのだ。小説の冒頭で、主人公はトンネルの前の茶屋で休んでいる踊り子一行と出会う。 今は茶店はなくなっている。 また、松本清張の小説に「天城越え」があって、それもこの天城峠を越える旅程が舞台になっている。 天城トンネルの前で写真を撮って、ついでなのでこのトンネルを抜けてみることにした。 距離はけっこうある。 中には明かりがついている。 向こう側に抜けたが、こちらも同じようなたたずまいで、そこから道が下っていた。 車が何台かこのトンネルを走って抜けてくる。 車も通れるのだ。 もう一度トンネルを抜けて戻って来て、車道の左に遊歩道のような道があるのでこの道を下る。 急な階段の道だった。 下り着くと、そこは国道の傍。 すぐにバス停がある。時間は4時26分だった。バスの時間を確認したら4時24分があった。タッチの差で乗り遅れたか。 バス停に座り込んで食事を始めたら、バスが来た。 バスは途中、湯ヶ島を通る。ここには踊り子の銅像が建っていたりして、踊り子遊歩道の始点になっているらしい。一度歩いてみたいものだ。 バスの終点は修善寺。ここで電車に乗り返る。 電車は三島まで行って、ここでJRに乗り換え。 熱海行きの各停が来て、これに乗る。熱海で相当待つことになるのかと覚悟していたら、熱海ではすぐに東京行きがやってきた。これは下田から来た列車。 あとはすべて各駅停車を乗り継いで、小山に帰ってきたのは8時半過ぎであった。 BACK 日本百名山 |
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