日本百名山。 |
あだたらやま 標高 1700m |
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安達太良山 |
1987年10月4日 そのなかに「樹下の二人」という詩があって、「あれが安達太良山、あの光るのが阿武隈川」というフレーズが有名だ。その安達太良山に登ることにした。 さて、この安達太良山の登山だが、私は土湯峠から登ることにした。 代表的な登山コースは、二本松からバスで奥岳温泉に行き、ここから登り始めて「くろがね小屋」経由で山頂に立つというものだ。 私が選んだのは、安達太良山から北に向かって伸びる尾根道を縦走するもので、岳温泉からの道よりはるかに距離が長い。 理由は単純である。 さて、野地温泉の手前に車を停めて、そこから歩き始めた。 旧土湯峠を過ぎて、まず目指すのは鬼面山だ。1時間半の登りだった。 この山頂からは安達太良へ続く長い尾根道が見える。 こんな道を選ぶのではなかった、と少し悔やんだ。 箕輪山との鞍部まで下ると、草原になってほっとする。ここから箕輪山までは笹の中の道を登る。さっきの下りよりは道は緩やかだ。 箕輪山は山頂が草原になっていて、とても安達太良の最高峰とは思えないようなところだった。 まずは、最高峰は踏んだ。一つの目標は達成した。 いよいよ、安達太良山を目指す。 道はいったん、「笹平」という鞍部まで下って、それから登り返す。 尾根の道では、このアップダウンがひどく精神的にこたえる。せっかく登ったのに、また下るのかと思ってしまうからだ。そのくりかえしだ。 箕輪山から1時間少しで、鉄山に着いた。 そして左手下には「沼の平」が見えた。 この沼の平の景観には驚いた。 尾根の右下に、ほとんど真っ白な、池が干上がったような平原が広がっている。 なんか、自分の予想外の風景で、一種の不気味さを感じてしまった。 ここから安達太良山頂はもうすぐで、山頂には「乳首」と呼ばれる黒い岩塊が聳えている。 安達太良山頂からは、すばらしいパノラマが広がっていた。 この日は、すばらしい天気で、磐梯山が特にくっきりと見えた。 あとは、来た道を引き返したのだが、長い尾根道が、いっそう長く感じられた。 |
2006年安達太良山登山 |
二本松の智恵子の実家に行ってみた。造り酒屋だったという、その建物が残っていた。 それから、「あれが安達太良山、あの光るのが阿武隈川」という有名な詩「樹下の二人」の場所に行った。 そこは小高い丘で、松の木が立っている。高村光太郎自筆の詩が刻まれた記念碑もあった。だが、この時は薄く雲がかかっていて、安達太良山を見ることはできなかった。 |
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By:kudougao 2001/4/1
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